かつて E-MU Systems から発売されていたGM音源です。しかし、E-MU の製品として言及されることがあまりない珍しい音源です。
海外の電子楽器にはよくあるように、AC/ACアダプターで動きます。日本でよく見るAC/DCアダプターでは使えません。しかし、購入時に付いていたACアダプタは何故か直流9V出力のものでした。
そこで、別途交流9V出力のものを買ったのですが、1Aでは足りないようでしばらく使っているとめちゃくちゃ熱くなりました。マニュアルには消費電力25Wと書かれているので、単純に計算して2.8A使うようです。
筐体の特徴
表面にはモニタ用ヘッドホンジャック、音量調節、シリアル切り替えスイッチ、モードインジケーター、モード切り替えスイッチ、通信インジケーター、電源ランプ、電源スイッチがあります。
MIDIケーブルで鳴らす場合、電源投入時にはシリアル入力になっているので真ん中のボタンを1回押す必要があります。
それと、MIDI IN につなぐとMIDI入力のランプが点滅します。MIDI にはアクティブセンシングという仕組みがあって、ウォッチドッグタイマーのように断線を検知するのですが、それ用のメッセージに反応しているのかもしれません。
裏面には左から、電源端子(前述のようにAC入力なので注意)、MIDI IN、MIDI OUT、MIDI THRU、シリアルTHRU、シリアルIN、音声出力、音声入力の端子があります。なんとシリアルポートが2つあり、イラストで分かるようにプリンタやモデムとSound Engineを切り替えられる機能が付いています……もう使うことは無いでしょうけど。
説明書はオンラインで見つかりましたが、シリアルは Old Mac のみ対応しているようです。もう使うことは無いけど! 海外ブランドだから PC-98 に対応していないのはしょうがないとしてなんでDOS-Vに対応しなかったのか。
肝心の出音は……
音色はトーン128種類とドラム64種類を持っています。GMの128種類しかないくせにドラム多いな。初代Proteusシリーズの音らしいですが出音が軽いです。それと、ドラムがやけに目立ちます。
スペック上は32音ポリだそうですが、データによっては音が途切れる場合があります。
有志によるE-muの専門サイトでもProteusとかは当然掲載されていますが Sound Engine は言及されている様子がありません。
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購入金額
22,000円
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購入日
2021年03月27日
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購入場所
大京商事(ヤフオク)
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