仕事専用のモバイルルーターとして、Y!mobile Pocket WiFi 603HWを3年ほど使ってきました。
イーモバイル時代のGP09Lから長らく使い続けたPocket WiFiシリーズですが、さすがに今回の更新月では解約しようと思っていました、何しろ、現在の料金プランでは月額4,000円以上払っても月々7GBまでの定額プランにしかなりません。
一方でドコモのahamoを皮切りに、大手キャリアに月額約3千円で20GBというプランがそろってしまうと、いわゆるモバイルルーターを敢えて契約するメリットはほぼ無くなってしまいます。そこで今回は通常のスマートフォンを何か用意して、そのスマートフォンのテザリングをモバイルルーターの代わりとして使うことにしました。
当初は3大キャリアの20GB格安プランの何かを契約するつもりでいたのですが、自分が持っているスマートフォンでテザリング中心の運用に適したものが何かあるかと考えると、該当するものがなさそうと言うことに気付きました。
テザリング端末としては
・通信速度が速い
・バッテリーがそこそこ持続する
・OSが新しめ
という条件を考えていましたので、OSが新しい端末が余っていないことがネックになっていました。そこで急遽方針を変更して、ワイモバイルのアウトレット端末を購入して15GB/月のプランで使うことにしました。ahamo等と比べればやや割高ですが、Yahoo!プレミアム会員の会費も含まれていると考えれば許容範囲でしょう。
アウトレット品なので最低限だけのセットで届きました。
無難にまとまっているが、性能面では物足りない
アウトレット品は付属品どころか外箱も原則的に何も用意されていません。書類を除けば、届いたのはこれだけです。
まあ、特に必要なものがあるかと言われても無いわけで、これで十分ですが。
画面が21:9という縦横比であるため、随分細長い印象を受けます。
使い始める前にSIMをセットする必要があります。SIMトレイを開けてみましょう。
SIMトレイだと思っていた部分はmicroSDカードトレイであり、SIMはその横に専用トレイが用意されていました。
SIMカードトレイに、イラストの通りにSIMをセットします。
SIMトレイはこの向き(その前の写真は裏返しです)で挿入します。ここでは写っていませんが、microSDスロットにもSanDisk Ultra 128GBを装着しています。
無事通信できていることを確認しました。
さて、この端末はあくまでモバイルルーターのつもりで買っていますので、スマートフォンとしての使い勝手はあまり気にしていないのですが、一応気付いたことをいくつか。
私が現在Android端末として主に使っているのは、OPPO Reno AとSONY Xperia XZ Premiumです。
特にXperia XZ Premiumは世代こそ全く違うものの同じSONY製端末であり、これと比べてどうかという話なのですが…。
現時点でも、快適さではXperia XZ Premiumの方が明らかに上です。というのも、端末としては世代が大きく違うものの、実はSoCの世代は全く同じで、当時のハイエンドであるSnapdragon 835を搭載するXperia XZ Premiumに対して、当時のミドルクラスであるSDM630を搭載するXperia 8という関係となっているためです。メモリー搭載量も同じですから、SoCの性能差がそのまま使用感につながっています。
ただ、端末の設計が新しい分だけ改善されている部分もあり、どちらも電源ボタンに指紋センサーが内蔵されているタイプなのですが、認識の精度はXperia 8の方が大幅に向上しているようで、Xperia XZ Premiumでは度々認識エラーが発生していたものが、Xperia 8では殆ど一発認識です。
それ以外のカメラ等は正直言ってあまり興味は無く、モバイルルーターの代わりとしては十分役立っているということだけははっきりと言えます。
Xperiaとしてはローエンドモデルですが、絶対性能こそ限界は感じるものの、端末としては良くまとまっていると思います。今回のアウトレット品のように格安端末という扱いであれば文句なしでしょう。
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購入金額
7,800円
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購入日
2021年03月26日
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購入場所
ワイモバイル オンラインストア
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