昨年からメインモニターの三菱RDT261Wが縦に薄く数本の光度ムラが出ていてそろそろ買い替えかなと思っていたところに本製品の発売、価格的にはTNパネルもあり得ますが、「328P6VJEB/11」はVAパネルでなおかつ広色域対応です。
HDCP2.2の対応の有無を問い合わせたり、他モデルと比較したり、HDR対応モデルは想像通り高価そうなので「328P6VJEB/11」に決めたらどこにも在庫がない・・・在庫が復活したので今回の購入になりました。
今回液晶モニターの買い替え要件としたポイント
1.三菱RDT261WHの色域を極力下回らない
(フイルムスキャナやデジカメでAdobeRGBを利用しているため)
・NTSC 95%(カバーなのか比なのか不明)
2.4K
(これから10年間使うとして必須かなと(ホントに10年使えるかは別です))
・もちろん4Kです。
3.32インチ前後ぐらい
(4Kの作業領域とフォントの大きさを考えるとこのぐらいかな?頭の位置からモニターまで約90センチ)
31.5インチ
4.HDCP2.2
(4K放送を見たり、UHDブルーレイを見るのに必須)
・HDCP2.2対応(購入前にサポートに確認)
5.IPSパネル or VAパネル
(視野角のIPSをとるかコントラストのVAをとるか?)
・VAパネルです、仕様上のコントラストは3000:1、RDT261WHは750:1なので4倍です。
6.予算は最大10万円
(妥協ができるなら安いに越したことがない)
・61,570円(税込)でした。
同胞品チェック
・モニター本体は後でチェックするので割りあい(笑
まずはケーブルです。
左上から
・D-subケーブル
・DVI-Dケーブル
・HDMIケーブル
・DisplayPortケーブル
左下から
・電源ケーブル
・3.5mm音声プラグケーブル
・USB3.0ケーブル
になります。
各ケーブルの長さは約1.8mです。
冊子類
左上から
・保証書
・クイックスタート
・SmartControl 付属CDのは古い可能性があるので指定のアドレスからダウンロードしてねと書いてあります。
・付属ケーブルの確認表です。
・最後にCD-ROMです。
本機(購入した個体)の
・CIE94,Delta E
・Brightness Uniformity
の2項目の測定結果です。
Brightness Uniformityは縦横5分割の25ポイントです。
この価格帯の製品にこれが付属しているのはすごいなと感心しました。
組み立て
スタンドの組み立て
スタンドベースにスタンドの爪を引っかけてベースのねじを締めるだけです。
・スタンドパーツ、意外と細身です。
スタンドベース採寸
・前後は約27センチ
・左右は約30センチ
VESA 取り付けネジ穴は100 x 100
赤い矢印がスタンドの爪、黄色い矢印がネジ穴です。
赤い矢印の爪を引っかけ、黄色い矢印のネジを締めます。
スタンド完成!
昇降が範囲が意外と大きく見えますね18センチだそうです。
この後モニター本体にネジ4か所で取り付け完成です。
D-subも付いています。
入出力の配置
まずは信号入力
左からDVI-D(Dual Link)、HDMI2.0(MHL)、 DisplayPort1.2、D-sub、音声入力(白)ヘッドフォン出力(黒)が各1系統です。
個人的にはDVI-D、D-sub、は必要ないかな、でHDMI2.0と DisplayPort1.2を各2系統にしてほしいかな。
この構成は事前に確認して購入しています、大事な事ですからね。
あえて言うなら現時点で少ない残念ポイントです。
電源入力です。
電源は内蔵です、ACアダプターじゃないのはうれしいポイントです。横にメインスイッチ。
右の(裏から見て左)USB3.0ハブです。
一番下がアップストリーム
黄色が高速充電対応になります。
星が少ないのはやっぱり入力の系統が私の好みと違うからです。
以上入出力でした。
ノングレアで価格を考えると大満足かな。
やっぱり気になるのは映り込みだと思います。
結論はノングレアで煩わしく思うことはありません。
電源オフでかなり斜めから見るとグレア?ハーフグレアか?と思うほどきれいに映りこみます。
正面からだと
上の反射光減は部屋の照明、中央やや下は窓に映った照明になります。
正面で使用中に映り込みが気になることは私はありません。
こんな感じなので店頭で電源オフの状態で斜めから見るとハーフグレア?と感じるかもしれません。
次に視野角です、
IPSに比べ少し狭めです、TNパネルを使用してこれに変えたら視野角の広さに感動するでしょう。
逆にIPS方式からの乗り換えの場合はモニターの距離によって評価が変わると思います。
私はモニターとの距離が約90センチほど離れての利用なので、気になりませんが40センチぐらいだとちょっと両サイドが気になるかもしれませんね。
手前がキーボード、そしてタッチパネル液晶のDELL S2340T、奥に本機「328P6VJEB/11」になります。
DELL S2340Tは、IPSパネルなのでそのまま比較に利用しました。
正面、だいたい50センチぐらいからIPSパネルのS2340Tと遜色がありません。
右のベゼル前50センチ付近から左側向きに、S2340Tに比べ少し色が薄く左端はオレンジ側に少し?シフトしていますね。
左のベゼル前50センチ付近から右側向きに、変化は右側からと同様ですね。
私は正面からの利用が前提なので許容範囲だと思っています。
(この辺は人それぞれですね)
ほんの少し星を減らしていますが、やっぱりIPSが理想かな個人的に。
Spyder4ELITEを使用して計測
計測結果は参考程度に。
色域、まずはsRGBです。
sRGBは100%カバーです。RDT261WHは96%でした。
次にNTSCです。
カバーは90%でした。赤と青はより広く、緑がズレて少し狭いです。
95%は比かな? RDT261WHは91%でしたのでまぁまぁです。
最後にAdobeRGBです。
カバー率は92%でした、RDT261WHに比べても赤と青は広いですが緑がズレているのがカバー率を下げている要因ですね。RDT261WHは94%でした。
価格を考えると頑張っていると思います。
詳細計測から一部抜粋。
コントラストと白色点です。
RDT261WHが400:1前後だったので2倍以上のコントラストです。
画面均一性
私の感覚よりも芳しくない結果かな・・・
カラーの正確性
最小0.2
最大1.88
平均0.94
となかなか良い感じです。
Spyder4Elete4.6.1のモニター評価
カラーの均一性が少し低いのを除くとおおむね好評化かな?
総合評価も4.0
Spyder4Elete4.5.4のモニター評価になります。
総合評価は3.5でしたね。
その他
・±170度のスイーベル、
・ピボットに対応しています。
・昇降18センチ
・カラー入力はRGB各10bit入力(約10億7000万色)に対応
(内部処理は12bit)
・PinP ・ PbyPに対応
・消費電力は42.4w
・スイーベル、昇降、ピボットは比較的軽い力で可能です。
・31.5インチでもフォントは想像以上に小さいです、28インチクラスだと・・・
4K60pで使うための設定
初期設定では
HDMIは1.4
DisplayPortは1.1に設定されています。
この場合は4kは30pまでの対応になります。
そこでOSDでHDMIは2.0
DisplayPortは1.2に設定する必要があります。
現時点で、この価格帯の本命?
まだ3日なので総評は暫定です。
星の数も今後変更するかもしれません。
6万円前半の価格で買える広色域対応液晶モニターではほぼ一択ではないかと思います。
IPSだとsRGB止まりになるしHDCP2.2対応の有無とか中々良いところを突いてきたモデルだなと思います
コストパフォーマンスは非常に高いと思います、
広色域対応液晶モニターを狙う人はもっと上の価格帯を狙うかな?
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購入金額
61,570円
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購入日
2017年02月23日
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購入場所
NTT-X Store
ナンチャンさん
2017/03/02
これ欲しいんですよ(^_^)
あきんばさん
2017/03/02
スタンドも良いですね、昇降も軽い力でスッとできるしデザインもスタイリッシュですし(笑