レビューメディア「ジグソー」

今でも、年末、大晦日の夜空にオリオン座を探してしまいます。そして、心を緩めて、一年の疲れや重荷をそっと降ろすのです。

  • by
    L2さん
  • 2018/01/01
  • (更新: 2018/01/01)

新年を迎える前の、夜空に輝く星。

その中に、オリオン座を見つけると、思い出す歌があります。

それが、このアルバムに収録されている曲、「オリオンの下で逢いましょう」です。

 

私は、東海ラジオを聴くことが出来る地方に生まれた事を、非常に強く感謝しています。

今現在は、ラジオ自体を殆ど聴くことは無い生活なのですが。

 

思春期から、大学卒業にかけての時期に、小森まなみさんのラジオを聴くことが出来た事が、大きな力になっていました。

振りかえると、それほど大きな壁や、事件、酷い何かがあった訳では無い時期だったかもしれませんが。

当時の自分自身にとっては、生きていく気力が無くなるようなものだったり、この世から消えてしまいたい、と思うほどの痛みだったりがあったのですね。

そんな中で、毎週土曜日の放送で、マミ姉の声を聴いていると、もう少しだけ頑張ってみようかな、という気力が出てきたのです。

 

思い出す為に、改めて曲を流しつつ書いていると、少し涙が出てきました。

悲しい訳では無いのですけれども。

番組冒頭のフレーズは、定番のセリフではありながら、ずっと心に沁みていたなあ、と。

私自身は、はがきを出す程の行動力も、まだ、持ち合わせていなかったりしたのですが、読まれるはがきの中には、同じような気持ちをもった方もいて、それに真っ直ぐ向き合って、心の底から心配して、怒って、褒めて、勇気づけようとしてくれる声が、一筋の光のようであり、何者にも代えがたい支えでした。

 

自分自身の辛さの思い出、というよりは、小森まなみという人が、本気で向き合ってくれていた、その姿勢に対する感動というか、感謝というか。

上手く言い表せないのですが、そういう気持ちの涙、でしょうか。

 

うん、アルバムの感想じゃあないですねw

 

小森まなみさんの歌声は、普段の感情豊かなものとは違います。

しかし、込められている想いは、普段と同じ、凄く真っ直ぐで、柔らかいです。

「オリオンの下で逢いましょう」を聴くと、それが、特に感じられて、心を洗われた気持ちになります。

 

一年に一度。

オリオン座に向かって、「あけましておめでとう」という事によって、全国のリスナー全員が一緒に居られるからね、貴方は一人じゃないからね。

という番組恒例の年越し。

それを、久しぶりに思い出して、空を見上げてみました。

 

私の自宅近くでは、あいにくの曇り空で、オリオン座は見えませんでしたが。

少しだけ、心が優しくなれた気がします。

  • 購入金額

    3,146円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから