「スレッド立派PC」メイン機昇格プロジェクト、環境編。
AMD Ryzen Threadripper 1950X
を中心に組んだPC、ストレージ系の強化と光学ドライヴの追加、ビデオボードの刷新によって、昨年秋以降「常用PC」には昇格していたのだが、アプリ系を揃えるにはPCを変えた場合別ライセンスが必要だったり、旧メインPCにインストールしていたヴァージョンが古くて置き換えたい状況だったりで、先立つものも必要であり、なかなか「並行運用」から抜け出せないでいた。
つまり、このアプリを使うときは旧メイン、このアプリなら処理が早い新メインという感じで切り替えて使っていたのだが、この並行稼働で我慢していた最大のポイントは本ソフト最新版のリリースが2月にあるのがわかっていたので、昨年秋時点で急いで切り替えずに半年待ったというのが実際のところ(これに限らず、さまざまなアプリ購入を一度にするのは資金が足りなかったというのもあるが)。
代々cybercatの使う「メインPC」には、「一太郎スーパープレミアム」と「ATOK」が入っている。
これは自分の自宅PCの作業のニーズ的に
・自身の名字が一発変換できないMicrosoft IMEは使いたくない←すべて小学校中学年までに習う漢字なのに
・寸法線を使った精密な絵が描ける(かつフリーハンドな絵も可能な)「花子」の使用頻度が高い
・表計算ソフトは良く使う(事実上の標準であるExcel、もしくは高互換性のソフトが必要)
・Powerpointの図の作成などを持ち帰り仕事することがある(Powerpointもしくは互換ソフトが必要)
というものがあるため、以下のいずれかの組み合わせが必要となる(もっと安い互換Officeと花子+ATOKも考えられなくもないが、互換性の心配が...)。
①Microsoft Office Home & Business以上+花子+ATOK
②Microsoft 365+花子+ATOK
③一太郎スーパープレミアム
自分にとって、ジャストシステムのソフトで重要なのは、もはや「ATOK」と「花子」であり、一時期メーラーとして使っていた「Shuriken」は、家と下宿先で同じメール環境にしたかったせいでWebメール環境に移行して今は使っていないし、PCに向かって文字を打つ作業は相変わらず多いけれど、印刷を前提にした作業=ワープロソフトの使用がほぼないため、「一太郎」に至っては昨年は結局年賀状作成時のわずか2日間しか立ち上げなかった(これも前世紀から一太郎を使って年賀状を作成していたため、パーツやリスト、過去データにアクセスしやすいからにすぎず、「一太郎でなければならない」理由はまったくない)。
そのため、2015年に前メインPCが完全稼働した時に「一太郎2015 スーパープレミアム 30周年記念パック」を購入した後は、ATOK更新の意味のためだけに、2016年には「一太郎2016」、その翌年には「ATOK2017」という感じで刷新してきた。しかしジャストシステムの、『ATOKの単体販売は「ATOK2017」をもって終了し、以後最新のATOKは月額課金の「ATOK Passport」か、「一太郎」に含まれるサブセット版のみになる』という方針変更を受けて、ついに2018年は10年以上ぶりに一太郎/ATOK系の商品を購入しない年となった。
自分にとっては「ATOK」は10年前から完成されており(Microsoft IMEがいつまでたってもその域に達するどころか、指先がかする位置にすら行けていないのが不思議でもあるが)、「花子」も自分の用途の範疇では劇的な進歩を感じないレベルにまで完成されているので毎年更新する必要は全くない。それでもいままではATOK開発と販売維持の応援のために一太郎/ATOK系の商品を購入してきたのだが、単体ATOK含めソコソコのライセンス数を持っており、MacもAndroidケータイも持たない自分にとっては「ATOK Passport」のメリットがほとんどないので、昨年はついに連続購入記録が途絶えたわけ。
しかし今回はメインPCを刷新したので、Officeとしてフルセットを入れようということに。ATOKを最新にしたかったことと、以下の不具合解消を図りたかったのがその理由⇒Windowsの仕様変更(Windows 10 Version 1709(Fall Creators Update)以降)で「一太郎2015 スーパープレミアム」のExcel互換ソフト「JUST Calc」が影響を受け、「IMEを立ち上げて入力する際に1文字目が入力できない」という不具合が起きた。これによって、半角英数入力は問題ないが、表作成などで日本語を使う場合にムダキーをたたかなければならず、ストレスが大きくなってきたので、これを解消したかったワケ。
一応ソフトの組み合わせ3種類の購入コストを考えてみた(とりあえず3年間)。
①Microsoft Office Home & Business以上+花子+ATOK
現在ではATOK単体は2017までしか買えないため、新しい「ATOK Passport」で計算すると、Microsoft Office Home & Businessが37584円、花子が6804円(登録ユーザー価格、以下同)、ATOK Passportが月額286円(ベーシックの場合)。1年で47534円、2年で50966円、3年で54398円(ATOK Passportは初月度無料適用済み)。ライセンスはPC2台分。
②Microsoft Office 365+花子+ATOK
Microsoft Office 365 Soloをベースとして、それに花子2019+ATOK Passportで計算すると、1年で22694円、2年で38870円、3年で55046円。ライセンスは3台分。
③一太郎スーパープレミアム
買い切りなので、永続27216円。ライセンスは3台分。
*いずれもライセンス数は組み合わせで一番少ないものに合わせた。
①は、会社で使うExcelとPowerpointが「ホンモノ」なので、持ち帰り仕事をしたときの互換性を気にしなくてよい利点はあるが、初期投資も大きくインストールできる台数も少ないので選択肢にならない。
②は初年度は安いし、花子以外のアプリは事実上の台数制限がない(~10台)とか、OneDriveの容量アップがあるとかの他の利点もあるが、最近のOffice系ソフトの進歩の鈍化からすれば、次のメインPC刷新までは新しいOfficeを購入しなくても済みそうなので、1年目の単年度の安さで比較しても的外れ。今回組んだスリッパPCの性能から考えると、3年以内に陳腐化することはなさそうなので、4年目以降では買い切り版である③とはさらにこの差は開く。
他のと投資額が倍以上違うとなると結構大きいので、今回は③を選択。ライセンス的にも単一でシンプルだし。
...ということで、発売前予約で購入。最上位の「スーパープレミアム」なので「おまけてんこ盛り」で、辞書やフォント、百科事典などが、ソフト類のほかについてくる。
一太郎系3枚とBritannica ImageQuestのディスクとカタログ類
おものだちのjive9821さん情報では、
今回から店頭販売分は「PIN版」という「購入店レジで有効化し、インターネットでアクティベートするタイプ」に切り替わったみたいだが、Just MyShop取扱いの直販版は相変わらずのシリアル入力タイプ。
Just MyShopからの購入なので製品はUser ID(94始まりとは時代が..)と紐付け済み
あと「一太郎2019 早期予約deとくとくキャンペーン」の期間中に予約したので、さらに「一太郎オリジナル コットンポケッタブルトートバッグ」が付いた。これ、コットン製でたたんだときに広がらないようにホックが付いているトートバッグ。大きさは深さがおよそ40cm、幅が30cmで厚さが10cm弱。買ったマザボなんか持って帰るのには最適??(スリッパ用は箱が厚くてNGだけれど)
インストールは、今のところ使う予定のない「Shuriken 2018」を除いたすべて。
「一太郎2019」は起動すると「いつもの」机風のレイアウトが現れるが、最初に画面構成やパーツのレイアウトが選べるのが良い。季節に関する語句などを提示して、インスピレーションを導くという「感太」というウインドウがあるのだが、自分としては邪魔なだけなのでこれを取って、縦レイアウトを使いやすくするため、ツールバーを右におろした。これでシンプルで使いやすい画面に。
一太郎を使うとき(用紙を縦に使う文書が多い)は上下を広く使いたいので、右に配置。
「花子2019」は相変わらず使いやすい。自宅の組み立て家具の設計などはこれでやってしまっているので、古いファイルもきちんと読めるのが重要。
Excel互換の「JUST Calc 4」は、プライベートでは一般的な関数や条件付き書式設定程度までの使用で、マクロやVBAは使わない自分としては十分。それより、Windowsのアップデートによる仕様変更で「日本語入力時の1文字目が欠ける」という不具合が解消されたのが大きな効果。
普段は四則演算くらいしかしないので、これで十分(↑ソシャゲーのカード管理w)
PowerPoint互換の「JUST Focus 4」は、それ以前に使っていた「一太郎2015 スーパープレミアム 30周年記念パック」に同梱されていた「JUST Slide」より互換性が増していて、ほぼ崩れなくPowerPointファイルが読める。ただし、PowerPoint 2003以前のppt形式にも対応はしているものの、ファイルを開くときの「すべてのプレゼンテーション形式」には含まれず、「すべてのファイル形式」にして開かなければならないのが一手間。会社で標準となったMicrosoft Office、最初に導入されたのがMicrosoft Office 2000だったが、2007からのデフォルトファイル形式変更(xls⇒xlsx、ppt⇒pptx)に全台数一度に対応できず、永く推奨形式が2003形式だったため、ここ10年以内に作成したモノでも「ppt形式」のモノがまだある。パワポはExcelと違って過去のファイルの使い回しが多いので...でも気になるのはそのくらい。
全体としては使いやすい。特に「花子」が他に代替がないので...(個人的にはVISIOより使いやすい)
でもこれで当面、一太郎/ATOK系の商品買う理由がなくなったなー....
【一太郎2019 スーパープレミアム内容】
・[日本語ワープロソフト] 一太郎2019
・[日本語入力システム] ATOK for Windows 一太郎2019 Limited
・[統合グラフィックソフト] 花子2019
・[表計算ソフト] JUST Calc 4
・[プレゼンテーションソフト] JUST Focus 4
・[インターネットメールソフト] Shuriken 2018
・[PDF作成・編集ソフト] JUST PDF 4 [作成・編集]
・[音声読み上げソフト] 詠太9
・[デジタルフォント] 秀英体
・[辞典] 日本語シソーラス 第2版 類語検索辞典 for ATOK
・[辞典] 明鏡国語辞典 第二版 for ATOK
・[辞典] ブリタニカ国際年鑑特別編集版
・[写真イラスト検索サービス] Britannica® ImageQuest
ATOK+設計図が書けるグラフィックソフト+Excel高互換表計算ソフトと考えると、結構よい
PC3台以内なら特に。
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購入金額
27,216円
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購入日
2019年02月07日
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購入場所
Just MyShop
くーねるさん
2019/02/25
なのでその勢いで一太郎プレミアム欲しかったけど3万という金額に奮闘してATOKに逃げたナリ~
一度はワードユーザーに使ってもらいたいソフトですよね(*・ω・)ノ
cybercatさん
2019/02/25
ベースが今でもATOKの方が賢いのに加えて、学習の上昇曲線も全然違うので、使えば使うほどストレスなくなるし。
aoidiskさん
2019/03/09
ATOKは手放せませんね
cybercatさん
2019/03/09
AROKはMicrosoft IMEしか入っていなかった時代に新メインPCでZIGSOWの更新をすると明らかに変換ミスが多かったので、やっぱりいいですね。
ただこれはつかってみないとわからないだろうなー...