自宅内のファイルサーバーは、2台のNASの他に、他の用途を兼ねたWindows Serverを利用しています。ただ、このサーバーは設置スペースの都合で、Mini-ITXのPCを使っています。
そのため、SSDを適当に転がしておいても、搭載できるHDDは3.5インチなら2台までという制約がつきます。
他の用途を兼ねたサーバーですので、HDDの容量は少しでも多い方が有難いというのが本音です。とはいえ、現行製品で最大の16TBなど買う資金は到底ありませんので、2万円台までで買えるHDDの中で、容量の大きいものを選ぶという形です。現状ではこちらの2台を搭載しています。
これで合計18TBですが、合計残容量は約2TBです。TV録画もこのサーバーで行っていますので、しばらく録りためて放置しておくと、あっという間に1TBなど埋まってしまうのです。
そこでそろそろ増量(8TB側の交換)を検討していて、2万円台までで買えるという条件で探すと10TBかと思っていました。しかし、先日行われたNTT-Xストアの日替わりセールで、12TB HDDであるTOSHIBA MG07ACA12TEがこの条件に入ってきたため、急遽購入することにしたわけです。
MG07ACA12TE自体はニアライン向けの製品ですが、こちらの白箱はバルク品扱いの1年保証となります。なお、代理店等は一切記載されていませんが、JANコードの数字からアーキサイトの取扱品であることが判ります。
箱の中身はいかにもバルク品という趣です。まあ、今までのこの用途のHDDは、長くても2年程度しか使っていませんので、その間壊れないでいてくれれば充分です。
型番がMG07ACA12T「E」ですので、512バイトエミュレーション動作モデルとなります。通常のAdvanced FormatモデルであればMG07ACA12T「A」となります。
ネジ穴の位置は、NAS・ニアライン向けに多い位置ですね。一般的なクライアント向けHDDの配置とは異なりますので、取り付けるケース等の形状によってはネジ位置が合わない可能性もありますので注意が必要です。今回利用するCoolerMaster Elite Cube 110の底面では特に問題なく固定可能でした。
HDDに要求する性能は充分満たしている
取り敢えず、現時点で元のSeagate ST8000VN0022との入れ替えは済ましていて、ST8000VN0022はUSBの外付けケースで接続してデータの移行作業に取りかかっています。
作業に入る前に最低限取得しておいたデータを紹介しておきましょう。
MG07ACA12TEは7,200rpmのHDDですが、その割に発熱はさほど多くないというのは好印象です。
現時点で殆ど休み無く6時間データを書き続けているのですが、それでもHDDの温度は38℃までしか上がっておらず、同じPC内でアイドル状態となっているWD Purple WD100PURZよりもやや低めなのです。
メーカー公称値では、最大シーケンシャル速度が約242MB/sとなっていますので、殆ど公称値通りの性能が出ていると判断して良いでしょう。むしろ測定環境のPCの方がCore i7-3770+H77M-ITXというかなり旧世代の環境ですので、こちらの方がボトルネックになっている可能性もあります。もっと速いHDDも無いわけではありませんが、私の場合HDDはデータ置き場という認識ですので、これだけの速度が出ていれば性能面での不満はありません。
ヘリウム充填モデルであるためか、通常の東芝製HDDと比較すると動作音はやや大人しい印象がありますし、前述の通り発熱もまずまず抑えられています。
通常であれば特売品の10TB買うのがやっとという金額で12TBのHDDを購入できたわけですから、些細な不満など気にならないという程度の満足感はありました。
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購入金額
28,800円
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購入日
2019年12月09日
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購入場所
NTT-Xストア
まこりんさん
2019/12/09
あの価格ならありですよね!
jive9821さん
2019/12/09
実はあのセールの時点では外出していましたが、予めiPhoneで商品ページを開いておき、開始を確認して即リロード→カートに入れるで何とか買えました。
あわよくばSSDのWD Black 1TBもと思ったのですが、こちらは商品ページが開けた時点で既にアウトでした…。