液晶テレビをPCモニターとして使う上で、一番の問題は、画面の可動範囲が狭いことです。
画面を左右に振ることはできますが、上下に傾けることができません。

モニターの高さも変えられません。
それでも、設置で何とかなるかな？と考えて購入してみました。

ダメであっても、4Kテレビを購入しておけば、CATVの4K対応用に使えると考えました。

購入動機ですが、現在27inchのモニターを使っているのですが、最近、文字が見にくくなってきました。(故障は私の眼球→老眼)

勿論、Windows 10の設定で、文字を大きくすることはできるのですが、1画面の情報量が減るのも…

ということで、私のPCデスクに設置可能な最大サイズを使ってみようと考えました。
私のPCデスクは、幅90cmなので、モニターの最大サイズは、横幅90cmになります。

どうせなら4K HDR対応が良いと考え、横幅90cmで調べてみると、狭額縁であれば、40型のモニターが使えそうなのですが、40型というサイズはPCモニターというカテゴリーでは余り商品化されていないようです。

40型というのは、家庭用テレビでも数社が発売しているだけです。
家庭用テレビでも、40型は少なく、43型,45型,50型が主流のようです。

個人的には、今頃から年末に向けて、4K液晶テレビをPC用に購入するのは、好機と考えています。

家庭用テレビは、2018年12月に4K衛星放送が開始されるため、IFAを皮切りに家電各社は、年末商戦に向けて、4K対応BSチューナを搭載した新商品の4Kテレビが発売されます。

つまり、現行のハイビジョンチューナ搭載4Kテレビは大幅にラインアップが削られ、当然のことながら、在庫調整という名目でのディスカウントが開始されるのです。

PCモニターとしての利用であれば、4K対応BSチューナは要らないし、我が家はJ:COMに加入しているので、そのうち、4K対応CATV STBから、HDMI出力で4Kコンテンツを見ることも可能と考えました。

正に、これから年末辺りが、HDチューナ搭載4Kテレビがお買い得になる時期だと思います。

色々物色した結果、4K HDR 対応で多入力、しかも安価を条件に、SHARP製の LC-40U45を選択しました。
4K HDR対応で、HDMIは4系統(HDRはHDMI-1のみ)あります。
4系統あれば、デスクトップPC 3台+ノートPC 若しくはBlu-Rayレコーダーが繋げますし、4K対応HDMIセレクタを挟めば、もっと多くの機器を繋ぐことが可能です。

主なスペックは下記のとおりです｡

テレビのスペックは一般的なHDTVと変わらないです。
BS/CS/地上デジタルチューナが各3基搭載されていて、最大2番組同時録画(要USB HDD)な位ですね。

横幅も、90.1cmとジャストサイズなのです。

商品が届いてみると、思ったより大きい！

PCデスクの横幅一杯ということで、デスクに座ると目の前が全面テレビです。
4Kということで、視聴距離が短くても問題ありません。

画面は、垂直に立っているのですが、視野角が広いこともあり、問題はなさそうです。
折角なので、テレビアンテナも繋いでみたのですが、テレビは至近距離で見ると大迫力です。
これだと、4K動画再生が楽しみです。
私用Blu-Rayレコーダーは、4Kアップコンバート機能が搭載されているので、試しに接続してテレビ内蔵チューナと比較してみましが、云われてみるとそうかも程度の差しかないようです。

SHARP LC-40U45自体も、4K Master Engine Pro II というチップを搭載していて、2K > 4K アップコンバートをしていました。

テレビなので、当然のことながらリモコンが付属していて、入力切替もリモコンでできます。
画面の左側背面に、電源スイッチや入力切替等の操作ができるボタン群が縦一列に並んでいるのですが、リモコンの方が操作は簡単です。

スピーカーもHDMI経由の音声が出るので、ヘッドフォン端子にヘッドフォンを繋ぎ、近くで別のテレビを見ている家人に迷惑が掛からないようにしています。

最近のテレビは、多機能で、イーサコネクタ若しくはWi-Fi経由でインターネットに接続すると、YouTubeが観れたり、NETFLIXが観れたりと、ネットサービスにも対応しています。

YouTubeで、4Kビデオを見てみましたが、びっくりするくらいの解像度です。

USB HDDに同時2番組録画ができるほか、別のUSBコネクタにUSBメモリを挿すと、USBメモリ内にある写真を表示したり、楽曲や動画ファイルが再生できたり、スマートフォンとBluetoothで接続すると、スマートフォン内の音楽が聴けたり、動画再生時に音声を聞くことが出来ます。

Miracastに対応しているので、手持ちの Xperia XZ Premiumを繋いでみましたが、4Kコンテンツがそのまま再生できるので、画質も素晴らしいです。

画面の2分割で、テレビとPCを再生したり、テレビと録画コンテンツを表示させることもできます。

テレビをPCモニターとして使っても、基本的に問題はないと思います。

というか、"アリ" ではないかと思います。

リモコンで操作できるモニタは多機能でとても操作性が良いです。

試しに、手持ちの2.5インチ500GB HDDをUSBケースに入れて、テレビにつないでみました。予約録画を試してみましたが、問題ありません。

折角Ultra HD Blu-Ray対応のBlu-Rayドライブとアプリケーションを持っているので、Ultra HD Blu-Rayの映画タイトルでも購入して、4K再生対応システムを構築して行きたいと思います。

試しに、Pioneer製BDドライブにバンドルされているアプリで、4Kディスクが再生可能か確認してみました。

テレビの設定は、HDRに設定しているのですが、HDRと認識してくれません。

Windowsの設定かもしれませんが、SDRでよければ、4K Ultra HDディスクが再生できることが確認できました。

Windowsのディプレイの設定を、125%の大きさに設定すると、文字も読みやすく、表示されるデータ量も広大なので、良いです。

ちなみに、Microsoft Excelをデフォルトで新規作成し、画面一杯ワークシートを広げると、横AM 縦61という広大なワークシートが広がります。

PCのHDMI出力を2系統(Intel UHD Graphics 630 / nVIDIA Quadro K4200)HDMI入力に接続してみると、ディスプレイの詳細設定を見てみると、CPU内蔵のグラフィックスでは、4K 30fps , nVIDIA Quadro K4200では、4K 60fpsで表示されるようです。