ここ数年、横浜で開催される写真関連製品の展示会である、CP+を観に行き、併設されているアクセサリーアウトレット市で小物を買ってくることが恒例と化しています。
ここはメーカーや代理店の直販であり、ものによってはかなりの安値が出たりするので人気のイベントとなっていて、その中でもケンコー・トキナーが販売するフィルター類は人が危険なレベルで殺到するほどの人気コーナーとなっています。
私自身も2年前に出向いたときには手当たり次第に買いあさったものですが、その後品揃えやお買い得度が徐々に低下してきていることもあり、必要最低限だけ買ってくるという形に変わりつつあります。
以前よりお買い得度が低下したとはいえ、72mm以上の大口径のものについては1枚買えれば横浜までの交通費の元が取れてしまう安さですから、昨年買い逃した72mm、77mm辺りのプロテクター狙いで行ってきました。
今年は例年以上に品揃えが悪い割に客が殺到してしまったため、販売開始直後はかなりの無法地帯となっていました。そこで早々に争奪戦は諦め、後ろからスタッフの方に声をかけて狙っていた品を取っていただき、最低限を確保した上で、多少空いてから他の品を見るようにしました。すると、販売スペースまでたどり着いた時点で、私の目の前にあったのがこの62mmのPRO1D NEO プロテクターでした。
62mmであれば、私がSONY Eマウントで最も愛用しているレンズ、TAMRON 18-200mm F3.5-6.3 DiIII VCで利用可能ですし、このレンズは購入当時最安値で買えたプロテクターを付けっぱなしでしたので、ちょっとだけアップグレードしてみようと思い購入してきました。
一応撥水・防汚処理は施されているということで、入れ替える意味はあると強引に自分を納得させている面もあります…。
1,000円ならば文句なし
実は今回のケンコー・トキナーのレンズフィルターは、上位モデルのZetaシリーズ等が用意されておらず、このPRO1Dシリーズが上位という扱いで、この辺りは以前よりも大幅に魅力が下がってしまっていました。Zeta以上であればスペック面でも普及価格品とは一線を画しますので、入れ替える積極的な動機付けが出来たのですが…。
とはいえ、撥水・防汚処理に期待して入れ替えは行います。
さて、実際に使ってみてどうかといえば、この差を知覚するのは私の目には不可能です。元のHAKUBA製プロテクターであっても、私がかけている眼鏡よりは透過率は遙かに上でしょうから、当然といえば当然なのですが…。
さらにいえば装着しているレンズが、画質よりも利便性重視の高倍率ズームレンズですから、プロテクターの品質をそこまで明確に描き分けるほどの画質も持ち合わせていないでしょう。
プロテクターの類を全く付けていないレンズであればともかく、既にまともなブランドのプロテクターを使っていた環境で敢えて入れ替える意味はほぼないでしょう。自己満足以外の何者でもありません。撥水性能などの付加価値はありますが、そもそもレンズ面以外を濡らして内部に水が入ってしまえば、レンズ自体が壊れますし。
というわけで、意味があるかと言われればほぼない買い物でしたが、この価格であれば他のレンズが手に入ればそちらに回しても良いわけで、買っておいて損はないといえるとは思います。
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購入金額
1,000円
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購入日
2018年03月01日
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購入場所
CP+ ケンコー・トキナー
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