私はどうしてもLEDの光が嫌いで、許される範囲であれば可能な限りLEDを使っていません。
PC用の液晶モニターすら、現在のHP Z24iに交換するまではLEDバックライトの製品を自分のPCでは使っていなかったほどですし、TVは今でも冷陰極管バックライトの製品を使い続けています。
自宅の照明も、リビングはさすがにLEDシーリングライトを使うようになりましたが、自分の部屋は未だに丸形蛍光灯を使うペンダント照明です。
照明がインバーター型で、しかも光は弱めという使い方をしていたせいか、もうかなり長い間蛍光管を交換していませんでした。元々使っていたのはせいぜい寿命4,000時間程度のものだったはずなのですが、少なくとも6~7年は交換していなかったと思います。少なく見積もっても、1日6時間以上は使っているはずなのですが…。
しかし、先日ついにちらつきが出るようになってしまいました。もっとも、結果的にこれは照明自体のインバーター故障によるものであることが判明して、器具側を交換することで解決したわけですが…。
その検証に使う形で購入したのが、今回取り上げる「パルックプレミア ナチュラル色」です。
LED照明であれば廉価製品を除き段階的に調色できるのですが、蛍光灯は装着する蛍光管によって発色が決定してしまいます。一般的な蛍光灯は白がきつめで、色温度でいえば7000K以上というものが多いのですが、この製品は5200Kという自然光に近い色温度となっています。
また、寿命は9,000時間ということで、今まで使っていたものの2倍程度の長寿命ではあるのですが、より上位の製品に20,000時間対応を謳う「パルックプレミア 20000」というものが用意されており、それと比べるとインパクトはありません。
過不足のない出来
それでは中身も見ておきましょう。
箱から取り出すとこのような形で収納されていることが判ります。
久しぶりに蛍光管を買ったので、PSEマークや水銀使用製品を表すHgマークなどが印字されていることに初めて気付きました。そういえばいつの間にか水銀を使う製品は身の回りから随分減りましたね。
さて、実際使って見ると、これまでの色温度7000K以上の蛍光管と比べると、全体的な色合いが地味に見えることに気付きます。白のきつさがない代わりに、実際の光量に対してやや暗めに見えるという傾向はあるようです。それでも十分な光量だとは思いますが…。
ただ、これまでに買った蛍光管と比べると随分成形精度が悪いなと感じます。
写真の文字の横にあるリング状のパーツですが、写真では32W管の方が隙間が空いているように見えるのですが、実際には30W管の方が遙かにひどく、写真で見切れている側は円形に閉じていないといえるほど歪んでしまっています。
このシリーズは全て日本国内製造の筈なのですが、かなり雑な造りで驚かされました。この辺りに日本の製造業の品質低下が表れていると思うと少々悲しいものがあります。
とはいえ、普段使う分には特に不満は無く、無難な選択であることは確かでしょう。それでも、Panasonic製はお世辞にも安い代物ではありませんので、もう少し丁寧に作って欲しいとは思いますが…。
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購入金額
1,590円
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購入日
2019年05月22日
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購入場所
ケーズデンキ
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