以前も同じモデルを一度紹介していますし、シリンダー部の材質以外は全く同じ、AT-LH18/OCCも過去に取り上げていますが、新たに調達したカートリッジ用にさらに追加購入しました。
AT-LHシリーズのヘッドシェルは、約13g、約15g、約18gと重量を割合細かく選べて、強度もあって今となってはさほど高くない価格であることから、そこそこ以上のグレードのカートリッジを使う際には大体このシリーズを組み合わせているのです。
最近カートリッジは大抵audio-technica AT33Rを使い続けていたのですが、初期と比べてややくたびれてきたと感じる部分もありますし、負荷分散のために近いグレードのカートリッジを追加しようと以前から思っていたのです。ZYX R50 Bloomなど他にも無いわけではないのですが、多少盤面が荒れた中古レコードでも無難に再生できて、それでいて音質面で一定の水準に達しているカートリッジは手元にもなかなか無いのです。1グレード落ちる辺りの製品は結構あるのですが…。
そして先日SAEC製品の試聴会に参加した際に、オーディオ評論家の先生のお話ではレコード針用のダイヤモンドの価格も最近さらに上昇しているとのことで、カートリッジの値上がりも避けられないだろうとのことでしたので、予定外ではありましたが急遽1つ調達したというわけです。
そのカートリッジについては現在鳴らし込みをしていて、音が安定してきた時点でレビューを書くつもりですが、そこで組み合わせたヘッドシェルであるこちらを先に紹介しておこうと思います。
比較的安価で良質な製品
過去に何度か使っていて、安定した実績のある製品ですので特に悩むことなくこの製品を選択しました。他社製品にも興味はあるのですが、やはり質的に同等以上のものを買おうとすると値段が張ってしまい、予算が厳しい中で買うのは止めておこうと思ったのです。
相変わらずリード線もAT6101相当品が添付されています。ただ、リード線については後日差し替えるかも知れません。それにしても、PCOCCの製造が打ち切られてから結構経つのですが、未だにAT6101の在庫が尽きる気配がないというのも凄いところです。確かにリード線で使う量はごく僅かではありますが…。
実は新しいカートリッジの添付品にもリード線があり、これもAT6101相当品のように見えます…。
AT-LHシリーズはシリンダー部が可動式となっていて、オーバーハング長を細かく追い込める構造になっているのですが、このシリンダーは前後以外の方向にも可動するため、動かしてしまうと水平が取りにくいという弱点があります。
確認してみると僅かに傾きが残っているのですが、下手に動かしてもこれより悪化してしまいそうなので敢えてこれ以上はセッティングを詰めないことにしました。
とはいえ、以前よりは値上がりしたものの、比較的手頃な価格でこの類のアクセサリーを販売し続けてくれているオーディオテクニカの存在にはレコードを聴き続けていく上でとても助けられています。リード線は変わっても良いので、何とか今後も供給し続けていただきたいところです。
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購入金額
5,674円
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購入日
2019年02月15日
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購入場所
ソフマップ
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