レビューメディア「ジグソー」

不思議な模様焼印がある上用饅頭

京都では「お火焚祭」という風習が残っております。

厄除けや、なにかしらの祈願言をしたためた護摩木などを神社の境内で炊き上げて祈祷します

 

また五穀豊穣を願って行うお火焚祭もあります。

 

こちらは鳴海餅本店が拵えてくださるお火焚き饅頭。

小さめの上用饅頭です。

はて?不思議な焼き印がありますが、、、。

更新: 2017/11/08
背景

五穀豊穣を願う お火焚祭

はて?なにを表す模様なのでしょうか? タコにも見えますが、流石にそれはないでしょう?

子供たちの間で流行しているジバニャンの雰囲気もあるな〜 とか思いながら

思い切って鳴海餅本店にお電話を入れて、教えてもらいました。

この文様は、お火焚祭で燃え上がる炎を具象化したものだそうです。

知らんかったよ。

いただく前にそれを聞いていれば、このような写真はありません。 天地逆さまです。

田畑を守ってくださった神様に対して、火を焚き上げて感謝の意を伝えるのです。

また来年も、こうして御守りくださいませ と願いながら火を焚き上げるのです。

そのお祭りに際して配る上用饅頭に このような焼印を入れるのだそうです。

 

では そもそも 上用饅頭とは何を指して言うのでしょうか?

更新: 2017/11/08
美味しさ

上用饅頭とは

京都大学の卒業式でも、紅白の上用饅頭が配られます。

 

上用饅頭とは、お祝い事に際して紅白饅頭として用いるもの全般を指します。

本来は「薯蕷饅頭」と書きます。

薯蕷は、山芋のこと。 

薯蕷をすりおろしたものに砂糖と上用粉を加えた生地で餡を包み、それを蒸し上げます。

 

こし餡が使われることが多いと思いますが、粒あんをつかうもの、栗を入れるものなど

その地方、季節に合わせた種類があります。

 

その昔は貴族など暮らし向きの良い人々のお菓子だった時代がありますので、それも手伝って

「上用」という文言がついたものだと考えられます。

 

こちらの鳴海餅本店謹製の上用饅頭は、どちらもこし餡でした。

全体は透明樹脂で覆われておりましたが、底に敷かれているのは本物の竹皮 

 

関西を中心に暖簾分け12店舗 裏千家御用達

東京と名古屋にも取扱店があります 

 

 

上用饅頭ならではの、山芋風味を感じることができて粘る皮が美味しい

上用饅頭ならではの、適度な甘みのこし餡が美味しい。

 

ごちそうさまでした

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2017年11月07日

  • 購入場所

    本家 鳴海餅

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • checkerflagさん

    2017/11/09

    焼印にはそれなりの意味があるのですね。
    あまり気にせずいただいておりました。
    次から少し気にしてみたいと思います。
  • フェレンギさん

    2017/11/09

    あまりにも気になったので、鳴海餅の本店にお電話して確かめました。
    電話で説明する時に、「タコにも見えます」 というのが とても恥ずかしかったですわ。

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