CentOSを使った自作PCのNAS機のハードウェアトラブルに見舞われデータ全欠損しました。
根本はHDD認識が遅くなった為、RAID認識しなくなったのが原因で根気良く再起動すれば稀に認識するようでした。
原因究明の為にHDDを抜いたりしたのが不味かったようで、トドメは人的ミスでした(´;ω;`)
ディスクに異常は無く、PCI-E接続のRAIDカードが故障しかかっているようなので、同様な値段かけるならキチンとしたメーカー製品のNAS買おうと決意しました。
そんな中、Amazonで4ベイ対応の物を物色していたところ、この製品に辿り着きました。
黒い、四角い、コンパクト
パッケージ
付属品(電源コード類は各国対応のモノ)
NAS正面(下の窪みはLED表示盤です)
NAS背面(拡張性は豊富、外部記憶装置を接続は条件あり)
前面カバーオープン
そこからベイのトレイを引き出します。
3.5インチHDDの場合は専用のアタッチメントを下げます。
装着するとこんな感じにピッタリジャストフィット。
ネジは不要みたいです。気になる人向けに裏からネジが留められます。(今気がついたけれど、HDD向きが逆かも)
HDDの熱は馬鹿にならないので、今回は2.5インチHDDを装着します。
その場合はアタッチメントを外します。
そしてHDDは裏からネジ留めします。
最後にトレイをベイに戻すをHDDの台数分繰り返すと。
スペックは値段相応?機能は他のメーカーと大差無い?
製品仕様と機能を主観で簡単に解説
・ReadyNAS OS 6(Linux kernel version 4.x)
→Debianベースなので色々出来るが保証対象外になる(もちろん弄りますが)
・CPU ARM Cortex A15 クアッドコア 1.4GHz
→リアルタイムアンチウイルスを使用するとCPUがほぼフル状態になるのが残念
・メモリ 2GB
→ちょっと心もとないかな?
・搭載可能ディスク 3.5または2.5インチSATA HDD/SSDを最大4台
→RAIDレベル1/5/6/10が使用出来ます。
その上で、ネットギア独自のX-RAIDやFlex-RAIDの2つを選択出来ます。
前者はRAIDボリュームを1つだけ作成可能で、装着ディスクサイズに合わせて自動調整していくようです(デフォルトでこれが指定されます)
後者は複数のRAIDボリュームを作成可能です。
→今回は2.5インチHDDで使うので書き込み音や振動も気にならない!
→手持ちのHDD在庫が切れたら、きっと3.5インチHDDへ浮気するでしょう。
その時はプラッタ枚数が少ないディスクを選定すると思われる。
・1000BASE-Tポート × 2
→リンクアグリゲーション(チーミング)も可能だけどスペック的にパフォーマンス向上すると思えないので使わない
→リンクアップしてIPアドレスが確定すると前面のLEDにIPアドレスが表示される
・10G SFP+スロット × 2
→見当たらない。背面下部の金属を外すと出てくるのかな?
→使用可能なら同一型番のNASを増設してこちらで接続したい
→しかし製品スペックからみてこの機能はオーバースペック
なのではと。
・USB3.0 ポート 前面 × 1、背面 × 2
・eSATA拡張ポート × 1
→USB-HDD、eSATA-HDDとして認識されますがRAIDグループに含めることが出来ません。
完全にバックアップ専用として使用します。
USBはHDD以外に使用可能ですが、SSH接続による操作が必須となる。
・バックアップボタンが物理的にある
→バックアップ動作は管理画面から変更可能でrsyncで他のNASへ退避も可能
・スナップショット機能がある
設定フォルダ毎に任意のスケジュールでスナップショットが取れる
詳細は製品ページをご確認くださいませ。
基本的にはWEBの管理画面から操作します。
下記はイメージサンプルです。
うん、Linuxだね!(笑)
SSH接続経由でrootユーザーで入れるし、apt-getで色々入れられますね。
問題はディスク障害起きたときに、正しくX-RAID機能が動いてくれるかだけど…。
とりあえず、色々やった後に管理画面からユーザー追加したら、ホームディレクトリ作ってくれなくなった(´・ω・`)
手動で追加したら管理画面で正常にホームディレクトリ認識してた。
X-RAID動くかなー。不安だなー。
とりあえずディスク障害やシステムエラーがある場合は、登録済みメールアドレスに報告メールが飛びます。
現状は下記のような感じで使用中です。
・VMware ESXi(仮想環境)サーバー → NFSストレージ(仮想マシンディスク) → NAS
・仮想OS(Fedora) → ファイル共有(samba) → NAS
・Windows → ファイル共有(samba) → NAS
・Android端末 → ファイル共有(samba) → NAS
・ARecX6Tuner [ワンセグ地デジ6チャンネル全録チューナー] → ファイル共有(samba) → NAS
・NAS → rsync → 旧NAS(定点バックアップ目的)
・SSH接続にてDHCPサーバ(Dnsmasq)を構築
QoSで帯域制限かけたほうが良さそうだけど、ESXi絡みのリソースが大きめに取られてる気がする。
ESXiに帯域制限かけると仮想マシン全体が影響受けるのでやりたくないし…。
仮想マシンの方にMySQLとかの環境があるので、このNASに移行させようか検討中ですが、メモリが足らなさそうなので心配です。
★2019年6月22追記
・OSが入ってるシステム領域は4GBの為、VNCを使用したグラフィックのデスクトップ環境の構築は容量不足で出来ない。
出来たとしても使用率が90%越えとなるので、ファームウェア更新などが心配。
・この製品は4ベイの為、RAID 1(HDD2台)+MetaDataTier(SSD2台)という構成が出来る。
実データはHDDへ、メタデータはSSDへアクセスする環境が構築出来るが、パフォーマンス向上となるかは未知数。
Sambaによるファイル共有でMetaDataTier有、無でベンチマーク取って比較してみたが大差は見られなかった。
後日HDDを変えて実験します。
・HDDによるとは思うが、シーケンシャルリードがRAID 5では60MB/s程度、RAID1では80MB/sでした。(パリティ同期により構築が時間かかるので何度も試せません)
★2019年6月26追記
MetaDataTierを登録するためには、RAID構築済みの状態でRAIDグループ未登録のSSD2台以上が必要となります。
データボリュームティアはSSDに書き込み後、HDDに書き込みしにいくもので、数TB級のSSDを使う場合のデータバックアップに利用出来ます。
メタデータティアはデータはHDDに書き込みますが、読み書きキューとなるメタデータをSSDに保存するため、アクセス応答速度がアップするものです。
今回はメタデータティアを使用します。
メタデータティアのため、ベンチマークとしては特に変化はありません。
↓メタデータティア無し
↓メタデータティア有り
HDDを2TBから8TBに変更しましたので、ついでにベンチマークも置いておきます。
↓メタデータティア無し
↓メタデータティア有り
3.5インチHDDと2.5インチSSDでサイズが乱れるため、ファンによる空気の流れを考えて下記のようにしてみました。
HDD、SSD、SSD、HDDの配置にすればよかったと、後で後悔( ;∀;)
HDDを換装したこと、メタデータティアにしたことで、個人的には仮想マシン(Windows Server 2016)の応答速度がよくなったと感じています。
2020/12/26追記
現在、サブストレージ扱いのため常時稼働していません。
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購入金額
29,700円
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購入日
2018年08月06日
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購入場所
amazon
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