先日2箇所のネットワークスイッチを結ぶLANケーブルを入れ替えたことはご紹介しました。
これは2つのGigabitスイッチの間のリンク速度が100Mbpsまでしか出なくなったことで、ケーブルの劣化が疑われたための交換で、実際に交換後にはリンク速度は1000Mbpsに回復しています。
よく考えると現在使っているネットワークケーブルの多くは、まだPC-9821を中心に据えて使っていた頃にCAT5eなどのケーブルを導入して、それをそのままGigabit環境に持ち越しているものです。それだけに経年劣化もあれば、爪が折れて取り敢えずリンクしていても力がかかると直ぐに抜けてしまうものなどが混ざっています。
そこで徐々にではありますが、コンディションの怪しいケーブルを入れ替えていこうということで、差し当たってケーブルを2本調達しました。このELECOM LD-GPAT/BU50はそのうちの1本ということになります。
今回調達するケーブルについては、条件として以下のものを挙げていました。
・CAT6A、CAT6e、CAT7程度の規格
・爪が折れにくいもの
・フラット(きしめん)ケーブルではないもの
自宅内のネットワークを10Gbpsに移行することはまだしばらくは無いと思うのですが、念のために規格としては満たすものを選択します。
そして爪が折れにくいものというのは、今回交換する対象のケーブルが爪折れによるものだからです。リンク自体は正常なので、爪さえ無事ならまだ入れ替える必要は無かったわけで…。
そしてフラット型ではないものというのは、これまでの実績によるものです。やはりリンク不良を起こしたり速度低下を起こしたものは、これまでフラットタイプのものが多かったためであり、今回は狭い場所を通すわけでもないので構造的にしっかりしているものを優先します。
以上の条件を満たしていて、実売価格が手頃(到着までの所要時間を考慮してヨドバシ・ドットコムの価格)だったということで、この製品を購入することとなりました。
爪が折れない(折れにくい)のはとても大事
それでは実物を見てみましょう。
パッケージにも「ツメが折れない」という点が強調されています。
ケーブルの太さもそこそこありますので、狭い場所を通すには向かない製品かも知れません。今回は太さより頑丈さ優先での選択ですので、これで全く問題はありません。
先日のiBUFFALO製品とは異なり、皮膜に色々印刷されていますね。まあ、これはどちらでも構いませんが…。
これが「折れない」という爪ですが、実際のところ本当に折れないのかは何ともいえません。見た感じや触った感触から言えば「折れにくい」とは思いますが、「折れない」事は無いような気もします。
実は今回交換したケーブルは、Mini-ITX筐体で構築されているものの、普段サーバーとして使っているPCへのケーブルでした。メインPCのディスプレイの裏に設置されていて、普段動かすことがないので爪がなくてもリンクに問題は出ないだろうということでそのまま使っていたのですが、先日このサーバーのHDDを載せ替えたときに、一度この場所から動かしてしまうと結線の不確実さがやっぱり気になったのです。HDD交換を終えて再起動してもネットワーク上に表れなかったのでおかしいと思い調べたところ、単にケーブルがいつの間にか外れていたというオチでした。
というわけで、交換しても何かが変わったというわけではないのですが、きちんと爪で止まっているという安心感はやはり大きなものがあります。メジャーブランド品としては価格も安めですので、無難に使えるお薦めケーブルといえます。
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購入金額
541円
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購入日
2018年11月04日
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購入場所
ヨドバシ・ドットコム
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