かつてはMicronのコンシューマー向けフラッシュメモリー製品ブランドという位置付けだったLexarですが、現在は商標が売却され中国Longsysのブランドとなっています。
Micron時代からこのケーブル状USBメモリーであるJumpDriveシリーズは存在していて、以前レビューも掲載しています。
以前取り上げたJumpDrive C20mはUSB typeA-microUSB typeBという形状の製品でしたが、今回のJumpDrive C20cは時代の変化に合わせたUSB typeA-USB typeCという製品です。公称性能はJumpDrive C20mと同じく最大読み出し速度130MB/sとなっています。
以前のJumpDrive C20mはまだMicron時代の製品で、サポート先としてマイクロンジャパンがきちんと記載されていたのですが、今回のJumpDrive C20cではパッケージ表面のLexarロゴの脇に「Lexar, an affiliate of Longsys, a Chinese company」と記載されていて、Longsys移管後の製品であることが判ります。
製品の外見からは移管による変化などは特に見られません。
書き込みはもう一歩だが、コストパフォーマンスは悪くない
それではいつも通り、ベンチマークソフトによる速度検証です。例によってASUS P6X58D-EのUSB 3.0端子に接続して計測しています。
傾向としては、以前取り上げたJumpDrive C20mとほぼ同じです。今回はCrystal Disk Mark 7.0.0がテストに加わり、そこで公称性能である130MB/sを達成していますが、Crystal Disk Mark 5.1.0ではほぼ同等の結果です。
書き込みについては、どのテストでもシーケンシャルで40MB/s程度で落ち着いていますので、これがこの製品の実力とみて良いでしょう。ランダム4Kの値はリード・ライト共にシーケンシャルの結果から想像が付く程度の結果です。
速度性能は特に優秀というわけでは無いのですが、最近のAndroidスマートフォンやタブレットであれば直接接続できる場合が多いUSB typeC端子を備えていて、価格も手頃であるということを考えれば、コストパフォーマンスはまずまず良好と評して良いのではないでしょうか。
以前のJumpDrive C20mの結果から、恐らく64GBの製品であれば書き込みの弱さも大幅に改善されるはずです。32GBについては格安品クラスとして標準的という程度です。
-
購入金額
680円
-
購入日
2020年08月15日
-
購入場所
テクノハウス東映
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。