普段使用していたゲーミングPCのマザーボードのBIOS更新に失敗し、マザーボードが逝ってしまったため、PCを新調することにしました。
使用していたデスクトップPCは、4年半前ZIGSOWに入会したてで自作の経験もなく、PC初心者としてプレミアムレビューに選出された時のもの。
選出を機に自作への知識と経験を積み重ねようと決意した記憶がありますが、結果、自作が面倒くさいのでBTO PCを購入しちゃいました。自作erの多いジグソニアンの中ではBTO PC購入する人ってほとんどいないですよね(笑)
ゲーミングPCの主な活用はドラゴンクエストXとiPhoneのバックアップ。
後述するスペックから見ると過剰な性能ですが、かねてからForza Horizon 3をプレイしたいと考えていた(上述のPSO2 推奨PCではスペック不足)ので、各BTOメーカーのPCを軽く比較した結果、このLev-R017-i7-RNR-FH3を購入することにしました。
関係ないですが、PSO2推奨PCの募集って22台という大イベントでした。
また大きなイベントに期待したいです。
関係ないついでに、ドラゴンクエストXの推奨PCの募集がZIGSOWでは行われませんでした。FFXIVや他のスクエニのゲームの推奨PCはあったと記憶しているので、運営さんもドラゴンクエストに興味を持ってほしいなぁ。
ということで(?)、備忘録を兼ねてレビューしたいと思います。
ちなみに2016/12/13の23時過ぎに注文して、商品手配が2016/12/15 昼、発送が2016/12/21夕方、到着が2016/12/23午前でした。
たまたまクリスマスシーズンと重なって遅くなってしまいましたが、パソコン工房では通常2~7日で発送となるそうです。
パーツ類の箱は無し
早速開封の儀を執り行います。
パソコン工房のブランド「Level ∞」のロゴがプリントされた箱で届きました。
箱を開けると上段に部品等が入っている箱。その下に本体がありました。
パーツ類の箱はありませんでした。
上段の箱に入っていたものはこの通りです。
パーツの箱はありませんでしたが、ドライバCDや説明書はあります。
BTO PCで購入するユーザーはPCパーツの箱が不要と思う人、多いんですかね。
PCパーツ交換する際の保管にも使いたいので、箱はつけてほしかったなぁ。
その他、梱包については特にトラブルなくPCも無事に起動もできたので問題ありません。
5インチベイが有効利用できないのがネック
■本体上部
上部はラインイン/アウトとUSB3.0×1、USB2.0×2。
以前使用していたPCはUSBポートが2つだったので若干不便でした。
ゲームコントローラやスマホのバックアップのためのケーブルを差し替える手間が減るので、ポートが増えるのは助かります。
■本体前面/背面
マザーボード側のポートは、PS/2コネクタ、D-sub 15pinコネクタ、LANポート(ギガビット)、USB3.0×4、USB2.0×2、DisplayPort、DVIと各種ライン入出力。
GPU側は、DisplayPort×3、DVI、HDMI。
■本体側面
写真左が本体の左側、右が右側。
左側に大き目の空気孔。右側は特に何もありませんが、本体前面の赤い部分の側面に空気孔があり、本体内部の5インチベイの下の部分から空気を出し入れする仕組みとなっています。
また右側側面のカバーを外すと、CPUソケットの裏側に直接アクセスができます。
■本体内部
GPU部分のPCIe周りは余裕があるので、形状の大き目のグラフィックカードの換装もさほど大変ではなさそう。
5インチベイが3つあって一つはDVDドライブ。残り二つは設置しても本体前面に穴が開いていないので実質的に使用不可。
BTOで5インチベイ用のパーツを追加した場合どうなるのでしょう。
BTO PCだけに配線は纏められておりすっきりしていますが、写真下部の電源の上あたりのPCIeスロットとケーブルが干渉してるので、パーツの増設に苦労しそう・・・というか結束バンド切らないと無理です。
なお、電源の下からストレージ格納ベイの直前まで本体底部に空気孔があり、空気の出し入れが可能です。
ミドルスペックながら必要十分な性能
■主な仕様
マザーボード : インテル(R) Z170 Express チップセット
CPU : インテル(R) Core i7-6700 プロセッサー (3.4-4.0GHz/4コア/8スレッド/8MBキャッシュ/TDP65W)
GPU : NVIDIA(R) GeForce GTX 1060 6GB GDDR5 [DVI×1・HDMI×1・DisplayPort×1]※
メモリ : DDR4-2133 8GB×2(デュアルチャンネル/計16GB)
ストレージ : 240GB 2.5インチ Serial-ATA SSD / 1TB 3.5インチ Serial-ATA HDD
OS : Windows 10 Home 64ビット
光学式ドライブ : DVDスーパーマルチドライブ [LG GH24NSxx]
電源 : 700W [80PLUS BRONZE認証]
↑は購入履歴記載の物です。
パソコン工房で販売されているLev-R017-i7-RNRシリーズは、116,980円と119,980円の二種類存在しますが、こちらは119,980円のモデル。116,980円のモデルとの違いはメモリが116,980円の方は8GBであること、GPUがGeForce GTX 1060でもVRAMが3GBである可能性がある事が挙げられます。
今回購入したモデルは、119,980円のモデルの電源を500Wから700Wに変更し、3年保証もつけました。GPUのTDPが120Wで他所の負荷試験でも250Wを超えることが無いようなので、500Wでも足りることは足りると思いますが、拡張する際にトラブルが起きては困るので1段階アップさせました。
早速CPU-Zの結果をペタペタはっていきます。
マザーボードはZ170-S01(MSI)であることが確定。(製品ページ通り)
GPU-Zの結果です。
Clockを見てもらうとわかりますが、搭載されているグラフィックボードはリファレンスモデルではなく、MSIのGeForce GTX 1060 6G OC。小さいサイズなので、小型のPCにも使えます。
※見出しのカタログ記載のGPUはDisplayPort×1でしたが、DisplayPort×3でした。
カタログに見合うグラフィックボードはM-NGTX1060/5REHDPなので、少し得をした感じでしょうか。
セットアップしWindows Updateを行った後のストレージは以下の通りです。
内蔵されているSSDはCrucial CT 275 MX 300 SSD4 275GB。
3D TLC NANDなので、廉価ながら長寿命のSSD。
HDDはSeagate ST1000DM003。
昔からあるHDDですが、速度はなかなかのものです。
様々なBTOメーカーの中でパソコン工房のゲーミングPCを選択した最大の理由はマザーボード。
他社ではH110のマザーボードが多いので、ちょっとつまらないですよね。
とはいえ、このゲーミングPCで使用しているZ170-S01はSLI非対応なので極上なゲーミングPC環境にはできませんが。
GPUもForza Horizon 3のUltra設定ではVRAM使用が4GBを超える事があるので、GeForce GTX 1000シリーズでも1060の6GB以上が必要です。そもそも同じ型番のGTX 1060なのに3GBと6GBの二つがあるのは間違いの元になるし、3GBの価格の安さを見せつけてAMDの同等レベルのグラフィックカードに対抗しようとしている魂胆が見え隠れて、なんとも狡いですね。
最新のゲームもフルHDなら満足に楽しめる
まずはさっくりとWindows エクスペリエンス インデックスの結果です。
劇的に高レベルではないですが、安定した上々の結果。
ゲーム用グラフィックスの結果はWEIでは測定できないので、各種ベンチマークを測っていきます。
なお、解像度は全て1920×1080のフルHDで行っています。
ベンチマーク:Cinebench
Open GLのスペックはさすが。
CPUは低くないですが、2世代前のOCモデルとあまり差がない模様。
ベンチマーク:3DMark
GTX 980と比べると大体同等の性能ということが分かります。
DirextX 12で行われるTime Spyの結果。
こちらもGTX 980程度の結果となった。
ベンチマーク:ドラゴンクエストX
もともとこのゲームのためにゲーミングPCを欲していました。
最高品質で実施。
ゲーム自体が軽いので、最高設定でも楽々。
スコアは10,000を超えるとすごく快適なので過剰スペックです。
ベンチマーク:ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド
最高品質で実施。
7,000を超えると「非常に快適」となります。
12,000を超えた結果となり、問題なく快適に遊べそうです。
ベンチマーク:ファンタシースターオンライン2
簡易設定6で実施。
30,000を超えるとオーバースペックと言えるほどのスコアらしいです。
素晴らしい結果です。
ベンチマーク:バイオハザード6
Sランク結果です。
FPSも90~200fpsで安定して動作します。
古いゲームなので楽勝ですね。
ベンチマーク:ドラゴンズドグマ オンライン
最高品質で実施。
7,000を超えると「とても快適」となります。
十分に戦えます。
ベンチマーク:SteamVR Performance Test
VR ReadyなGPUだけあって、VR酔い発生基準の90fpsのラインを下回ることなく十分なスペックであることが証明されました。
問題はVRの機器が高いので、価格が落ち着くのを待つしかないところでしょうか。
楽しみしていたForza Horizon 3!
推奨PCということで、Windows ストアで購入しました。
なお、Windows Updateを行っていないと、購入ができてもインストールできないようです。
アルティメット版と追加コンテンツのBlizzard Mountainを購入しました。
丁度クリスマスセールで安く売っていたのでラッキー。
フレームレートは80fpsキープくらいでした。
手持ちのディスプレイが60fpsまでしか対応していないので恩恵を受けられませんが、60fpsでもヌルヌル動くので楽しいです。美麗なグラフィックスが素敵です。これはどっぷり楽しめそう。
Forza Horizon 3については別途レビューしたいと思います。
ちなみに、
Best racing or sports Game(s) of the Year 2016
に輝いたそうですね。
コストパフォーマンスの高いゲーミングPC
スペックとしてはミドルエンドに位置しますが、ベンチマークの結果にある通り、人気のゲームはフルHD環境下ではほぼ全て満足にプレイできます。
BTO PCとしてのパソコン工房ですが、冒頭に書いてある通りパーツの箱が無いのが不満。
搭載されているパーツについては不満が無いだけに、箱が必要かどうかの選択肢が注文時に欲しいなと思いました。
またショップ内でPCを選ぶ際、スペックをよく見ないと同じ価格でもスペックダウンしていることがあるので、注意深く見る必要があります。ここは特に初心者が気を付ける点ですね。
それでも、このPCを購入したおかげでドラゴンクエストXが再開できますし、ずっとプレイしたかったForza Horizon 3もプレイできるので、今度は大事に使っていきたいと思います。
敢えてパソコン工房での購入でデメリットがあるとすれば、故障の際の持ち込みの場合、関東は秋葉原にしか店舗がないため、神奈川西部に住む自分としては持ち込みが困難な点。
もちろん配送での受付がありますが、何にしても故障だけは気をつけたいところです。
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購入金額
137,456円
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購入日
2016年12月13日
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購入場所
パソコン工房
takamizuさん
2016/12/24
年末年始にいろいろと遊べそうなゲーミングPCですね。
Takahiroさん
2016/12/24
窒息しそうな感じですがやってみて如何ですか?
sandbagさん
2016/12/24
はい、思い切って買っちゃいました。
iPadやiPhoneのバックアップ用母艦としても必要でしたので、嫁の了解得やすかったです(笑)
年末年始遊びたいのですが、金融業なので金曜まで仕事なのが残念です。
>Takahiroさん
ケースの単体販売は無いみたいですね(笑)
レビューに追記しましたが、本体側面と底部に空気孔があるので、拡張しない状態ではエアフローは価格帯的に普通かと思います。
背面に水冷チューブの穴もあるので、夏場やばそうだったら考えます(^^;