レビューメディア「ジグソー」

データバックアップの最終兵器もとい最終砦

企業インフラ(サーバー系PC構築および運用)を経験していて感じていましたが、個人使用においてもテープドライブがバックアップの最終兵器かなと個人的に思っています。

特に自宅でNASを所持している場合にはデータバックアップの最後の砦になるのかと。

 

容量が少なければ BD-R によるバックアップでよいかもしれません。

しかし、容量が多いとディスク入れ替えと容量毎にファイルを調整するのが意外と大変であったりします。

 

テープドライブによるバックアップは、それらの作業から解放されるうえ、復元時の手間が少なくなります。

 

 

・・・っと思ってはいるものの、ずっとテープドライブを入手していませんでした。

というのも優先度は緊急ではなく、通常使用するわけでもなく低いものです。

バックアップの最終砦として使うものなので、後回しにしてきました。

 

とはいえ、個人でテープドライブを購入するとなると、新品だとそれなりの値段します。

LTOの番号はバージョンを表しており、そのバージョンが新しくなる程値段が高くなり、記憶容量もアップしていきます。

 

今回は、ヤフオクで比較的入手しやすいLTO6のテープドライブを中古で入手してみましたので、レビューをしていこうかと思います。

 

ちなみに価格は41,800円、送料1,150円でした。

 

 

更新: 2021/03/23
はじめに

そもそも、LTOテープドライブとは。。。

高速転送、大容量を実現する磁気テープストレージです。

外部サイトの方がわかりやすく情報がまとまっていると思ったため、詳細は割愛します。

各自WIKIなどで検索してください。

 

更新: 2021/03/25
下準備

想定外の事態で遠回りした

◆ソフトウェアについて

Windows環境で使用する場合、有償の対応ソフトウェアが別途必要です。

どうやらHPのサイトでユーザー登録すると、RHEL用ソフトウェアを無償で使用可能なようです。

そのソフトウェアでLTFS(Linear Tape File System)が使用可能で、テープをディスク媒体もしくはリムーバブルメディア(USBメモリ、外付けHDD等)と同様の操作で扱えるようになります。

ということで今回使用するOSはLinuxで無償使用にしようと思います。

 

 

◆環境について 

環境はテープドライブ専用機として別途構築する予定。

下記のような感じでデータバックアップを考えています。

【NAS1】

  └─【NAS2】※1

      └─ 【LTO専用PC】--> 【テープドライブ】※1

 

※1 NAS1データをバックアップします。

 

 

◆製品情報について

このサイトが製品ページになるのですが、届いた商品の接続インターフェースはSAS接続ではなくてFC(ファイバーチャネル)接続でした。

よって、こっちの資料1資料2を参考にしました。

 

 

◆接続ケーブルについて

これはマニュアル記載された製品背面の図です。

右側の長方形がSFPコネクタ(ファイバーチャネル)、電源コネクタはMolex Microfit powerとなってる部分です。

これがMolex Microfit powerと記載の電源コネクタです。

このコネクタ…市販品で売っていないんだ。詰んだ・・・orz

素人は思うでしょう。

 

だいたいのストレージデバイスは12v、5v、GNDで動作しています。

こんな感じです。(Windowsペイントで作ったやる気がない適当画像)

※テスターをあてたり、分解して一応確証は得て明記しているので内容はあってるはずです。

 

デスクトップPCであれば、これらの電源は確保可能です。つまりDIYレベルでなんとかなるレベル!

問題はこのコネクタに接続可能なパーツの入手。

まぁ、結果なんとかなった。詳細は下記パーツのレビューを参照のこと。

データケーブルとして下記のFCケーブルを使用する。

ケーブルを下記のSFP+モジュールへ接続します。

モジュールはLTOテープドライブに付属していました。

 

 

 

 

更新: 2021/03/26
やってみた

設定が正しいのか不明だが、読み書きは出来た!

◆ファイバチャネルの設定

下記製品をセットし、LTOテープドライブに直接接続した。

 

PCのBIOS画面でOpROMをUEFIに変更して再起動します。

 

再度BIOS画面に入り、Fibre Channel Adapteの設定画面に入ります。

 

Scan for Fibre Devices を選択します。

 

Please waitが表示され、下記画面が表示された。

WWN(World Wide Name、イーサネットのMACアドレスのようなもの)を見るとデバイス認識していると思われる。

 

 

◆環境構築

OSは CentOS Stream 8を利用することにした。

ソフトウェアはrpmパッケージでのインストールでエラーが出たため、ソースコードからコンパイルして無事にインストール出来た。

 

 

◆試し書きする前に

事前にエアダスターでホコリを飛ばしたので、仕上げにテープのクリーニングを行うことにする。

ここで使用するのはクリーニングテープという専用品。

何回も実行するとテープヘッダが摩耗するらしいので、決まったタイミングでクリーニングする必要がある。タイミングはLTOの世代や稼働時間や書き込み容量で変えるようだ。

問題なくクリーニング出来たと思うので、読み書き用のテープカートリッジを入れます。

 

 

◆ファイル共有で手軽に操作可能にしてみる

sambaサービスを使用して、LTOテープのファイル格納先をファイル共有で公開してみる。

 

以下の画像より下記のことが確認できた。 

・LTOテープドライブ(/dev/nst0)が認識されており、ローカルの /mnt/lto にマウントしている。

・容量として2.3TBが使用可能な状態になっている。

・テープドライブにテストファイルを1つ置いている。

・この時点でテープドライブへの試し書きは完了している。

 

 

上記の状態で、sambaサービスを起動して、/mnt/lto を ReadOnly で公開した。

アクセスするとこのような感じで見ることが出来た。

ファイルを開き中身を見ることが出来たので、目的は達成した。

 

ちなみにLTOテープドライブへ書き込む際はNASをcifsマウントして、ファイルおよびフォルダをコピーしてLTOテープドライブへ書き込む運用とします。

更新: 2021/04/02
使用経過

後日記載予定

◆データバックアップ ★2021/04/02 追記

NASデータをバックアップしようとしてデータを取りまとめていたら、丁度テープカートリッジの最大容量(約2.3TB)でギリギリに収まる感じだった。

ちなみに未フォーマット時は2.5TBでLTFSフォーマットすると2.3TBくらいです。

 

書き込み時は「キュイーン」と音がして、MOドライブのような感じでした。

音量としてはDVD-R等を最大速度で書き込むくらいな感じ。

 

書き込んでは止まってを繰り返しているようだが、NASから直接データをコピーしているためギガビットイーサネット速度の100MB/s前後程度しか出ていない。

ローカル環境のSSDに書き込みためのファイルが置いてあればもう少し速度が出るのかもしれない。

 

時折止まるので連続書き込みではないようだが、ドライブを手で触ると45℃以上はあったと思う。

熱いと思えるくらいで触り続けると危険な程度な温度だ。

とりあえず書き込み処理を行っているときは扇風機で風を当てることにした。

 

結局、2.3TBを書き込むのに6.5時間程度かかった。

上記結果から計算すると平均書き込み速度は103MB/sくらいです。

 

LTO5は最大140 MB/s、LTO6は最大160 MB/sの書き込み速度です。

まぁ個人使用なので許容範囲の速度かなと思いました。

 

 

VNCでリモートアクセスし、NAS上のファイルをLTOテープデバイスへコピーしている図

特別なアプリは使用していない。

 

それにしても約8時間ずっと「キュイーン、キュルキュル」と音が鳴っており不協和音な感じでした。一定音ではなく音階が定期的に変わります。

企業のサーバールームだと、その室内そのものが空冷ファンでうるさいのでLTOデバイスがうるさくしても然程気にならないと思いますが、個人宅で鳴りっぱなしは少々不快に感じました。

 

◆データリストア

後日記載予定

  • 購入金額

    41,800円

  • 購入日

    2021年03月19日

  • 購入場所

    ヤフオク

11人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • jakeさん

    03/25

    ドライブ本体の値段もありますが、動かすまでの投資額が高くなりがちなのがネックですね。
    LTO-8だとドライブだけでウン十万円とかする世界ですし、なかなか手が出しづらいです。
  • かもみーるさん

    03/25

    少なくとも、BD-Rへバックアップするより楽にはなります。
    LTO世代が最新なら容量と速度を確保出来ますが、個人利用ではコスパは悪いです。
    しかも常用するものでもないですしね。

    新品での各種パーツの入手は個人利用だと、少々悩むかと思います。
    中古でもよいと割り切れるならばLTO5/LTO6あたりで数万円くらいの投資でいけると思います。
    それでもSAS接続は人気なので落札は時間かかるかもしれません。

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