Kingstonから発売された低価格大容量SSDのNV1シリーズの1TBモデルです。
従来のA2000のコストパフォーマンスを引き継いだ後継シリーズですが、
大きな違いとしてNANDメモリがTLCからQLCに変わっています。性能は
そこそこで耐久性が劣りますが、流石にQLCタイプのNANDを搭載するSSDが
世に出てだいぶ経つので書き換え可能回数の指標となるTBWも改善されつつ
ありますし、そろそろメインで使っても問題無いかな?というところまで来て
いるように思います。まぁ自分はまだしばらくメインにする予定はないですが(ぉ
QLC NANDを搭載するNVMe SSDで有名なCrucial P1とその後継のP2の間に
収まるようなスペックで、最大2,100MB/sの読み込みと1,700MB/sの書き込み・
TBWが240となっています。またNANDチップが少なく済むので1TBという
大容量ですがコントローラもNANDも基板の片面にのみ実装されています。
これをどこにつけるかですが、まずメインマシンは
すでにWD Black NVMe SSD 500GBを使用しており容量は増えるものの、
読み書き速度が劣るSSDに交換するのはちょっと・・・と。次にサブの
ノートPC、
こちらもWD Blue NVMe SSD 1TBに加えてWD Blue SATA SSD 1TBと
まさかの2TB SSD環境なので割って入る隙も無く、残ったのは
ここ最近配信ライブをテレビで楽しむのに使っているNEC LAVIE Direct
DT GD29BZ/Bでした。実はこちらも128GBのNVMe SSDをつけていま
したが、NVMe SSDらしからぬ大人しいスペックだったので交換したい
なーと思っていたところこちらが来たのでちょうどよい感じです。ちなみに
当該機にNVMe SSDを追加するには
別途M.2 SSDトレーが必要になります。
Intel B250チップセットを採用するマシンなのでNVMe SSDとの相性も
特にないようで、
Acronis True Imageで予め取っておいたバックアップイメージをUSB
メモリにコピーし、
SSDを交換して
WinREで起動するレスキューディスクから復元するとすんなり完了しました。
交換後のベンチマークはCrystalDiskMarkを試したところ、
スペックにほぼほぼの近いスコアが出たので普通に使えそうです(w
ベンチマーク後に温度を見ても
エアフローがそこまでよくないスリムタワーケースでも40℃に届かない
くらいで、なかなかぬるめです。
新製品と言うことでエントリーとはいえ値が張るのかと思いきや、最初から
特売品みたいな価格で売り出されています。耐久性や使っていく中での
パフォーマンスの変化は追々見ていきますが、サブマシンには勿体ない
かもしれませんねー。
追記:2021/12/16
Windows 11対応PCへの入れ替えで入ったMate J タイプML MRE32/L-6に
こちらを移植しました。どちらもPCI-Express 3.0 x4対応スロットなので
特に移植後のパフォーマンスの大幅な向上はないです。MateはWindows 10
ProですがLAVIEはWindows 10 Homeだったので、データそのままそっくり
移植ではなくきちんと再セットアップディスクでOSを入れ直してから環境を
作り直しています。なお再セットアップディスクで起動したときにSATA SSDが
認識されている状態だと再セットアップ先にNVMe SSDが出てきません。
NVMe SSDに再セットアップしたいときはSATAドライブは全部無効にする
必要がありました。
-
購入金額
0円
-
購入日
2021年05月18日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。