VICTOR X-1ⅡE フォノカートリッジ
手持ちのVICTOR Z-1Sの後継機種とも言えるX-1ⅡEです 今回のは2世代目です
X-1, X-1Ⅱはベリリウムカンチレバー
X-1ⅡEはチタンカンチレバーでした
Z-1Sも評判は良かったのですが、後継のX-1, X-1Ⅱはベリリウムカンチレバー、
X-1ⅡEはチタンカンチレバー などなど細かい設定です
https://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/x-1.html
https://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/x-1iie.html
http://audiosharing.com/review/?p=1420
X-1ⅡE の 仕様
ベリリウム銅は低音は厚く引き締まり、ダンピングの効いた低音再生が特徴とのこと。ですがベリリウムは加工時に吸い込むと毒性があるので現在は使われないようです JICOのカンチレバーはアルミ
の色合いですね ベリリウム針はSATINしか持っていません。
レコード針の差し込み口がラミネート形状で数枚の金属板を丸めた筒状です
信号ロス防止と外来ノイズの低減目的と思います 今回は針を差し込んでも入って行か
なくて物が折れそうだし苦労しました レコード針はJICOの楕円針で、本体より高いと いう逆転現象です。
マグネシウムは経年で白いサビが生じます
商品企画の人はXとかV , Zと言う文字が好きなんですかね B-1Ⅱじゃ売れ
ない? B-1と言うアンプも有ったけど。
今回の針はJICO社楕円針です きつくてなかなか装着できなかった 針の差し込み部がラミネート加工というのも有るのでしょう
シェルのナット緩みは大丈夫でしょう...?
SWEEP再生信号 20-20KHz 13KHz付近から降下します 20Hz付近は暴れる君なので不確定です
1KHz再生時のスペアナ画像 右側に高調波 2K,3K,4K...等見えます 赤い線ピーク値
SWEEP信号をピーク表示したもの 低域は波形の暴れで50HZ以下は不定です
SWEEP周波数をWAV録音した波形 右が高い周波数になります
周波数毎単一周波数を再生したところ(緑は1KHz 高調波も見えます)赤い線は高いところから
15K,12K,10K....) 10KHz付近でピークとなります 2, 3 KHz付近で中だるみでボーカルが一寸弱いかも...歪みが少なく大人しめの再生音でギンギンした音は出ません。
左がX-1 , 右がZ-1 ともにVICTOR販売ですがZ-1はGLANZ(ミタチ音響製作所)のOEMと言われているのでX-1も形状が似ているのでこれまたOEMでしょう...仕様はVICTORで決めているのでしょうが
メーカーといえカートリッジ製造は手間が掛かるし難問だったと思います
音質は低音寄りで、低音は常に鳴っているのですが、高音が最後のキレが弱い気がします このため、僅かですが音がぼけた感じはします。 低音も引きしまった低音ですが量感が多いという感じはないですね 全体的に清澄で脂ぎった感じはしない ですが音像のピントが合わない感じもします。
SHURE V-15TYPEⅣ(私改造のV15TYPEⅣ)と比べてみるとX-1は高音が籠もる感じがするし低音もハッキリしない この辺りはSHUREは一歩上をいっていた。
NON-RIAAヘッドアンプ使用でのSWEEP波形 交換針はJICO製
NON-RIAAヘッドアンプ
ひとりぼっちのサーカス 再生曲
2018-3-12(MON) 音質の改訂追記
2020-2 加筆 X-1ⅡE なのでE追加
2020-12 訂正 X-1ⅡE ベリリウム→チタン です
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
telehira92さん
2021/12/18
URLが貼ってあるaudio-heritageに書いてありますよ。
ベリリウムカンチレバーはX-1とX-1Ⅱ、Z-1などの無印版ですね。
言われるようにチタンカンチレバーは高域のキレはちょっと弱いですね。ソフトな感じなのでぼけたようにも感じるでしょう。
でも高域が伸びていないわけではないので清澄に聴こえます。
この高域のキレはベリリウムカンチレバーが得意とする所ですね。
タコシーさん
2021/12/18
私の拙文を読んでいただき有難うございます。
早速ですがZ-1Eでベリリウムカンチレバーのことは言っておりませんけど?
以下のリンク文章に書いてあります
http://audiosharing.com/review/?p=1420
コピペです
>
X1IIの振動系は、カンチレバーにベリリウムパイプを採用し、針先は従来のシバタ針を改良し、さらにトレース能力を高めたシバタ針MKIIのブロックダイヤチップである。
カートリッジボディは、マグネシュウム合金製で、針先からの微振動を吸収し、混変調歪みを抑えるとともに、シールド効果も高い。磁気回路は、ラミネートコアで、超高域での微小な振動を正しく再生することが可能である。なお、シェルマウントタイプは、溶湯鋳造シェルにマウントしてある。
X1IIEは、カートリッジボディはX1IIと同様で、振動系が異なったモデルである。変更点は、カンチレバーがテーパード型のチタンパイプ、針先は、0・3ミル×0・7ミル楕円ブロックダイヤチップであることだ。
以上からX1Ⅱはベリリウムで、X1ⅡEはチタンカンチレバーということですかね
確かにtelehira92さんのいうことで正解のようです
私の確認不足ですね 失礼しました。
telehira92さん
2021/12/18
X-1ⅡEと書いたつもりでZ-1ⅡEになってました。
そんなのは無いですね。
早速訂正されたようでありがとうございます。
audio-heritageのX-1Ⅱの所にはカンチレバーについては書かれていませんがこちらにはベリリウムと書かれていますね。
http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDVICTOR/X-1mk2...
タコシーさん
2021/12/18
わざわざ済みません
ベリリウムカンチレバーとチタンで差別してたんですね
このカートリッジは本体だけヤフオクで落札しました
で、JICOの針をヤフオクで新品を購入、本体より高かった次第です(´;ω;`)
ベリリウムカンチレバーはSATIN M-18BXしか持っていないのですが、低音の出方は?
違いますね ソースを選びますけど ソースが違うとやはり違います。