レビューメディア「ジグソー」

これ、いいな。アタック強めのメリハリ系8芯イヤホンケーブル。

NICEHCK(HCK/Shenzhen HCKexin Electronic Technology Co.,Ltd)はAliExpressに出店しているポータブルオーディオ専門店。イヤホン系ではLZやKZ、auglamourといった売れ筋中華イヤホンメーカーに加えて、オリジナルも取り扱う。

 

AliExpressのほかにはAmazonにも店を出していて、ときどきその店の特価情報を妙に味のある日本語でTweetしてくる。

 

以前、UM Pro50

のレビュー課題で「リケーブル検証」があったので、3.5mmアンバランスタイプ用としてこのメーカーの最廉価帯の4芯6N銀メッキ銅線ケーブル(MMCX⇔3.5mmアンバランス)

を購入したことがある。

 

取り回しがよく、銀系の味がよく出た中高域に華があるケーブルだったが、モニター系のUM Pro50にはもう少し骨太な方がよく、組み合わせ的には好みの方向性ではなかった(一方その前に合わせたSHUREのSE215 Special Editionとの相性は悪くなかった)。

 

...そしてまたやってきたタイムセールのTweet。今回の対象品は、銀メッキ(銅)線と高純度銅線の8芯線、つまり二つの性格の異なる線を4本ずつ(片ch2本ずつ)編み込んだ仕様。8芯の銀メッキ銅線+高純度銅線というと、ALO audioのReference 8 IEM Cableなどが有名だが、それは4万円クラス。この時は定価?5750円の約2割引価格である4637円...ということだったので、ものはためしとゲット。

 

コネクター種別としては、今回は3.5mmアンバランスケーブルとの比較といった要件がなかったため、MMCX系では自分的ニーズが一番高いMMCX⇔2.5mmバランスをチョイス。

 

相変わらずそっけない包装でとうちゃーく。

おなじみの袋入り
おなじみの袋入り

 

外観的には、すでに持っている同じNICEHCKの6N 銀メッキ高純銅イヤホンケーブルと比べると、まず端子など金物系がすべて違う。バランス/アンバランスの差があるとはいえ、アルミのようなシルバーだった6N銀メッキ線のDAP側プラグに比べて、一部にカーボン調の外装をあしらったプラグ部。分岐&ケーブルスライダー部はより単なる円筒形ではなく、一部つぶしたような平面があり、社名(NICEHCK)が彫り込まれている。一方、MMCX端子側は、6N銀メッキ線のは色による区別ができたが、こちらは掘り込みのLR表示だけでわかりづらい。

左右は色分けはなく、LR表示のみ
左右は色分けはなく、LR表示のみ

 

ケーブルの方は、当然ながら?銀一色だった6N銀メッキ線に比べると銀と赤(銅色っていうより結構ピンクっぽい赤)の編み込みでカラフル。8本編みともなると取り回し的に厳しい場合もあるが、4芯で強度を持たせるため?編み込みがきつい6N銀メッキ線に比べて緩めで、編んだ後の最終的な線径も太くないので、むしろしなやか。

ケーブルそのものは6N銀メッキ線(左下)よりむしろ細くてしなやか
ケーブルそのものは6N銀メッキ線(左下)よりむしろ細くてしなやか

 

ではどんな音を聴かせてくれるのか?

価格帯が近いケーブルとして、onsoの「01」を引っ張り出してみた
価格帯が近いケーブルとして、onsoの「01」を引っ張り出してみた

 

比較対象はプラグ形状を合わせたかったため、同じMMCX⇔2.5mmバランスのベーシックケーブル、onsoの「01」ことiect_01_bl2m_b_120。他の環境はIEMがWestoneのUM Pro50、再生側はONKYO DP-X1A

直刺し。

 

まず基準曲となっている吉田賢一ピアノトリオの「Never Let Me Go(わたしを離さないで)」を、良録音“STARDUST”のハイレゾファイル(24bit/96kHz/FLAC)から。

これをonsoの「01」で聴くと、高域が広く、シンバルの素材感の表現が良い。ベースの沈み込みは深いが、リムショットは良く言えば木の音がしているし、悪く言えばキレが悪い。これをNICEHCKのミックスケーブルに替えると、シンバルのアタック感が強くなるのとベースの音にボディが出る。銀メッキ銅線と銀メッキ銅線+高純度銅線の比較のため、後者の方が下が出る、というのは予想の範囲内だったが、上のキレもよくなったのはうれしい誤算。

 

もう一つの定番ハイレゾ曲、“Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1+2 HD”(24bit/96kHz/WAV⇒FLAC変換)から、

宇多田ヒカルの沁みるバラード「First Love」は、onsoの「01」はヒカルの弱ハスキーで湿った声が良く表現されていて、ベースの量感があるウォームな味わい。一方NICEHCKのミックスはベースのアタックが力強く、2ndヴァースからはベースの量も充分になり、存在感を増す。低域の力感と「前に出る」音が味わえる。一方、タム回しの残響などはやや薄め。

 

全体的にスピード感と鋭さがあり、はっきりくっきり系のケーブル。やや「色」を感じるので、モニターライクというよりはリスニング向けだが、価格を考えるとかなりおすすめ?

 

AliExpress:NICEHCK MMCX/2Pin Connector 3.5/2.5/4.4mm Balanced 8-Core Copper Silver Mixed Cable

更新: 2018/06/08
音質

価格を考えるとコストパフォーマンスは良い

5000円クラスのリケーブル用イヤホンケーブルとしてはかなり優秀。どちらかといえば銀の力が強いのか、ミックス線のイメージ=銅線の力強さに銀メッキの煌びやかさプラス...というより、メリハリが強めのスピード感↑という感じ。一方高純度銅線の「どっしり感」はやや薄い。

更新: 2018/06/08
取り回し

8芯としては驚くほどよい

しなやかな被覆を持つケーブルで、編み方もやや緩めであり、取り回しはとても良い。唯一、絡み防止スライダーとケーブルの摩擦が大きく、スライドさせづらいのが難点か。

  • 購入金額

    4,637円

  • 購入日

    2018年05月17日

  • 購入場所

    Amazon

12人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • harmankardonさん

    2018/06/08

    このケーブル,いつもタイムセールの度に悩むのですが,結局買わずに終わっています.
    結構品質も良さそうですね.
  • cybercatさん

    2018/06/08

    さすがに数万円クラスと比べると、そこまでの華はないですが、大1枚クラスとはガチ勝負できると思います。

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