RTX1210 を購入。現行機が「RTX1220」なのですが、入荷未定・品切れでなかなか購入できませんね……。今、ようやく市場に出てきたという感じです。
今回はバックアップ機が欲しかったため、現行機の同型の 1210 で良しとしました。
9月に購入した中古品ですが、価格は8万円ほどでした。
1210 → 1220に機種転換した方たちの余った 1210 中古品がそろそろ在庫が出てくるはずなので、1210 はこれから安くなりそうですね。
ちなみに、ヤマハのルーターは「定価の新製品より中古の方が何故か金額が高い」という、不思議な現象がおきます(※新製品が買えるにも関わらず売られている中古品が高い)。名付けて「ヤマハルーター錬金術」なのですが、おそらく正規の値段を知らない人が『中古の方が安いだろう』と思い込んで確認もせずに購入するのではないでしょうか。転売に加担しているようなものなので、購入する側も注意し価格を確認した方が良いです。
RTX1200 も使用していたりしますが、RTX 1210 は GUI もしっかり作りこまれているため、素人にも扱いやすくなっています。あと、ケースがテカテカしたメタルっぽい素材になり恰好よくなりました。
ヤマハのネットワーク機器をコントロールする L2MS を前提にすると、「LANマップ」という機能を使えば簡単に GUI でネットワーク構築ができます。
ルータの「ダッシュボード」の右にあるボタン「LANマップ」を押し、開いた画面の右上にある小さな歯車ボタン「設定」を押します。LANマップの設定画面が出てくるので、L2MS の動作モードを「マスター」にして起動します。
RTX1210 にぶら下がったネットワーク内のヤマハ機器が表示され、タグVLAN の設定もルータ側でネットワークの一元管理ができるようになります。初心者には面倒なルーティングの設定なども自動で入れ込んでくれるので楽ちんです。
ここでは、ヤマハ製スイッチ SWL3100、ヤマハ製アクセスポイント WLX313 を繋いだ例。どのポートとポートがグループなのかがグラフィカルに分かるようになっています。
この管理画面から全てのネットワーク機器の管理画面にも辿り着くことができ、パスワード管理も楽です。
安定感を具現化した姿
「VPNルーター」と分類され、VPN を利用した拠点間ネットワークの構築に便利な機能が盛り込まれています。
現代において、リモートワークという働き方があるため最適ともいえるのですが、これが10年前に発売されていると思うと、当時は先進的だったんだろうなと思います。
外観的にはフロント部にLAN配線ポートがあり、メンテナンスを考えたデザインとなっています。
個人向け(家庭向け)だとルックスを意識してフロントは必ずパネルになると思うので、この無骨なデザインは個人的に好き。
基本的に CUI で設定していくものですが、クリティカルではないところまでは GUI で設定できるようになっており、かなり使いやすくなっています。メニューに「かんたん設定」という項目まであり、初期設定まで質問に答えていくだけでもできるようになっています。
NATディスクリプタなどヤマハ独自の技術名称や設定の仕方はあるものの、世の中にたくさんある資料を見ていけば自分のやりたいことが不思議とできてしまいます。
10年持つ製品
旧型の RTX1200 も所持しているのですがこちらもまだ現役なので、ヤマハブランドでの製品耐用年数はかなり長いです。有名な個人向けルーターブランドが2社ありますが、数年で壊れて数年で新製品が発売されるという、それらのサイクルと比較すると、製品コンセプトが分かりやすいです。
6年ほどで新製品が発売されるサイクルで、買い換えていくのも丁度良いです。
買い換える必要が無い
機能も豊富で、しかも定期的に機能追加することもあり、使い勝手は最高です。
サポート体制やホームページ上のドキュメントも大量にあり、設定事例や問題解決にかなり参考になります。
RTX830 と比較した場合(830が後発)、物理的なポート数の他に、複数ポートを束ねるリンクアグリゲーション機能の有無が挙げられます。スループット数は同じですが VPN対地数 が5倍違うため、小規模(20人)ネットワークなら 830、中規模(100人)なら 1210 と考えた方が良さそうです。
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購入金額
125,000円
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購入日
2021年10月18日
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購入場所
jakeさん
2021/10/18
安定性してるし高トラフィックにも耐える良いルーターですね。
中小企業のインフラに欠かせない一台だと思います。
かもみーるさん
2021/10/18
プロバイダの固定IP契約せず通常の動的IP割当の際、グローバルIPが変わったタイミングで機器側が自動でDDNS更新してくれるのがよい。
まぁ、PPPoE接続での機能ですけれど。
yasukawaさん
2021/10/18
本当にそうですね。
多少高くても、導入コストに合うだけの仕事をしてくれるので、めちゃくちゃ愛着がわきます。
yasukawaさん
2021/10/18
ヤマハルータの導入前は家庭向けルータに好きなホスト名が使える SoftEther VPN を使って構築していたので、正直そこまでインパクトを受けなかったのですが、ヤマハという企業がホストアドレス提供サービスをしているのは驚きでした。
ウチは IPv4 over IPv6 なので、 IPoE と PPPoE の両方の常時接続して、通常は IPoE 回線を使用し、VPN 接続だけ PPPoE に流す設定にしているのでネットボランチDNSは現役バリバリですね……。
まーくんZさん
2021/11/11
会社からの指示で別のIPVPNに接続してからこれに接続するというVPN to VPNなんて使い方をしてますが、なかなかいい感じに使えてます。
ただ新人が入ったときにユーザを増やすのでかなり手間取りました。
VPNはGUIではなくCUIで設定していたモノで。