フォノカートリッジ　GLANZ GMC-20E

グランツのMC型フォノカートリッジです　ネットで針破損のカートリッジが出ていたので購入してみました　MC型カートリッジに分類されますが、内部を観たら全く構造が普通のものと違いますね

アルミダイキャストシャーシー（削りだし？）でお金掛かっています　グランツ最後の夜空に輝く、打ち上げ花火だったのかもしれません　CD発売頃ですからね。

　　　　　　　針折れですが、左にかなり曲がっています　　　　　　　　

針を外したところ　針部分は勘合で嵌め込みです　Ｖ字型部分はマグネットです　左右に2個づつのマグネットでしょうか　その真ん中にコアーに巻いたコイルで発電するようです　　　　　　　　　　　

　　　　　 下の針部分の端子の上の出っ張りで針をロックしてます　指で簡単に外れます　　　　　

円形のコイルが見えますがＬＲチャンネルを一つのコアーに巻いているようです　コイルから細い銅線が画面奥の端子にはんだ付けされています　今回のはLチャンネルが断線してました　Ｒは繋がっていました　円形コイルの上はダンパーです　カンチレバー基軸が曲がっているようでどうにもカンチレバーは修正できませんでした　画面では見えませんがカンチレバー終端からピアノ線で上画像の端子の上にピアノ線を引っかけているようです　円形コアーに左右コイルを巻いているので鉄心入りコイルと言えそうです　空芯コイルではなさそうですね。

コイルからの線材を端子にはんだ付けされていますが、製造時に、はんだごてでプラスチック部分が溶けてしまう感じもしますね　

序にF特を取ってみました　MC型らしくF特は高域まで伸びているようです  正規の状態では無いので

参考程度にお願いします　　

音質？

現状での再生ですがエコーがかって（左も再生してる？）いて変な再生音です　高域まで伸びてはいるような再生音ですね。　

追記　2022-4-12

その後ヤフオクなどでGLANZ MCカートリッジの出品を見ていますが、全てカンチレバーが

左右に曲がっています　ダンパーがへたり、変形しているんだと思いますが修正は不可能に近いですね　カンチレバーを後部からピアノ線で吊っているのでダンパーを剥がし、入れ替えるのは大変ですね　私はやりませんけど (*_*;　

2022-5-8  追記

ダンパーの変形か、カンチレバー基軸部の曲がり（針折れ時の衝撃で変形？）が殆どだと思います

基軸部の曲がりが大だと思いますね。