※本レビューは、差別化のため一定期間利用後の実感を主体にしています。新製品レビューによくある内容は割愛している部分があります。
※本レビューは2022年8月に完成後、詰めの作業で放置していたものを2024年1月に公開したものです。時系列的にすでに古い情報もあります。
以上、ご了承の上お読みください。
こんにちは。実は初めてのポタアン(ポータブルアンプ)購入です。
先日、通勤時に音楽再生用の旧スマホ(ROG Phone II)が壊れてしまい、素晴らしい機能であるdts Xが使えない環境となってしまいました。
今使っているヘッドホンはBluetooth接続時の音質に少々難があり、イコライザーの一環としてdts Xを使って調整していたのです。orz
それが無くなった今、環境復元のために考えた候補は4つ。
1. dts X対応スマホを買う
2. ヘッドホンを買う
3. アンプ付音楽プレイヤーを買う
4. ポタアンを買う
1は、そもそも搭載かどうかが確認しづらく、またメインのスマホは持っており、購入価格(5~10万)を考えてもコスパが悪いため除外。
2は、TechnicsのEAH-A800の発売を待っているのですが、知り合いの量販店員いわく、日本では未だ発売未定とのこと (Amazon.comでは既に買えます)。更にその代用で買い替えるには勿体ない気がして…。
3と4は思いつきでリストに載せましたが、どちらも購入経験がないため、経験の一環としてはありかなと考察。比較して安価に買えるポタアンをまず調べることに。
そこで見つけたのが、今回ご紹介するポタアンになります。
まさかBluetooth接続できるポタアンがあるとは…
さて、ポタアンを探すに当たってどこを見るか。無難に価格.comで調べます。
全製品で160程度。多いので、何か絞って探しましょう。
使うか分かりませんが、憧れもコミコミで「バランス出力」に対応した機器に絞ります。これで50製品近くまで減り、調べやすくなりました。
その中に、ひときわ目を惹く形が飛び込んできます。
なんだこのダイヤルのついたポタアンは!
独自性のあるものが好きなので、思わず一目惚れ。
しかもよく読んでみると、Bluetooth接続出来るポタアンとな! 今のポタアンはそんな風に進化したものがあるのか、と驚きました。しかもとっても小さい!
そこで、Bluetooth付ポタアンで最も売れている「Fiio BTRS5 2021」との、ざっくりした比較です。緑色が、比較して優れている方を指します。
いわゆる「コスパ」(価格に対しての性能比)で言えば、Fiioを買う方が良いでしょう。
一方、「Bluetooth接続を前提にしたポタアン」と考えた場合、まず一定以上の音質はBluetoothに乗りません。そしてプロファイルが多い方が仕様上良くなります。
また、Bluetoothレシーバー (懐かしのAudio Technica AT-PHA05BTLTDなど)を規準とすると、小さくて軽い方が取り回しやすくなります。
他、購入後に知人(店員)に聞いた話では「バランスで2.5mmは廃れる方だから4.4mmの方がいいよ」とも言質を頂いているため、4.4mm搭載は個人的にプラスです。
後は、Bluetooth以外の利用(つまりUSB-DAC利用)の頻度が少ないほど、有線接続時の高解像度の意味は弱くなります。私は通勤で主に使う予定なので、頻度少ですね。
以上から、価格的には高い方となるものの、一目惚れ補正を加え、iFi Go Bluを購入しました。
ズバリ、この買い物は大正解でした。
必要十分で、心地よい
では外観やボタンの配置はどうでしょうか。
本当はもう少し機能がありますが、通常利用の範囲ではこんなところで、見ての通りとてもシンプルな構造になっています。
操作もシンプル。
電源入れる。音量調整する。たまにイコライザ入れたり切ったり。
そういえば先の機種比較にて、画面の有無がありました。
しかし使い始めると分かります。画面が無くても困りません。
曲名(はどちらにしても見えない)や本格的なイコライザはスマホ側で操作すれば良いのですから。
一方で曲数が増えてくると、どうしても曲間のボリュームに悩む事例は増えてきます。素早く直感的に音量の調整ができる、その一点がとても光って見えますね。
特徴がアダに
2024年、ようやく周りがひと段落したのでレビューを再開したり。
購入から1年半。普段の通勤往復で主に使っていますが、いわゆる経年劣化について。
ボリュームコントロールが、若干ですが怪しくなりました。
挙動としては、空回りする感じですね。回しているのにボリュームが変わらない、1メモリ回しただけなのに急にボリュームが変化する、といった具合です。
恐らく内部機構の問題かと思いますが、発生頻度が少ないので、今のところはだましだまし使う感じでしょう。
一番のウリの部分に経年劣化が来ると、なんというか、力の入れ方が下手に感じますね。
一方でこの機種に限りませんが、ポタアンとの組み合わせは中々良いですね。
特にバッテリーがそれぞれ減っていきますので、どちらかのバッテリーが少なければ接続方法を調整することで不便を解消できます。
Bluetoothヘッドホンとポタアンの補完効果
Bluetoothポタアン、悪くないです。
あくまで私の感覚ですが、ノイキャンヘッドホンに音質を求めるのは酷な気がしますね。彼らにはノイキャンのみ頑張ってもらいます。
一方、音質を生み出すヘッドホンとしての機能は、価格相応にあると思います。
これらを有線経由で生み出すことで、より音楽を楽しむことができるなら、ポタアンは十分良い選択肢となることでしょう。
そういえば本日、YAMAHAのYH-E700B(C)を注文しました。
いい加減今のAH-GC30の「低音弱い、MicroUSB充電、バッテリー少時の警告の多さ、ヒンジの弱さ」に我慢が限界となり笑
そちらも音質等をよくよく精査してからですが、まだまだ長い付き合いになると思っています。
それでは。
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購入金額
29,700円
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購入日
2022年05月01日
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購入場所
Yodobashi.com
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