我が家のリビングに設置されておいるTVは、Panasonic TH-43FX500という、4K表示対応の液晶パネルは搭載しているものの、4K受信に対応するチューナーを搭載していないという、所謂「4K対応TV」です。
まあ、元々4K放送を視るために購入した訳でもありませんし、購入直後にWindows PCを接続して4K表示の動作確認は取りましたので、それで良いかと思っていました。しかし、最近では4K放送だけで放送されたり、4Kのみで先行放送されたりするような番組もあります。
4Kの画質に興味はなくても、4K放送を視たいという機会は以前よりも増えています。そこでTH-43FX500に4K放送受信対応TVチューナーを接続することを検討するようになり、5千円以下程度で4Kチューナーを買えるのであれば買っても良いと思うようになっていました。
以前一部メーカーの4Kチューナーが5千円少々という金額で量販店に積み上げられていたことがありましたが、当時は4Kに興味が全く無く買っていませんでした。そのような状況で久しぶりに5千円前後の特価品を見つけることが出来たため購入した訳です。
フロントパネルはかなりシンプルで、電源ボタンの他はチャンネル切り替え(上下)と受信放送切り替えのボタンが配置されているのみです。元々操作はモニターに表示されたメニューに沿って行うGUI型でボタン類はさほど必要ないのですが、他に必要な操作があれば、添付のリモコンを使うことになります。
一方のリアパネルですが、こちらは主に端子類が並びます。アンテナ入力は地上波とBS/CSとで1系統ずつです。他にはTVに映像を出力するためのHDMI、録画用HDDの接続も可能なUSB typeA、イーサネット、ACアダプターの端子が並んでいます。
添付品にHDMIケーブルまで用意されているのはちょっと意外でした。それ以外はリモコン、ACアダプター、各種チラシ・書面類が同梱されていました。
4Kらしい高画質はきちんと表現されている
可能であれば4K製作された放送をご覧いただいて画質を実感していただきたいところなのですが、スマホカメラ等で撮影したところでチューナーの画質を判断するのは困難でしょう。そのため、表示内容は画像としては用意していませんのでご了承ください。
本体について掘り下げる前に、まずは更新を当てて最新の状態にしておきましょう。PIX-SMB400はAndroid 8 TV OSを採用していて、スマートフォンやタブレット等と同様にアップデートを行います。
なお、原則的にはインターネット経由でのアップデートが推奨されていますが、ネットワーク環境がない環境で利用しているユーザーのためにUSBストレージ経由のアップデートにも対応しています。また、一般的なTV・レコーダー類と同様の放送波アップデートは、現時点では用意されていませんので、どちらかの方法で更新作業を行います。
更新作業が終わり再起動すると、ホーム画面へと遷移します。
ホーム画面左上の「Xit BS/CS 4K TVを見る」という部分をリモコン等で選択すると、放送されている番組が表示されます。
丁度設置した後の動作確認時には、NHK BS 4Kで、4K画質できちんと制作された番組が放送されていたのですが、日頃見慣れているTH-43FX500の画質が完全に別物に見えてしまうほど素晴らしいものでした。TH-43FX500自体、それほど画質に優れたTVという訳では無いのですが、ディテールの描写が細かくなることで映像に圧倒的な説得力が生まれました。TH-43FX500を使い続けてきて、このTVの画質が良いと思ったのはこれが初めてでした。
他の4Kチューナーを使ったことがありませんので、PIX-SMB400自体の性能水準がどれほどのものかは客観的に評価することが出来ません。しかし、有無を言わさないような説得力を持った映像を、実売価格5千円前後のチューナーで簡単に得られるというのは、ユーザーにとって大変有難いところです。
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購入金額
4,800円
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購入日
2022年01月30日
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購入場所
ケーズデンキ
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