DENONレコード針 DL-109D用 DSN-35
DL-109D用交換針 DSN-35 楕円針ジャンク品です 早く言えば針折れ品です。
入れ物はかなり立派です
MM型カートリッジで針交換可能です 以前も針折れ品を直していたのですが高域が
上がり過ぎていたので再チャレンジです ベージュ色はDSN-35 黒色はDSN-36
ケースと中身が入れ替わっていますね。
DL-109はDL-109D(楕円針)DSN-35
DL-109R(丸針)DSN-36 があります
スリーブの内部でカンチレバーが折れて一部が残っています...
DL-109カートリッジはMM型カートリッジですが、DL-103の性能をMM型で達成しようとしました。MC型に劣らない周波数特性を追求したカートリッジで円形のサマリウムコバルトマグネットを使い、テンションワイヤーでカンチレバーをねじで固定しています 内部にはゴム製の薄いダンパーもありますがカンチレバーとマグネット、テンションワイヤーをピアノ線で保持しています。 これ以前にDL-107という先代機種がありますが交換針構造はDL-109が簡素化されているようです。
上図のスリーブから取り出したカンチレバー組み立て
カンチレバーはテーパー状無垢針カンチレバーを用意しました 丸針です 長すぎたので後で付け足した部分は削除しました
交換針が1978年で11000円ですからかなり高いですね カートリッジ購入可能?
DSN-35
下図のグレー部分は赤い線のピアノ線と同一でフレキシブルに可動します
円形マグネットの両端はピアノ線で同一です
長すぎた状態のカンチレバー その後, 修正 カンチレバーはAT-VM35のものです
その後、継ぎ足した部分を削除して、再結合しました ↓ 修正後:カンチレバーを短くした状態
コピペ...
カンチレバーは肉厚0.025mmという薄さで剛性が高い特殊軽合金パイプをテーパー状にすることで、超高域にいたる諸特性を向上させています。
また、振動系を支える支持部に一点支持方式を採用することでステレオ再生に不可欠な上下・左右方向だけに均一な自由度が得られ、有害な振動に強いという特長を得ています マグネットにはサマリウムコバルト系マグネットを使用しており、振動系全体の軽量化と高出力化を図っています
また針先には曲面半径0.65ミル=16.5ミクロンの丸針を使用しています (DL-109R)
カンチレバーが長い時の撮影
結果は高域が驚くほど(15dB位)上がっています 原因良くわかりません DL-109は難しいですね
低音は素直に出ていますが、高音の「シッ」などの音が耳障りに聴こえます 10KHzを中心に15dBは上昇...してるのでやむをえません 何処かで高域の共振なんだろうか ゴムダンパーで押さえないと
無理なのかな。女性ボーカルは高音が耳障りですが、男性ボーカル(石原裕次郎)は高音が出ないので結構聞きやすいです 「津軽海峡~冬景色~♪」チリチリ....~!
赤い線が周波数特性です
今回は(というか殆ど毎回ですが)残念な結果となりました これ以上弄っても直りそうもないですねゴムダンパーと普通のマグネットが付いたカンチレバーでやってみると高域が上がらないので、交換した針などに原因があるのでしょう。
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購入金額
0円
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購入日
2020年頃
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購入場所
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