SWING製 東芝AUREX C-280M交換針 (TO-N-280C)
東芝にオーディオブランドAUREXというのがありましたが、そのAUREXカートリッジC-280M(公開済)を過去に入手していました 今回交換針が見つかったので購入してみました SWINGというブランドは現在の日本精機宝石工業株式会社 JICO社で日本宝石工業、NIPPO などというブランドもJICO社が使っていたブランドです。
追記 : 針はSWING社(現JICO)でダイヤ接合針です(ULTRA-C針では無いです)。
1980年頃の商品だったのでしょう オリジナル交換針はナガオカ ULTRA-Cという針だったようです 昔よく宣伝をみました ULTRA針は東芝とナガオカの共同企画だったです 今回のはSWING(現JICO)のものです 針が原因で音がイマイチというわけでなく再生レベルが低すぎますね 元々低音も弱いのですがフレッチャーマンソン曲線からも再生音が低いと低音も感じにくくなります それを勘案しても低音は出ていますが弱いですね。
ウルトラC針:東芝とナガオカレコード針が共同開発したチップ。サファイアを結晶方向に削り出し、ダイヤ針並みの加工精度と寿命を誇った(サファイヤを結晶方向に削り出すとダイヤ針並みになるなんてすごい技術)
年数経過で針の差し込みとシース(鞘)部分の収まりが滑らかでなく手こずりました
経年変化本体接着が剝がれたので補修したのですが、プラ部分取り付けが多少
歪んでいるようで収まりもよくないようです
高域の特性は実際はだら下がりかもしれないですね WAVE-SPECTRAのサンプルデータ数を2048から4096にすると10KHz以上帯域が鈍ると思います(データ取得時は2048)
左側周波数特性
右側
1KHz再生時の高調波 右側
音質
シスコン付帯品のカートリッジだったのでしょう かなり素っ気ない再生音で、信号再生レベルも低いです 平均的なカートリッジ?だと思いますし、針を替えても同じような動作なのでカートリッジ本体側の原因とも思えます (SHURE V15TYPEⅣとの比較です) 年数は経っていますが低音、余韻、響きが弱いカートリッジですね 2次高調波(倍音)が少ないというのは響きが単調、余韻が少ないということでしょうね。
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購入金額
2,000円
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購入日
2021年09月頃
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購入場所
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