取り付けは、条件が合えば、めっちゃ簡単です。

条件というのは、

1. 机の背面に横板が無い
2. スチールや、芯まで木材等の硬い天板

この２点だけ。

その条件に外れると、ちょっと面倒になります。

取り付けるデスクの端から机の裏側に１０ｃｍほどの空間がある机なら、Cクランプで挟んで、ネジを回すだけの取り付けだけです。

また、天板にケーブルホールのある机で、穴の計が５０ｍｍ以下の場合は、グロメット式で挟むだけで同様に簡単に設置出来ます。

VESAマウント取り付けステーには上部にハメ込む切り掛けがあるので、上側のネジを４㎜位の空間を開けて先に付けておき、上部のネジに引っ掛けてから、下側のネジを取り付けて、上下のネジを固定すれば良いだけなので、モニターを一人で持てるのであれば、手伝って貰わなくても簡単に取り付けられます。

モニター背面から、DPケーブル、USBケーブル、電源コードを、モニターアームに這わせて行くのに、束ねるケーブルカバーが付いているので、ケーブルもスッキリと纏められます。

ケーブルカバーは、片側がフリーになっているので、簡単にケーブルの取り外しが出来ます。

ところが、支柱側のアーム部分は、ケーブルを隠す部分がネジでの取り付けな上に、スペースが狭いので、電源ケーブルともう一本位しか押し込む事が出来なかったのが残念です。

画像では、強引に３本のケーブルを纏めて入れてみましたが、DPケーブルが太いので、モニターを動かす時に微妙に干渉して引っ張られる感じがしたので２本のケーブルだけ入れなおしました。

と、こんな感じで、しっかりとCクランプで挟める硬い天板の机であれば、あっという間に設置が終わります。

最後に、モニターの重さに合わせて、ガス圧スプリングの調整をすればお仕舞いです。

モニターの足が邪魔で、センタースピーカーが前に来過ぎて音の繋がりもイマイチで、ごちゃごちゃしていたあのデスク回りも

何という事でしょう！

こんなにスッキリとしたデスク周りに大変身！！

なんて、某匠の番組の音楽が頭の中に流れていたのも束の間、Cクランプを奥までしっかりと咬ませることが出来なかった為か、やたらとグラグラするので、穴を開けて固定をしようと取り付け初日は取り敢えず様子見をしてみました。

机を動かしたり、ホコリの掃除をしたり、パソコンの掃除をついでにしたりしていたので、一時間位掛かりましたが、モニターアームの取り付けだけなら賞味１５分も掛からない位簡単でした。

問題は、取り付けるデスクの天板の背面側に、補強の横板のあるデスクはCクランプ式の固定が難しい点と、軟な机の天板でした。

私のデスクは、安いデスクなので、軽量化やコストカットの為に、ハニカム構造の芯材に天板を貼ってあるタイプのデスクでした。

その為、普通に使う分には硬い天板だと思っていたのですが、一点に荷重が掛かるようなモニターアームの取り付けには、机に設置する部分に補強用のプレートを取り付けないと、天板が重さに耐えかねて、アームスタンドの柱がめり込んでいきます。

更に悪い事に、背面側に横揺れに対する補強で横板が端から５ｃｍ位の所についていた為、Cクランプ式での取り付けの場合は３ｃｍほど奥まで入れる事が出来ませんでした。

せめて、横板まで１０ｃｍ位ある机であれば干渉しないで、しっかりと固定出来たと思われます。

上記写真のように、クランプの背の部分が机まで到達していないので、微妙にグラグラします。

支柱の中心からクランプの端までは５５ｍｍですが、ハンドルが３０ｍｍ位あるため、机の端から横板までが５０ｍｍだと、ハンドルの分しっかりと固定出来ませんでした。

この時点では、グラグラするのは、奥までしっかりとCクランプを咬ませる事が出来ないからだと思っていたので、ガッチリ固定するために穴開けて固定をするかと仕方なく天板に穴を開けてグロメット式で取り付ける事にしました。

Cクランプを外して、M８×１２０ｍｍのボルトを適当な長さになるまで延々とねじ込んで行きます。

受け側のロックプレートの長さは７５ｍｍあるので、５０ｍｍ以上の穴でも対応出来そうではありますが、自己責任でお願いします。

９ｍｍのドリルで天板に穴を開けて取り付けました。

画像の左側にケーブル用の穴が開いている板が、背面側の横板です。

こいつのせいで、Cクランプでしっかりと固定することが出来ませんでした。

天板の補強材なしでの取り付けは、見た目はスッキリとして良かったが、左に伸ばした状態では、支柱部分が机の天板にめり込んで、遅かれ早かれ破損しそうな状態になってしまいました。

 ※慌てて取り外したので、写真は取り忘れました。

天板の補強材を購入する時間も待てなかったので、家に転がっているDIYパーツのパイン材の板を使って補強材を作成。

表側を塗装しようかとも思いましたが、乾く時間も待てなかったので、カーボンシートを貼ってごまかし、裏側は見えないからそのまま木材を付けてみました。

最終的には、こんな感じの設置になりました。

まだ取り付けて２週間程度なので、ガススプリングも元気に作用しています。

モニターのスイッチを押すと、ビヨンビヨンと揺れてしまいますが固定には問題なさそうです。

３０００円という価格を考えれば上出来だと思います。

ひょいひょいと動かせて、かなり便利！

油圧部分の調整は、六角で調整するので面倒ですが、一度モニターの重さに合わせて設定すれば変更をする事もないので問題ないものの、支柱に固定する六角と、モニターの上下を調整する六角ボルト！

お前らはダメだ！！

私の場合は、一度設置したら動かすことはないので、これで良いとも思えますが、手元に持ってきたり、遠のけたりと頻繁にする人には六角固定は微妙。

モニター首振り部分の上下と左右は多少六角の締め込みトルクを調整すれば、動かしたりも出来ますが、自由自在という感じではないです。

自由自在に動くのは、支柱から１番目の１８０度動かせる部分と、２番目のガス圧スプリングアームの３６０度部分の２点のみなので、この２点が自由に動けば問題ない人には、コスパもバツグンに良い商品です。

六角ボルトが鬱陶しい個所は、ハンドル式のクランプレバーで対応をしたので、自分なりに改良するのも良いかもしれません。

このハンドルは、ハンドル部分がラチェットになっているので、緩めるのも締めるのも、くいっとハンドルを引っ張ると空転するのでおススメです。

上下の首振りにも取り付けようと２本購入しましたが、今のところ必要性がないので取り付けていません。

モニターアームを使っているだけで、パソコンがバリバリ使える人っぽい雰囲気になれちゃうイメージ。

それが、たったの３０００円で出来ちゃうのは満足感たっぷり。

特に必要性もなかったのに、センタースピーカーを置くためだけに購入したモニターアームは、

まさにプチ贅沢な商品でした。

実質３０００円で購入出来るモニターアームとしては、必要十分な性能。

快適に動かせて、モニターの位置も思い通りの場所にしっかりと固定出来ます。

モニター本体を取り付け時のVESAマウントにも工夫がされているので取り付けし易く、

硬くない天板でも、補強用プレートを最初から購入しておけば取り付けに問題はありません。

ガススプリング以外の稼働部分については、調整がし易いような改善が欲しいところではありますが、価格を考えれば問題なし！

お試しに買ってみるのも良い商品だと思います。

なにより、設置後の満足感が半端ないです＾＾