SONY MMカートリッジ XL-45
1975年、ソニーがオーディオブーム最盛時に販売したMMカートリッジ 当時製品化されたカーボン繊維をカンチレバー、ポールピースに複合混入し制振に使用してます。
ラインコンタクト針、炭素繊維とアルミを複合一体化したカーボンクラッド・カンチレバー、ポールピース部には、炭素繊維混入樹脂を採用、SN比改善で二重シールドケース構造 、 左右バランス特性のすぐれたクロス型磁気回路、マグネットには希土類マグネットを採用、テンションワイヤー採用カップ型ダンパーを採用 などが特徴です。
交換針は無いのでXL-35楕円針が付いています 取り付けの互換性はあります
カートリッジ筐体は小さいものです
27581は開発者のソニー社員ナンバーで、森芳久氏のソニーの社員コードでした 森氏は XL-45, XL-55, XL-88 などを開発されました MC型カートリッジの8の字コイルが有名です。
カートリッジ形状は美しいとも言えないのが残念...
定格 1975年頃 価格は25000円でした 現在価格なら5万~7万位です。
-------------------- XL-35針ND-35で再生してみました -----------------
1KHz再生時のスプリアス... 奇数波が少ないです ラテラル信号再生
周波数特性では20000Hzまで伸びています これは実測したMM型カートリッジでは良い方ですね
MM型カートリッジですがMC型に近いレベルと思います。 低域はダンピングが効いた低音ですが低音の量感は多いですね 良く言えば暖かい音質? 高音は抜けも良く明瞭なハッキリした再生音で歪みが少ないです。 但し、細かいことを言うと100Hz付近の低音はXL-35はブーミーな低音に感じますし、XL-45もダンプされているがレコードによっては低音ベースラインが強調される腰のある低音に感じますね MC型ほどには高域の切れは無いが聴きやすいゆったりした、ひずみの少ない再生音です。
XL-45で使用した交換針をXL-35に装着しF特を測ってみた
今回の場合はXL-45, 35のカートリッジ本体の差は高域に差が出るようですが
低音の締まりに差があるような気もします、ですがヘッドシェルも違うので
何とも言えないが...
XL-35カートリッジ本体+ND35交換針
その後、JICO製の交換針を入手...
--------------------JICO製ND-45E 交換針使用--------------------
Win10 Realtek on board sound
JICOのXL-45E用楕円針です
SWEEP波形最終版 2019-11-30 ND45JICO新古針使用
測定時、下の機材使用
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購入金額
0円
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購入日
2018年頃
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購入場所
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