ビールの美味さが格別な季節になってきましたが!
ビールの美味しさの何割かは泡によるものが大きい。
泡が乗っているビールと、(液体部分から気が抜けているわけではなく)泡がないビールを飲み比べると、それは誰でもすぐにわかる。
泡によってなめらかになる舌触り、アルコール刺激の緩和、弾ける泡で薫り立つホップ...
発砲系の酒は多々あれど、これほど「泡が命」という酒は他にあまりない。
しかし、その泡を上手く立たせるのは結構なテクニックが必要。
ビアホールや飲み屋などでは、注ぐときに炭酸ガスを吹き込み強制発泡させるので、豪快な泡がたつが、あのような泡を家で作るのはなかなか難しい。
そこで、以前ここZIGSOWでもプレミアムレビューされた「コク泡」のように超音波を使って「泡を作る」缶ビールサーバーなどが出てきた。
これはのちにcybercatも買い求め、
そのきめ細やかな泡を楽しんでいたのだが、電動式(単三乾電池2本)で、しばらく使わないと使いたい時に電池消耗していて使えなかったことが何度かあったので、昨年は「手動式」
のものを手に入れた。
これは缶の口に付けた流路の途中に、スクリューのような「かき混ぜ機構」があり、レバーを押下することでそれが回転、離すとぜんまいのような機構で戻る、というもの。こちらは電池切れの問題はないものの、ぜんまいの物理機構が上手く働かないことがあり、レバーが固着気味になって動かない場合もあることと、注ぎ口に直結したレバーを上下させながら注ぐので、こぼれる危険性があるという問題もある。
ただどちらもそれぞれ美味しい泡は出来るので、満足して使っていたのだが、今年(2019年)別形式の「泡作りビールサーバー」が世に出た。それがサントリーのザ・プレミアム・モルツ、もしくはザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エールに同梱された「新型電動式 神泡サーバー」。
カートン売りならさらにグラスが付くけど、グラスはいっぱいあるのでハーフカートンで。
中身はこんなモン(本体と説明書、LINE登録案内)。電池は付属しない。
今までと何が違うのか。
泡を作る機構自体は旧来の電動式同様超音波式だが、従前の「缶から出たビールが通るサーバーの注ぎ口までの流路の途中で超音波をかける」という方式ではなく、「缶に直接超音波をかけて、缶の飲み口までの間に泡をつくる」という方式。
今までは手動/電動ともにサーバー内流路中で泡を作っていたが...
電池はこの部分に入る(単四乾電池2コ必要)。ちなみにここは「持ち手」ではない。
つまり、サーバーの中をビールは通らない。
「泡作りビールサーバー」って泡は確かに美味しいンだけれど、使用後サーバーを分解して洗って干すのがめんどくさいところ。1本しか飲まないときなんかは特にネ。それがサーバー自体にはビールが通るところがない「乾式」ということなら楽そうジャン?
使ってみた。
まず比較として最も原始的な手動式。泡の量の調節はしやすいけれど、少しキメは粗め。そして泡保ちもやや弱い。
用心して少なめにしたが、泡の量のコントロールは一番しやすい。
次は旧来のサーバー内流路でソニックをかけるタイプの電動式。泡が結構ブワっと一気に出るのが小さなグラスではコントロールが難しいけれど、泡はフワフワで美味しい。泡保ちも十分。
ラストが今回の新型電動式。泡のコントロールと言うより、注ぐのにコツがいる。他の2方式と違って、サーバーと缶はきっちりとは固定されていないので、本体支えながら注ぐことになる。その途中でソニックオンというのが意外に慣れが必要。泡自体は超音波式のきめ細やかで保ちも良いもの。
缶の上から超音波では弱いか..と思ったが、泡のきめ、保ちともに問題ない。
泡が粗いが電池がいらない手動式は簡易法、注ぎやすいが泡コントロールは難しい旧電動式、注ぎ方に慣れが必要だが、分解清掃不要な新型電動式、という感じか。総合点では今回のに軍配が上がるけれど、缶が固定されていないのを酔っ払ったときに忘れてビール缶を落としそう...というのと、この方式だけ缶の飲み口をそのまま使うため、缶を伝ってビールがうら漏りすることもあり、どのみち手入れは必要なので、ぶっちぎりの圧倒的優位ではない。使い分けってことになるのかなー...
ま、旨いビールが飲めればそれで良いんですけどね(ダイナシ
分解して洗って干す手間はないが...
拭く必要はあるのと、他の二つと比べると缶に固定できないので、注ぎ方には気を使う。
-
購入金額
0円
-
購入日
2019年05月02日
-
購入場所
イオン
北のラブリエさん
2019/09/14
ジンギスカンもっていきますからw
cybercatさん
2019/09/15
特に札幌で食べた生肉のはサイコーだったなー。