レビューメディア「ジグソー」

光のボケを好きな形に撮影出来るレンズキット

カメラのレンズの前面に星などの形に切り抜いた紙などを押し当てイルミネーションなどを撮ると切り抜かれた形のボケを写す事が出来る事は知られていますが、これを簡単に出来るようになるレンズキットです。


※製品ページより引用

先にレンズフィルターとエフェクト(星など切り抜かれた黒いディスク)のセットが発売されていたのですが、フィルター径が決まってしまうので違うレンズで使いたかったり普通の撮影をしたい時にイチイチフィルターを外すのが面倒に感じ購入を見送っていました。

 

今回レンズとのセットで販売された事で、どのレンズで使用するか悩む必要も無く、レンズごと交換してしまえば良いので楽そうだと購入する事にしました。

ちょうど二週間以内にイルミネーションを撮りに行く予定が入ったのも大きいのですけどね。

「マイクロフォーサーズ」、「Eマウント」、「富士フイルムXマウント」、「EOS Mマウント」、「ニコン1マウント」の5種類のマウントに対応し、OLYMPUS PEN E-P5での利用を目的に「マイクロフォーサーズ」マウント版を購入しました。

更新: 2019/12/18

【外 観】

内容物は、レンズフィルター、ディスク 20枚、レンズ、ステップアップリング、マウントアダプター、ポーチ、日本語マニュアルになります。

オリジナルのディスクを作って使う事も出来ます。
黒い厚紙を直径39mmの円に切ってディスクを作り、ディスクの中央から直径20mmの範囲内に好きな模様の穴を開ければディスクの完成です。

 

レンズは 焦点距離 短焦点 f=35mm、絞り F1.6 〜 F16、フォーカスレンジ 0.5m ~ ∞ のマニュアルレンズです。

トミカのミニカーと比べてもこれだけ小さいです。

マウントアダプターは

カメラ本体側のキャップを外し、ネジ式になっているので締め付けます。

レンズ径は 37mmで、まず付属の 37mm - 52mmのステップアップリングを取付けます。

続けてレンズフィルターを取付けます。

PLフィルターなどである様に固定した後に先端だけ回転するタイプになります。

 

こちらのフィルターの両脇の溝に好みのディスクを取付け完成です。

PEN E-P5に取付けるとこんな感じです。

もちろん径さえ合えばフィルターを手持ちのレンズに取付ける事も出来ます。

ただボケフィルターを使うに当たっては AF(オートフォーカス)のレンズよりも MF(マニュアルフォーカス)の方が向いています。

ボケのサイズや輪郭を好みの形にするには、絞りを変えたりフォーカスレンジを変えたりしなくてはなりません。

 

私が普段使いしているパワーズームでなく通常の AFレンズなら MFへの切替もスイッチ一つなので、撮影の度にフィルターの脱着を手間に感じない方なら、レンズ無しのフィルターセットを買えば半分の出資で済みます。

更新: 2019/12/18

【撮影例】

撮影に当たりいくつか事前設定が必要になります。

 

まずフォーカスが合っていなくてもシャッターを切れるように、カメラ側の設定で「レンズなしレリーズ」をONにします。

撮影モードは Aモード(絞り優先AE)か Mモード(マニュアル露出)にします。

 

そしてレンズの絞りを開放にして、ボケさせたい光の点へフォーカスを合わせないことが、綺麗な形のボケを作り出すコツです。

小難しい事は置いておいて、フォーカスリングを0.5に、絞りリングを1.6に 合わせて、遠くの光を撮影する事で簡単にキレイな形の光ボケ写真を撮影できます。

 

近所のビルで外にイルミネーションを飾っていたので撮影してみました。

 

上は付属レンズで撮影したもので、フォーカスリングを0.5、絞りリングを1.6 にし、雪の結晶の形のエフェクトで撮影したのがこちら
(撮影位置はもっと近づいています)

 

こちらを少し絞ってやった(確か F4くらい)のがこちら

 

光ボケのサイズが小さくなりクッキリし、背景も少し見えてきています。

ほぼ同設定でベルの形のエフェクトで撮影したのがこちら

 

中央に近い程しっかりエフェクト通りの形になり、周囲は捻じれた形にゆがむのでどの辺りに光を持ってくるかも考えエフェクトを選んだ方が良さそうです。

 

端の方でもしっかり形が分かるモノもあれば、ベルのエフェクトだと端の方は何の形か全く分かりませんね。

 

これらを踏まえ夜遅くにドラクエウォークをお供に近所をふらふらしてきました。

 

・歩道橋の上から道路を撮影

 

・商店街

 

・交差点

 

歩道橋の上では手すりにカメラを置けましたがそれ以外は手持ちで撮影しており、手ブレ写真も多かったので出来れば三脚で撮影したいところです。

とは言ってもイルミネーションのある有名どころの撮影スポットではほぼ三脚を使う事など出来ないでしょうから、手ブレ対策を考えて撮影しなくてはなりません。

 

考えつく所では(実際にやったのは)

・「ボディー内手ぶれ補正」機能のあるカメラでの撮影
・画角を決めたらカメラを身体に密着させ腰だめに撮影
・レリーズボタンを押した時にブレない様にセルフタイマーを 2sで撮影
 (レリーズボタンを押してから 2秒後に撮影)

てなところでしょうか。

 

先にも書いたように絞りを変えたりフォーカスレンジを変えたりする事で光のボケの形も変わりますし、周囲も少しハッキリ映った上で光のボケも撮影する事が出来ます。

沢山撮影して絞りとフォーカスレンジの関係を理解し狙った写真を撮れるようになりたいなぁ。

  • 購入金額

    9,680円

  • 購入日

    2019年12月09日

  • 購入場所

    ヨドバシ・ドット・コム

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