先日オーディオ店でレコードクリーニングを依頼した際に、通常であれば数日後受け取りとなるところだったのですが、先客がいないのでしばらく試聴などをして待っていればその場で作業してしまうという話となったので、ご厚意に甘えて試聴室で時間待ちをしていました。
試聴室ではKIMBERKABLE製の超高級オーディオケーブルの試聴イベントが開催されていて、実際にケーブル代総額で500万円オーバーという環境でも聴かせていただきました。
ただ、そこで実はもう一つ催しがあり、香港のPremium Recordなどから発売されている高音質CD/SACDの試聴即売も行われていました。販売しているタイトルほぼ全てに試聴ディスクが用意されていたので、某オーディオ販売店の試聴レポートでよく使われていた、この「The Best of Noon」を聴かせていただくことにしました。少し試聴した時点である程度のクオリティは確認できましたので、KIMBERKABLE製品の試聴も、そのままこのCDで行いました。
名前だけではわかりにくいのですが、noonという人は大阪出身の方だそうです。
内容でも十分聴かせる
まずは収録曲を見てみましょう。
01. 500 Miles
02. Tears In Heaven
03. You've Got A Friend
04. (They Long To Be) Close To You
05. Superstar
06. Will You Still Love Me Tomorrow ?
07. A Song For You
08. When You Wish Upon A Star
09. Sunny
10. I'll Never Fall In Love Again
11. Love Letters
12. Someone To Watch Over Me
13. Moon River
14. Black Orpheus
15. So Far Away
16. What A Difference A Day Made
17. Smile
18. White Christmas
試聴では某オーディオショップに習って1曲目の「500 Miles」を主に使いましたが、後の方まで再生していくと思いのほか耳に馴染んだ楽曲が多いことに気付きました。4~5曲目などはCarpentersでお馴染みの楽曲(7曲目もCarpenters版があります)ですし、2曲目は言わずと知れたEric Claptonの名曲です。
9曲目の「Sunny」はChicagoのRobert Lammがソロベスト盤で取り上げている楽曲で、解釈の違いが楽しめます。他にも誰もが知っているというレベルの楽曲もありますね。
オーディオ的には、女性ジャズヴォーカルアルバムには割合良くあるレベルの高音質盤という印象です。藤田恵美や井筒香奈江の作品に馴染んでいる人であれば、何となく想像できるレベルの仕上がりと言えます。それらよりはややアナログ感が強い音ではありますが…。
音楽的にも上記のヴォーカリストの作品がお好みの方であれば、すんなりと馴染めると思われる仕上がりです。「500 Miles」の歌唱などは素直に感心させられるだけのものですので、もう少し広く知られてもと感じられるアーティストです。
本作はベスト盤ですので、音質的な水準を維持しつつも取っつきやすい楽曲が並んでいますので、特にお薦めの作品と言えそうです。
-
購入金額
3,240円
-
購入日
2018年08月14日
-
購入場所
ノジマオーディオスクエア幕張
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。