三脚はすでにいくつか持っているけど、とにかく丈夫で安定性のあるVanguard Alta+ 263APをメインで使っています。でも、大きくて重くて・・・結構持ち歩くと大変なんです。
もう一つは、Vanguard Nivelo 214SL。これはビデオ用に買ったものなので、小さく軽量な代わりに一眼レフで使うには安定性がありません。
そこでコンパクトで丈夫で軽量なものをいろいろネットで探していて、この製品にたどり着きました。お値段も2万円とカーボン三脚としては安いほうだと思います。
丁寧で充実の内容
パッケージは外箱、ケース、本体、六角レンチ、石突、マニュアルとなっています。
Vanguard Alta+263AP(写真奥)との比較です。Alta+263APは縮長635mmなのに対し、この製品はこの状態で415mmです。重さも2kgから1.4kgになり、かなりコンパクトで軽量です。
ケースもひもが長すぎず、口を閉じても程よい長さで使いやすくなっています。
軽量でコンパクト
足は反転させて格納するタイプで、三段階にロックできます。
エレベーターを下げた状態でAlta+263APと比較してみました。
左が足を延ばしていない状態で、右が足を全段伸ばした状態です。本製品は段数が5段あるので、一番伸ばすとAlta+263APよりも高くなります。ただ、エレベーターの長さが違うので、エレベーターを延ばすと同じくらいになります。
スペック上、Alta+263APは耐荷重5kg、本製品は8kgとなっていますが、脚径26mmのアルミ三脚のAlta+263APと比べると、足の細さからくる不安感はぬぐえません。
逆にAlta+263APは耐荷重5kgとはいうものの、非常に安定感があり、このぐらいの安定感だと耐荷重10kgとかで売ってるメーカーとかざらにありそうな気がします。
ただ本製品の強みはカーボン製で軽いことと、5段でコンパクトなこと。なので、これからいろんなところに連れて行って使い倒したいと思います。
多機能を簡単に
■雲台
雲台はボール雲台でつまみ一つで自由な角度に変えられます。水準器も二つついています。
■クイックリリース
アルカスイス互換で、つまみを緩めてプレートを脱着します。レバー式と違ってしっかり固定できます。評判の悪い中央のネジの頭なので、購入したら違うネジに変えようかと思っていたのですが、プレートが緩んでも不意に落下するのを防ぐためには飛び出ててもいいんじゃないかと思ってます。
■一脚化
三脚のうちの一本を外して一脚にできます。これも脚を外して、雲台を外して、くっつけるだけ。ネジを変えたり別な部品を足したり、部品が余ったりということがないので、とても簡単で、使いやすいです。とっさの時に一脚化するのも楽々です。
■石突
ゴム石突は金属製の石突に交換できます。ねじ込み式で簡単に変えられます。
■脚
脚の伸ばし方もこういうタイプもあるのだと初めて気づきました。Vanguard Nivelo 214SLの場合は、伸ばすほうを回すと緩んで、伸ばしたあと先端の方を回すと締まる、というのに対し、本製品は本脚側のネジを緩めて伸ばした後締めるという感じになります。
上:本製品、下:Nivelo 214SL
似たようなものでもだいぶん違うんですね。
外に出るのが楽しくなりそう
Vanguard Alta+263APを買ったときは、その迫力に圧倒されて大きくても重くてもあちこち連れて行きましたが、さすがに長時間持って歩くのはしんどくなってきました。
本製品は程よいコンパクトさと重さ、十分な強度を持ち、かつ安価でとてもバランスの良い製品だと感じています。
コロナ真っただ中で自粛中なので、しばらくは宅内写真ばかりになりそうですが、このコンパクトさはマクロ撮影でも活躍しそうです。
雲台に飛び出たネジ頭
雲台のクイックリリースクランプに飛び出たネジ頭ですが、これまでの使用では付属のプレートを使う分には全く問題ありませんでした。しかし、TAMRON 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2の購入にあたり問題が発生しました。
このレンズの三脚座はアルカスイス互換なのですが、写真のようにプレートにあたる部分に空洞がありません。このままだとクイックリリースクランプに飛び出たネジ頭と干渉して取り付けることができません。
早速近所のホームセンターでM6×20mmのネジを買ってきて交換してみました。
無事取り付けることができました。
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購入金額
20,160円
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購入日
2020年08月07日
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購入場所
Amazon
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