コレクションケース内に大人買いしたガンダムが収納しきれなくなってきたので購入。
ディスプレイスタンドです。IKEA のコレクションケース「DETOLF/デトルフ」なのですが、棚に高さはあるので、段差をつければ収納数があがります。
IKEA の DETOLF は生産中止になったみたいで残念です。全面ガラスで格安という良い製品だったのに。
分解されて送られてきました。
アクリル本舗は、日本でアクリル製品を専門に扱うオンラインショップやメーカーの名称として知られているようです。名前の通りアクリル製品を取り扱い、カスタムメイドするための切断、彫刻、接着、曲げなどの加工サービスを提供しています。
アクリル板は、思っていたよりすごい綺麗。
すりガラスのような表面だったので注文を間違えたかと思いましたが、保護シールが綺麗にびっちりと貼られているだけのようです。このままでも全然使えるくらいのおかしくない摺りガラス感。
柱パーツと接続するためのネジは内包されていました。ミニドライバーも付いてくるので、そのまますぐに組み立てられます。
アクリルを磨き掃除するためのクリーニングクロスも付いてきました。
鮮やかなイエロー。
説明書。丁寧に説明しているようで、使用する柱パーツなどが段階的に説明されていないのでたぶん分からない人が多いと思う。
全体的な説明は足りているのですが、初見の人は知識がないまま読み進めていくので「前に説明しました」が意外に通らないんですよ。バンダイのガンプラなどが説明書としてすごく上手なのですが、その場面で大事なことを説明するように、説明書を再構築した方が良いと思う。デザインが悪い。
柱パーツ。短いの、長いの。穴が両方開いているもの、片方だけ開いているもの、という種類があります。これを使い分けないと完成できないです。
保護フィルムが貼られていると購入者に分かるように丸いシールが貼られていた。
そしてこの保護シール、貼られていると分からないほど綺麗に平らに貼られている。スモークのアクリル板ですと言われても気づかないくらい綺麗。
貼ってから切断されたからだと思うけど、端も綺麗に切断されていて、指にまったくかからない。爪でひっかいてもシールが剥がれない。保護シール最強。
悪戦苦闘するポイントだと思うのですが、実はガムテープをくっつけて剥がそうとすると簡単に保護シールが剥がれたりします。意外にこの方法知らない人が多い。
保護シール自体に接着剤は使われておらず、滑らかな表面にフィルムが密着しているのと静電気で吸着しているからです。
分子間力(ファンデルワールス力)といって、フィルムとアクリルの間で分子レベルの引力が働きます。接触面積が広いほど強くなって密着しています。特に透明なフィルムでは、この効果が視覚的に顕著に見える場合があります。
柱には、穴が片方開いていないものがあるので、ちゃんと使い分けないと「あれパーツが足りない」ってなります。
ネジに頭がないものは、こうやって片方にねじ込んで使います。
指で簡単に回せます。
保護シールを剥がすと、アクリル板は透明度もあり、すごく綺麗。
僕は断面も気にするのですが、切断面もすごく綺麗。良い処理ですね。
光沢も美しい。組み立て前に、先にネジ穴に通すので両側の保護シールを剥がしています。
保護シールをつけたまま、柱だけ装着して完成。
ぐらつきもなく、良いかんじ。
保護シールを剥がして、完成。
ここまで5分かからないくらい。
柱も透明なので飾るものを邪魔しない。ネジだけ見えるのですが、そこまで気にならないかなと思います。
フィギュアや小物のディスプレイを効率的に整理し、見栄えを良くするための実用的な商品だと思います。スペースを有効活用できます。
良かった点
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高い透明度
素材が非常にクリアで、フィギュアの細部や色彩を損なうことなくディスプレイ可能。コレクションが引き立つ設計です。 -
段差設計
4段の高さが絶妙で、後列のフィギュアがしっかり見えるように配置できます。段差が適度な傾斜を持っており、バランスよくディスプレイ可能です。 -
安定感
スタンド自体の構造がしっかりしており、揺れや倒れの心配が少ないです。重心が安定しているため、少し重いフィギュアでも問題ありません。 -
組み立ての簡単さ
組み立ては直感的にでき、工具不要。数分で完成できるのも好印象でした。
惜しかった点
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傷への注意
アクリル素材のため仕方がないが、拭き取りや設置の際に細かい傷がつきやすい。
保護シートを付けたまま設置するという選択肢もありかも。 -
価格感
他の同様の製品と比較すると若干割高にも感じる。ただし、品質の高さを考慮すると納得できる範囲。
他素材と比較 [透明度/耐久度]
透明度
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アクリル
- 透明度は約92%で、非常に高い光透過性があります。
- ガラスよりも軽く、透明度が高い場合もあるため、ディスプレイ用途には最適です。
- 紫外線で黄変する可能性がありますが、UVカット加工品も存在します。
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ガラス
- 通常のガラスの透明度は約90%で、アクリルとほぼ同等です。
- ただし、ガラスは重量があり、割れるリスクがあるため、ディスプレイ用には扱いにくい場合があります。
- 長期使用でも黄変しない点では、アクリルより優れています。
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ポリカーボネート
- 透明度は約88~90%で、アクリルやガラスにはわずかに劣ります。
- 耐久性を重視する用途で選ばれることが多く、透明度が必要な場面ではアクリルが優位です。
耐久度
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アクリル
- 衝撃に対する強度はガラスの約17倍。ただし、硬度は低めで、傷がつきやすいです。
- 割れにくい反面、過度の曲げや負荷には弱く、ヒビが入ることがあります。
- 長期間使用する場合は、設置環境やお手入れの工夫が必要です。
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ガラス
- 硬度が高く、表面が傷つきにくい点では優れていますが、割れると破片が飛び散るリスクがあります。
- 特殊ガラス(強化ガラスや安全ガラス)であれば、割れにくさは向上します。
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ポリカーボネート
- 衝撃強度はアクリルの約10倍以上と非常に高く、実用面では最も耐久性に優れます。
- ただし、傷がつきやすく、透明度がアクリルほど高くないため、ディスプレイ用にはやや不向きです。
アクリル素材は透明度と軽量さのバランスが良く、ディスプレイ用途で最適な選択肢だと思います。
ただし、傷つきやすい点ではガラスやポリカーボネートに劣ります。
一方で、ガラスに比べて割れにくく、ポリカーボネートよりも透明度が高い。フィギュアの見栄えを損なわない素材として高く評価できます。
ディスプレイケース内での用途を考えると、耐久性よりも見た目の美しさや軽さが重要なので、アクリルは最適な選択と言えます。
整然とした印象、立体感と奥行きの演出
収納数が上がるというよりは、背面のフィギュアも前面のフィギュアに隠れることなく、全体が見渡せるようになるというのが正しいです。奥に置いたフィギュアの細部のディテールが確認しやすくなりコレクションの魅力が引き立ちます。
また、平面的なディスプレイに比べ、段差があると立体的で奥行きのあるレイアウトが可能です。
コレクションケース全体がよりダイナミックでプロフェッショナルな印象を与えます。
各アイテムが独立して見えるため、ディスプレイがごちゃごちゃせず、整理された印象を与えます。
色やサイズが異なるアイテムで、バランスよく配置するのも面白いですね。
例えば、重要なキャラクターを高い段に置き、背景的なアイテムを下段に配置することで、視線誘導を作ったりとか。ストーリー性などを自分で考えてレイアウトするのも楽しいです。
この製品はいろんなサイズや段差があり、環境に合わせて選べるのですごく助かりました。
透明度&美観
短期で飾るなら、アクリルが最適(透明度&美観)。
長期保存するなら、ガラスが優位(劣化しにくい)。
衝撃耐性はポリカーボネートが最強。
アクリルは掃除しやすいものの、優しく丁寧に扱う必要があります。他素材より軽いので扱いやすさも魅力。価格が安いので買い換えることも視野に入れながらの運用になりますね。
透明度、軽さ、価格のバランスが良い
アクリル製品は「適度な価格」「高い透明度」「軽さ」の三拍子が揃っており、特にディスプレイ用途では最高のコスパを誇ります。
一方で、耐久性や黄変が気になる場合は、製品の扱い方や設置環境に配慮すれば、長く美しい状態を保つことが可能です。
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購入金額
1,910円
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購入日
2024年11月30日
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購入場所
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