レビューメディア「ジグソー」

一人これを飲めば一家苦しみ無く、一家これを飲めば一里病なし

お屠蘇やお神酒 言葉では知っていても、実際の違いまでご存知の方は少ないかもしれません。

 

お神酒は神社にお供えしたお酒を指すと定義して良いと思います。

 

ではお屠蘇は? 

 

 

更新: 2016/12/22

お屠蘇は

お酒や味醂に「生薬」を漬け込んだ「薬草酒」です。

漆の酒器に注がれて、うやうやしくいただくお酒の全てがお屠蘇ではありません。

 

三国志で有名な魏の名医である華陀が考案したとも伝わります。

 

お正月の席で、薬効のある生薬を漬け込んだお酒をいただき、邪気を払い、無病息災を祈り

心身ともに改まり、良い年を迎えようと いう気持ちを込めていただく 儀式酒です。

 

お正月の席では若輩から口をつけ、徐々に年長者に回し、若者の精気を先達に分け与える趣向が伝わります。

各製品の取説に従って漬け込みますが、概ね5時間前後の抽出時間が必要なので、元旦の早朝から用意なさるか、大晦日から用意する必要があると思います。

更新: 2016/12/22

生薬

中嶋生薬さんのHPや製品にも成分の表記はありません。

おそらく五種類以上の生薬が配合されていると思われます。

 

お屠蘇から立ち上る香りから、肉桂ははっきりと確認できます。

和紙に包まれたティーバッグ 

200〜300ccに対して一つが適量とされますが、お子様も同席なさる場合は、2合酒に合わせる形で

少し薄めに抽出し、ほんの少し口を濡らすようにして 楽しまれては如何でしょうか。

 

どちらにしてもたくさんいただく種類のお酒ではありません。

更新: 2016/12/22

お正月に

お屠蘇をいただくときには、家族は揃って東の方角を向くのだそうです。


飲む際に

「一人これを飲めば一家苦しみ無く、一家これを飲めば一里病なし」

と唱えると良いそうです。

 

ここ10年ほどで日本酒の質が格段に上昇し、ふたたび普及しているように思えます。

 

またお屠蘇も最近ではしめ縄飾り等とともにホームセンターでも見かけるようになりました。

 

初詣のお参りでも、二礼二拍手一礼の作法が浸透しているように感じます。

 

自国の文化に興味を持つ、敬意を払う、事が全世界的に行われるようになったように感じます。

 

これまでお正月に「高級な日本酒」「ドン・ペリ」「プレミアムビール」を用意されていたご家庭でも、ちょっとひと手間かけて、お屠蘇でキリリと引き締めるという趣向はいががでしょうか。

ちょっとしたお年賀にとおもいたち、先程、二条東洞院にある本店で多めに買い求めてきました。

百単位で外袋に名入れを受けてくださるようです。

 

一包辺りの単価は税込み140円でした。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2016年12月22日

  • 購入場所

    中嶋生薬

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • フェレンギさん

    2016/12/22

    味醂で作ったお屠蘇は未体験なので、私も試してみたくなりました。
  • 北のラブリエさん

    2016/12/22

    こう言うのはいいですね。
    文化、と言うと堅苦しい気もしますが。
    ならわし、とかがいいのかな。
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