こちらも先日プレミアムレビューを掲載したWesternDigital WD Black SN750 WDS500G3XHCの比較対象として利用したSSDとなります。このモデルはSATA SSDの代表例として取り上げました。
実はこのSSDも先日掲載したHDD、TOSHIBA MD05ACA600と同じく取り敢えず買ったものの使わないまま放置されていたものとなります。結果的に使わないうちにどんどん実売価格が下がってしまい、今では1TBモデルの特売価格がこれに近いくらいまで下がるほどになってしまいました。
同一メーカーかつ同一容量のSSDということで、プレミアムレビュー内では充分役に立ってくれましたが…。
こちらは保証期間が5年あるため、約1年の放置はそれほど問題にはなりませんでした。
パッケージデザインはNVMeのWD Black SSD WDS250G2X0Cとほぼ同じで、シリーズ名に準じて基調色が青（WD Black SSD WDS250G2X0Cは黒）という辺りが異なる程度です。
以前の2.5インチSSDには3.5インチマウンターや、9.5mm厚用のスペーサーが同梱されていることが多かったのですが、この辺りからはPCケースが2.5インチマウンターを標準装備するようになったり、最初から7mm厚を想定したモバイルPCが増えた影響からか、そのような添付品は用意されていないようです。
表面ラベルはWD Blueのシンプルなデザイン、裏面ラベルは機種名やシリアル番号等が記載されたもので、いずれにしてもデザイン面での貢献はさほどありません。
今なら格安かつ高性能でコストパフォーマンス良好
それではWD Black SN750 WDS500G3XHCのレビュー内から、主要なベンチマークテストの結果を引用します。
▲Crystal Disk Mark 6.0.2
4KのQ1T1の値が、起動ドライブではない割にはやや遅い気もしますが、SATAのSSDとして概ね良好と称して差し支えない結果ではないかと思います。特にシーケンシャルはどちらかというとSATA 6Gbpsの限界が見えてきています。
▲AS SSD Benchmark 2.0.6821
こちらはやや数字が伸び悩んでいますが、SATAであればこの程度で充分高性能というべき値は出ています。書き込み時のアクセスタイムが結構大きな数字になっていることが少し気になりますが。
▲ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2
こちらはデータサイズ32KBを超えた辺りから概ね安定した値という傾向です。今回行った程度のデータサイズでのテストであれば、書き込みが極端に落ち込んだりすることもないようです。
▲SSD Dashboardの表示
WesternDigital製のSSDですので、WD Black SN750 WDS500G3XHCのレビューでも紹介したSSD Dashboardにも対応しています。もっとも、ゲームモードのような裏技が用意されているわけではなく、基本的な情報表示などが主目的となりますが…。
私が買った頃は、まだ500GBでも1万円を超える製品でしたが、その後NAND Flash製品の価格下落を受けて、今では特価品であれば500GBで7千円前後で買える製品となっています。私自身、メインPCのSSDはこのモデルの1TB版となるWDS100T2B0Aに入れ替えましたが、その時点ですら1TBが1万5千円を割り込んでいて、最近では私のこのモデルの購入価格とほぼ同じ程度の特価品すら見かけるようになりました。
NVMe対応製品と比べればどうしても性能の見劣りはありますが、HDDとは格の違う速さであることは間違いなく、NVMe SSDを使っているシステムでもデータドライブとしてSATA SSDを使うことが視野に入ってくる価格となっています。性能もまずまずでNANDメーカー自社製品ということもあり、現時点では最も手堅い選択肢の一つといえる製品となっています。
私自身、この製品や1TBモデルのWDS100T2B0Aは、もう少し買い足しておいても良いかと思い始めています…。
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購入金額
12,506円
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購入日
2018年07月14日
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購入場所
ツクモ eX
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