本日行ってきたポタフェス2018で、Noble Audioのユニバーサルタイプのイヤフォンを展示していたのは、代理店のエミライでした。そして、このエミライはFiiOブランドの展示も行っていた他、oppo digital japanからの委託を受ける形で、ポータブルヘッドフォンアンプHA-2/HA-2SEのジャンク扱い販売も実施していました。
私がこのブースにたどり着いた時点で16時頃でしたから、既にHA-2SEは全て売り切れていて、HA-2だけが5台ほど残っている状況でした。一応通電チェックは実施したものの基本的にはジャンク品で、故障時の有償修理のみ対応可能という条件で5,000円でした。
いわゆるポタアンはあまり使う機会は無いだろうと思いつつも、値段に惹かれたことに加え、ポタアンとしては手頃なサイズ(5インチ弱のスマートフォンに近い大きさと厚み)であることも気に入ったので、ついつい買ってしまいました。
付属品は全無しでしたが、5千円丁度で支払った場合におまけがいただけるということで、USB-Lightningケーブル、3.5mmステレオミニショートケーブルもいただいてきました。本当はAndroid用のOTGケーブルUSB micro Bショートケーブルもいただける筈だったのですが、在庫が尽きてしまったとのことでこれは付属しませんでした…。
iPhoneで本格的な音質が楽しめる
それでは試聴してみましょう。送り出しにはiPhone 7を利用して、イヤフォンに64AUDIO U3(レビュー未掲載)をAZLA用ケーブル(Silver Galaxy Mix+ 3.5mmアンバランス)に差し替えたものを接続して試聴しました。
ちょっとした驚きがありました。iPhone 7はそもそもイヤフォン端子がありませんが、iPhone 6s以前の機種を単体で使う限り、最近のDAPと比較できるような音質ではありませんでした。
しかし、HA-2+iPhone 7の組み合わせでちょっと気の利いたDAPよりも遙かに優れた音を出して見せたのです。高域方向の解像度や緻密さは少し足りないかも知れませんが、低域は十分に低いところまで力強く鳴らし切れますし、音場の密度感も素晴らしいものがあります。今まで使ったDAPでも、この組み合わせを明らかに上回る機種はそれほど多くはありません。
David Garrettのヴァイオリンも十分に合格点が与えられる質を保っていますし、低域の力感などは並の普及価格帯のDAPでは全く太刀打ちできないでしょう。
何となく成り行きで買ってしまったポタアンでしたが、想像を超えるだけの満足度を示してくれました。
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購入金額
5,000円
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購入日
2018年07月14日
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購入場所
ポタフェス2018 エミライブース
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