仕事用の鞄がくたびれてきたので、そろそろ買い替えようと思い、あれこれと悩んだ末に購入したのが、こちらの土屋鞄製造所「アルマス バッファローブリーフ」。私生活で使う鞄よりも使用頻度が高いビジネスバッグ。機能性を重視しつつも雰囲気のあるものを選びたい。そんな思いに応えてくれるブリーフケースだ。
メイン素材は水牛革。水牛革に特有の大ジワからはワイルドな印象を受けるが、見た目に反して革質は柔らかくしなやか。光沢感がある仕上げがなされているので、艶やかで上品さも併せ持つ独特の雰囲気がある。色は2色あるうちからアーバンネイビーを選択。本体のネイビー、持ち手のブラウン、金具のゴールドの配色が絶妙だ。
マチは最大で12cmほど。マチの底までファスナーがあるフルオープンタイプ。
持ち手の素材はヌメ革。握った時の軋み音がいい。使い始めこそ硬い手触りだが、ヌメ革だけに使い込むほど柔らかさと良い色合いが出てくるだろう。
鞄を置いた時に底面を擦れから守る底鋲。両端に2点ずつ、中心に1点、合計5点付いている。
所々に使われている金具には、表面に繊細な筋を入れてマットな質感を出す加工(サーティナ仕上げ)が施されている。この鞄には、光輝くゴールドよりも柔らかなゴールドの光沢感が似合っている。金具の加飾方法1つ取ってみても意外に馬鹿にならないものだ。
スライダー部分は革引手。スライダーとファスナーにはサティーナ加工が施されておらず、やや色目が異なる。
付属品のメモ帳ケース。RODIA No.10専用。ほぼ使わないだろうが、いいアクセントになるのでぶら下げている。
内装は薄いグレーの綿張り。フルオープンタイプで通しマチなので開口部が広く、収納品を出し入れしやすい。内側には中仕切りで分けられたメインの収納が2箇所。一方にはホック止めのポケットが1つ。
もう一方には大きなポケットが2つ。手帳や財布、鍵などの小物を収納するのに便利だ。いずれのポケットも革でヘリ巻きがされていて、細かな部分も丁寧に仕上げられている。
外側にはマグネット式のポケット。ペンホルダー(3本分)とスマートフォンが入るポケットが1つ。さっと出し入れしたいものはこちらへ。
使い始めてから2ヵ月程が経ったので、これまでに感じたことをまとめてみた。
■本革製品だけにずっしりとした重さがある
ナイロン素材のビジネスバックと違い、物を詰め込んでいなくてもずっしりとした重さがある。本体だけで約1600gもある。目一杯詰め込んで長時間移動するのは結構厳しい。
■取り扱いには気を遣う
革製品に共通していえることだが、擦れや引っ掻きには強くないので、丁寧に扱わなくてはならない。また、水には弱いので、雨の日には気を遣う。
■お手入れは大変だが、その分愛着も湧く
オイルケアや防水ケアなどのお手入れは大変だが、手を掛ければ効果は実感できるし、愛着も湧いてくる。普段のお手入れは簡単で、布で軽く乾拭きするだけでいい。それだけでも艶が出て表情が変わる。そういうところが革製品ならではの魅力。
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購入金額
68,000円
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購入日
2017年06月17日
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購入場所
土屋鞄製造所
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