テクニクス フォノカートリッジ EPC-270C
1974年以降の登場以来、Technics 松下電器プレーヤーに付属していたカートリッジで
当時、ナショナルショップ&ナショナル店会5万店あったとのことで、オーディオ製品にこのカートリッジが付けば最大の販売量になったわけです NET記事では1ロット1万個の出荷だったとのこと
当時の松下電器は家電の王様神様という具合ですごく強い時代でした。
このカートリッジはMM方式ですが真面目に作られた感じはしますね 性能的にも立派なものです。
電気店の展示品だったみたいで綺麗な個体でした
新しく開発した磁気特性に優れたCKS磁石を、高強度のアルミ合金カンチレバーに直結する構造を採用。これにより振動系の実効質量の軽減と高剛性化を実現し、トレース能力と感度の向上を図っています
B級オーディオファン様よりコピーさせていただきました
ソニーにXL-15というカートリッジがあります ソニーのオーディオ製品の付属だったり個別にも
販売されていました その出荷総計は100万セットだったようです 松下電器であれば270Cは400~500万セットくらい売ったのかもしれないですね。
8KHz付近でやや中だるみはありますが、18KHz付近では増加します
右信号 赤いグラフは高域がダブっていますが高域の針の追従とPCソフト描画が間に合わない訳でダブります
データ欠落とも言えますね
音質
(現状品の音質についてです)
再生音は100Hz付近が強調されてややボンボンします また高域は出るのですがざら付く音ですね
高域が歪が出ます 性能的には数値は出ているけど音の柔らかさ、繊細さが弱いように思えます 過渡特性は良いと思いますが、ややドンシャリとも言えますけどね 当時のシステムステレオでは「いい音だなぁ~」とご満悦だったかもしれません 今回のは接合丸針なので楕円針ではまた違ってくるかもしれないですね ものすごくは良くはならないと思いますけど まあ年数的にも45年くらいは経過しているカートリッジですが、270Cの再生音の片鱗を聴くことができました 当時のこのカートリッジであれば普通は不満はなかったと思います セラミックカートリッジも実用領域の時代でした。
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購入金額
0円
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購入日
2021年06月頃
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購入場所
harmankardonさん
2021/07/31
MMで手軽に聞くには,安くて,変なくせのないいう印象です.
タコシーさん
2021/07/31
結構真面目に作られたカートリッジですね 同時期、私は205Cというカートリッジを購入して聴いていました ですがそのカートリッジも覇気のない再生音でした やや大人しい音でしたね
まだまだ物理的には性能が良くても、オーディオ的にはそれだけじゃないってことだったのでしょうね(評論家対策?) 新技術は導入されていますがオーディオは巨匠みたいな人が仕切らないと
なかなか評判をとるまでにはいかなかったようです。