今回の新型コロナウイルス流行の中、会社のミーティングは原則Microsoft Teamsか、Skypeを用いたオンラインミーティングになった。同じ社屋にいて容易に集まれるメンバーでも、一つの部屋に籠って対面で会議するのではなく、自席でPCに向かって会議を行う。
そうなると比較的大きめのディスプレイを使っているのもあって、相手が数メートル離れている通常の会議よりむしろ相手の顔が良く見えることになる。会社のミーティングなので同僚の顔の映りなんぞ、どーでもよいが、後ろから光がさしていて、顔が真っ暗なメンツ、ひと昔前のWebカメラで粗い画像のヤツ、 社用iPhoneからエントリーしていてやたらにドアップなもの....
社内の人間なので、顔や性格わかっているので驚かないが、逆光のひとなんか、顔の中心真っ暗でメガネの縁だけ後ろからの光で光っている...というかなりホラーなものまであってw、初対面だとドキっとするだろうなと....
この社内慣習の変更で、そんなことを気づかされつつも、自宅では自作PCのため、最近ノートPCでは標準装備になりつつあるインカメラもない状態だった。
でも、
「プライベートでは特にZOOM飲み会する相手もいないしな(´・ω・`)」
とカメラの購入もしていなかった。
ただ、今回その方針を変更しなくてはならなくなった。あるアーティストのクラウドファンディング
で、最上位のフルセットリターン2種には「オンラインイベント参加権」がセットされたのだ。その内容は、購入者限定のクローズドオンラインライヴ...ではなく、ZOOMを用いて、支援者とメンバーがオンラインミーティングを行い、今回のアルバム制作やビデオ制作の秘話や思い入れを訊く...というもの。メンバーも各自の自宅などからバラバラでオンラインに参加し、支援者と交流するひと時を持とう...という企画。
そうなるとZOOMに参加できなくてはならない。ま、一応iPhoneからも参加できるし、PCから動画ではなく固定画像を貼り付けて参加してもよかったのだが、せっかくならメンバーの話に対する自分のリアクションを映したいじゃないですか...ということで、入手したWebカメラ。
実家に置きっぱなしでタイミング的には間に合わなかったのだが、一応ふる~いWebカメラを持ってはいる。
ただ、それは何かのオマケでもらったもので、HD対応はおろか、16:9のワイド映像対応ですらなく、4:3の100万画素固定焦点の初期のWebカメラであり、わざわざ送料掛けて送ってもらうほどのものではない。
そこで、そのZOOMイベントまでにWebカメラを入手しようと。
一応基準としては、会社で時々使っているMicrosoftのWebカメラ、LifeCam Studio Q2F-00020並では行こうかと。今は会社支給PCがノートPCになって、主にそのインカメラを使っているが、デスクトップPCだった時にはよく使っていたWebカメラ。こいつの映りが結構よかったので、これと同等程度のものは入手しようと。
LifeCam Studio Q2F-00020のスペックを調べると、
動画センサー:HD 1080p (1920 X 1080)
静止画撮影画素数:800 万画素相当
フレームレート(最大):30 fps
フォーカス機能:オートフォーカス
デジタルズーム:4倍
パン&チルト:可能
レンズ画角:約75°
レンズタイプ:光学ガラスレンズ
マイク仕様:広帯域 Hi-Fi 内蔵マイク (100 ~ 18,000 Hz)
という感じ。
「800万画素」というのがポイントで、意外にWebカメラでこのクラスというのは多くはない(あまり画素数上げると通信回線次第では重荷になるので)。
また最近はPCそのものの、ノートPCへの移行と、それへのインカメラ標準装備化が響いて、大型家電量販店にもWebカメラはあまり種類が置いてなかった。
購入店での在庫商品は、100万画素クラス1種、200万画素クラス3種、800万画素1種、画素数不明2種という感じで、800万画素クラスはひとつしか選べない状況だったので、それを購入。
ELECOMの「日本メーカー製高精細CMOSセンサーを採用」したというWebカメラ、UCAM-C980FBBK。CMAOSセンサーは1/3.2型ということなので、サイズ的には4.4×3.3mmで、iPhone4S時代のアウトカメラと同等なわけで結構鮮明。
比較品のLifeCam Studio Q2F-00020と比べると奥行きは薄い
Q2F-00020は、物理キャップがあるのと三脚固定穴があるのはいいな
そしてステレオマイク搭載で、音質や感度もよいらしく、比較的マイクの評価が高い(特典ZOOMミーティングはオーディエンスの発言は禁止なので使わないが)。
惜しいのは、フォーカスが固定であることと、三脚などへの固定をサポートしていないこと。
ただ、「低照度に対して補正」がかなり性能が良く、相当いい感じに逆光補正する。
会社所有のWebカメラを借り出して、両Webカメラを、ZOOMのカメラに設定して比べてみた。
【UCAM-C980FBBK】<低照度補正なし>
↑背に天井からの蛍光灯照明を受けると、後ろから照明を受ける=逆光のため顔、暗っ
【UCAM-C980FBBK】<低照度補正あり(自動)>
↑補正を掛けると一気に明るくなる。蛍光灯照明なのでこの色調はリアル←実際の見え方に近い。
比較【LifeCam Studio Q2F-00020】<低照度補正なし>
↑低照度補正がないとやはり暗い。色合いは少し暖色補正かかってる?緑化がなく自然。
比較【LifeCam Studio Q2F-00020】<低照度補正あり(自動)>
↑補正入れると明るくなる。リアルさよりも見た目の自然さ重視の絵造り。顔はやや赤すぎか..
LifeCam Studio Q2F-00020は、結構古いWebカメラで(発売2012年)図体も大きいが、それだけに光学的に有利なのか、なかなか侮れない。色合いはやや暖色が勝っていて、白黒のコントラストと色調もよいが、顔の赤さなどはやや造りすぎの面も。一方UCAM-C980FBBKの方はリアルな感じ。上記画像撮影時は実際には蛍光灯照明下なので、やや青白いのが実は正解。低照度調整した後の肌の色も赤すぎずリアルだが、緑化した映像は冷たい感じ。
絵として美しいものをめざすか、正確な色調再現かという感じ。
なおこのデバイス導入の目的だったZOOMミーティングでは、cybercatの映像は明らかに他の参加者よりは自然で細密な絵だったので、800万画素の威力はあったかな、と。
※イメージ的にはこんな感じの画面分割で行われた(↓):実際のオンラインミーティングの時は、支援者も(カメラつないでいれば)メンバーに交じって画面に映っていて、25分割画面で複数ページあったが。
冬に再流行で、また巣ごもり生活が多くなるようであれば活躍しそうかもね。
【仕様】
対応OS:Windows 10、Windows 8.1、Windows 7、Windows XP、macOS 10.12 Sierra 以降
動作環境:CPU/インテル Core i3 1.2GHzと同等以上
メインメモリ/1GB以上
HDD空き容量/1GB以上
受像素子:1/3.2型 CMOSセンサー
有効画素数:約800万画素
色数:約1677万色(24bit)
静止画 記録画素数:最大約3200万画素(ソフトウェア処理により対応)
動画 記録画素数:最大3264×2448ピクセル
最大フレームレート:30FPS(~1600×1200ピクセル)、25FPS(~1920×1080ピクセル)、
20FPS(~3264×2448ピクセル)
撮影画角:対角68度
レンズF値:F2.8
フォーカス方式:固定フォーカス
撮影距離:30cm~無限遠(レンズ先端より)
スタンド角度調整:上下方向
動作表示ランプ:あり(撮影時に点灯)
カメラ本体 インターフェイス:USB2.0(タイプAオス)
カメラ本体 ケーブル長:約1.5m
内蔵マイク 方式 :デジタルシリコンMEMS方式(ステレオ)
内蔵マイク 指向性:無指向性
カメラ本体 外形寸法:約 幅88.0mm×奥行62.6mm×高さ46.5mm(ケーブルを含まず
カメラ本体 質量:約 78g(ケーブルを含む)
動作時環境条件:5℃~40℃(温度)、~90%RH(湿度/ただし結露なきこと)
保存時環境条件:-10℃~60℃(温度)、~90%RH(湿度/ただし結露なきこと)
保証期間:6ヶ月
付属品:ユーザーズマニュアル、多言語マニュアル
ELECOM 超高精細Full Hd対応800万画素Webカメラ UCAM-C980FBBK
参加メンバーの中では、明らかに画質が綺麗なほうだった
遠隔会議などで、相手に好印象を与えるには第一印象が重要。
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購入金額
7,480円
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購入日
2020年07月26日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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