1991年にトンキンハウスから発売されたスーパーファミコン用のアクションRPG(移植作)。
『イースⅢ』は、元々は1989年に日本ファルコムが開発したPCゲームであり、本作はそのスーパーファミコン版です。PC版のタイトルは「WANDERERS FROM Ys」でしたが、PCエンジン版で「イースⅢ」がタイトル名となり、それ以降は「イースⅢ」がメインタイトルに据えられるようになりました(メガドライブ版だけは『ワンダラーズ フロム イース』ですが)。
プレイヤーはシリーズの主人公・アドルとなって、相棒ドギの故郷フェルガナを舞台に、魔王ガルバランの復活を阻止するために剣を振るいます。従来のシリーズとは違って、システム的にはサイドビューのアクションに変更されており、幾つかのエリアを攻略していくことで物語が進行。もちろんRPGですので、キャラの育成要素は維持されたままです。
会話場面
ところで、『イースⅢ』の移植作には、オリジナルであるPC-8801系とアクション性を強化したX68000系の2つがあることをご存知でしょうか? スーパーファミコン版はX68000系の流れを汲むと言われ、中盤まではレベル上げ(力押し)によるボス敵の攻略も可能ですが、レベルカンスト後の終盤はテクニックが要求されます。私の腕では時計塔のボス敵・ガーランドに辿りつくことが精一杯で、それ以降は裏技(デバックモード=無敵)に頼りました。
オープニング(中央のアドルがひどい)
ビジュアル的な演出では、オープニングにおけるアドルが必見だと思います。前作から3年後で19歳という設定ですが、その間に何があったのでしょうか? 同じオープニングの後半では、一転して好青年になっていますが(笑
■ 他機種版
-
購入金額
8,800円
-
購入日
1991年06月21日
-
購入場所
Schrödingers Katzeさん
2014/02/08
基本的に色数は出るのですが、解像度が低いので、細かいパーツはうまい人がやらないと微妙になります。ちょっと途中ゾンビにでもなっちゃった感じですよねw
SFC版は、そのBGMの出来と操作性で、いろいろ言われてしまうことが多い作品ではありますな。
某所では「パペパプー」といえば、これでして。
スーパーファミコンは、音源として同時期のそれとはちょっと違うので、まともな音が出てるのって意外と無いんですけど…。なんというか、音色に物言わせて豪華になってるのもあれば、打ち込みがベタすぎて、チープになってたりと、まぁいろいろアレでして。
千里一歩さん
2014/02/08
解像度はFCと殆ど変わりませんから仕方ないのですが、それにしても真ん中のアドルの表情は酷すぎます^^;
BGMの点は、『アクトレイザー』(1990年・エニックス)がいきなり凄いレベルを披露しましたから、その後のSFC初期作品はちょっと辛いところがあるかも知れません。ところで、問題の「パペパプー」は下記の曲ですよね?(動画は機種比較で、SFCは2:51~)
キャラの操作性は許容できる範囲ですが(一応、思ったようには動きますので)、問題は敵キャラとの関係だと思います。当たり判定の範囲が読めなくて、予想外のダメージを喰らう点が終盤では厳しいように感じます(力押しで進めるときは気になりませんが)。
Schrödingers Katzeさん
2014/02/09
ただまぁ、ファルコムだって、そんなに上手いかっていうと、微妙(場面によって誰?ってくらいの差があったり)だったりするので。そもそもこんなオープニング原作に無いですしね。
多分譜割りからすればこの曲だと思いますけどね。
ドラクエだってかなり残念なことになってます。
ドラクエVIで、大分ましになりましたが。
アクトレイザーも「初期にしては」ですね。極端にバッファの少ないPCMっていうほかの系譜と違う毛色の音源なので、ある意味何かの音を使う場合の再現性はいいんですが、メモリが少ないので品質は低いんです。いろんな意味でいいといっていいのか、悪いというべきかってびみょーーーな音ばっかりで。
千里一歩さん
2014/02/09
「邪神」と言われるほどの凄味は、アドルのビジュアルからは受けませんけどね。せいぜい腰巾着くらいの敵役?w オープニングの作り込みは、やはりPCエンジンの影響でしょう(さすがに音声までは無理ですけど)。
BGMの件は、ちょっと調べた範囲では、約10年現役だったFCで培ってきたノウハウが、SFCで役に立たなくなったコトも大きいように思いました(PCとも違うようですし)。『アクトレイザー』でも、作曲担当の古代祐三さんが苦労したようですね。
まーくんZさん
2014/02/09
PC8801版は買いましたが、ファミコン版はたぶんやってないですねぇ。
当時の8bitPCでの多重スクロールには妙に感動した覚えがありますが。
千里一歩さん
2014/02/09
「リメイク版は嫌だ、オリジナル版がプレイしたい」という話であれば、プロジェクトEGGを利用する手もありますw
■ プロジェクトEGG『ワンダーラーズ フロム イース』
『イースⅢ』は、当時の家庭用ゲーム機の大半に移植されたと思います(覚えているだけで、PCE版、SFC版、FC版、MD版が発売されているはず)。PC版の多重スクロールには驚かされましたが、SFCやMDではハードの機能で実現しちゃってるんですよね^^;
カーリーさん
2014/02/10
千里一歩さん
2014/02/10
『イースⅢ』の移植版は、何がなんだか分からなくなるくらい、多くの機種から発売されましたから……^^;
千里一歩さん
2014/02/10
上記のコメントでリンクが間違っていました(PC-9801版でした)。PC-8801版は次のリンクになります。
■ プロジェクトEGG『ワンダラーズ フロム イース』