オーディオテクニカ AT33ML LC-OFC カートリッジ
AT33MLは AT33ML LC-OFC と 1年後に発売されたAT33ML OCCの2種類があります 内部に使われているコイルの材質がAT33ML LC-OFCはLC-OFC線材を使用, AT33ML OCCはPC-OCC(後にPC-OCC6N)線材を使用してます MLはマイクロリッジ針とかマイクロリニア針を言います AT33ML OCCは前面にOCCの表示があります ああ面倒くさい....。
今回はAT33ML LC-OFC 針折れジャンク品を入手しました
AT33ML 諸元表
今回は手持ちのND-136G(接合丸針)を使いました ND-136GはVM型交換針ですがカンチレバー針の部分だけ使用しました Easyです..
カンチレバーは長く見えても5m/m位のものです
下図↓オーディオテクニカのMCカートリッジ構造図 VM型MMカートリッジのマグネットが付いていた位置に左右別にコイルが付く構造のようです デュアルムービングコイル方式というらしいです
カンチレバーの根元で発電するって如何なんでしょうか VICTORなどはレコード針真上にIC製造技術応用印刷コイルを設置したカートリッジ(MC-1,MC-2E etc)もあったのですが、今回のダンパー根元でもOKなんですね オーディオテクニカMC型は構造上カンチレバーを長くしないと発電量に影響しそうです
針、カンチレバーを取り付け、接着しました 長めに見えますが実際は短い
AT33ML と DENON DL-103D両方のカンチレバー、針を取り付けました 103Dは失敗してます...(・´з`・) 既出..
20Hz~20000Hz SWEEP波形 割と好結果でした。
SPOT周波数特性 30~15000Hz 緑線は1KHz再生時の高調波
試聴して...
今回のMCカートリッジ AT-33MLはDENONやSATINなどのMCカートリッジに比べてワイドレンジで歪が少ないしダイレクトな感じですね 低音高音は伸びやかに素直に再生されますね セパレーションが良い所為か。 音楽を聴いた感じは高音や低音が意外に出る感じで若干ドンシャリ傾向 ですが音質が澄んでいて柔らかい 高域はハッとする臨場感があります ウィンドチャイムなどの再生音(リ~ン)ではこんな高音が入っていたのかと再確認の再生音です 高音は出ますが素直なんですね 歪みもないし良いですね 低音も出やすい傾向ですがSATIN M18BXに比べると低音の密度は少ない感じですがAT-33MLオリジナルのベリリウムカンチレバーだと剛性感のある低音が再生されるのでしょう、まあ今回のカンチレバーでも比較しないと判らないわけでまあ宜しいと思います これは音楽を聴いても楽しいカートリッジですね なかなか素晴らしい音質で目から鱗です。
追記
団子状態で聴こえていた音楽も楽器の分離が良く聴こえます オーディオテクニカMCカートリッジ構造の左右のコイルの間隔が空いている所為かセパレーションが良い為に分離も良く聴こえるのでしょうか 最近流行りのスピード感と言うのは判りませんがシンバル、ハイハットなども個別に聴こえるのは良いですね なかなかの秀作です。
2019-12-14
下の自作NON-RIAA EQ AMP使用してSWEEP波形を撮ってみた 12KHz位にピークが出るのは負荷側 ?
AD-1 ピンクノイズ再生 ピンクノイズは高域周波数が10倍になると-10dB下がります 20倍なら-20dB 今回の針移植AT-33MLは高域が上がっていますね
2017-10-7 追記
2019-12-29 追記
2020-1-30 追記
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購入金額
5,000円
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購入日
2017年08月頃
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購入場所
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