常駐している客先で、一応私が使うためのPCを用意していただいてはいるのですが、調べ物をしたりするためには自分のノートPCと自分のインターネット回線を使います。
今まではその際に持参するPCとしてMicrosoft Surface Pro 3かASUS TAICHI 31を使っていたため、これらはいずれもワイヤレスWANを装備しておらず、インターネット回線をモバイルルーター等で用意する必要がありました。
今までこの用途のために用意していたのは、Y!mobile 303HWでした。これはワイモバイル直販のアウトレット品で、2年間は月額約2,200円で5GB使えるというコストパフォーマンスの良さで愛用していました。
しかし、303HWの購入から満2年が経過してしまい、今月からは月額利用料3,991円と全く旨みのない金額となってしまっていました。そこで更新月の内に何か手を打たないと後で面倒だと思い、取り敢えず地元のワイモバイルショップに出向きました。
先日仕事用のPCとしてPanasonic Let'snote NX3を導入しましたが、これはSIMスロット内蔵であり、既にIIJ mioのSIMを挿してありますので、モバイルルーターを廃止するというのも一つの選択肢ではありました。
廃止以外の選択肢は、
・601ZTに機種変更して、月額を下げる
・603HWに機種変更して、値段を維持したまま速度・性能を上げる
となります。他社と契約する選択肢もありますが、その場合にもワイモバイルは単に廃止するだけです。カタログ上は他の機種もあるのですが、店頭ではほぼこの2機種に絞られてしまうとのことでした。
実は当初は601ZTにして価格を下げるという方向を考えていました。ただ、ワイモバイルは更新間隔が以前の2年から3年へと延びてしまい、その間に機種に不満が出ると厄介なのです。そう考えると買うのであればそこそこの性能があった方が良いということになります。
そして今月中であれば旧emobile契約からの機種変更の場合に、所謂実質ゼロ円提供となるキャンペーンを実施しているということで、601ZTとの価格差も小さいということから、603HWへと機種変更することにしたのです。UQ WiMAXとどちらのするかは正直言って結構悩みましたが…。
一応603HWにはカラーバリエーションがあるのですが、在庫があるのは黒だけとのことで、選択の余地はありませんでした。
303HWとの大きな違いは、回線名が「Y!mobile」ではなく「Softbank」と表示されることです。もはやブランドを分けているのはMVNO市場に食い込むための口実でしかなさそうですね。
303HWはTVチューナー機能を内蔵しているという大きな特徴があったのですが、結局現時点に至るまで一度も使っていない機能ですし、どうでも良いというのが本音です。むしろ先日の東京高裁の判例を見る限りにおいては、モバイル機器のTVチューナー内蔵には強く反対したいところです。
表記スペックはアテにしない方が良い
下り最大612Mbpsなどという大層なスペックを自慢している本機ですが、はっきりいえば最初からこんな数字は全く信用していません。むしろ客先で先代の303HWを使っていると、3G通信しか出来なかったり、途切れたりすることがあったくらいですので、LTEで繋がってくれれば十分という程度の認識でした。
丁度今日も作業に行っていましたので、作業の裏で何種類かスピードテストを走らせておいたので、その結果を掲載しておきます。
はっきりいってしまえば、303HWと殆ど変わりません。相変わらず複数の電波に対応していながら、明示的にそれを指定できないというSoftbank系の悪癖があり、本来は高性能なモバイルルーターの性能を上手く生かせない状況となっています。
ちなみに初期のLTE時代のSoftbank 007Z(ZTE製)は、Softbank AXGPとemobile LTEを明示的に選択することが出来たため、電波状態の良い方に指定しなおすことで安定した通信が可能だったのですが、それ以降のemobile、Y!mobileはいずれも回線指定が不可能となっていて、安定しない電波ばかり掴んでしまうことが多くなっています。
モバイルルーターの性能自体は間違いなく底上げされているのですが、Softbankグループの方針が変わらない以上お世辞にも使い勝手の良い製品とはいえないままでしょう。
解約すれば良いかとも思ったのですが、Let'snote以外では仕事にならない状況では困りますので、結局のところモバイルルーターは何かしら必要となりますから、必要経費と諦めて3年間付き合うことにします。
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購入金額
0円
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購入日
2018年03月18日
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購入場所
ワイモバイル イオンタウンユーカリが丘
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