ローグライクゲームの一種として、5年以上前に製作されたフリーゲームです。
すでに作者のNOA氏は開発終了を宣言して、構想の内、第一部部分のみで発表しております。
ただし、ローグに倣って、ランダムに作成される「ダンジョン(作中表記はネフィア)」「アイテム」「小ミッション」などがあり、
また、キャラクター技能の多彩さなどにより様々な行動を取る事が出来るので、無限に遊べる可能性を秘めています。
今でも、この作品のプレイヤーはかなり存在しています。
作者公認で、それぞれの想いや追加要素を盛り込んだ複数のヴァリアント版が作られていたり。
また、未完の第二部以降を引き継いで作る猛者もいたりして、まだまだ、賑わっている部分もありますね。
キャラメイクで、数時間かかる人もいます(それは私)
キャラメイクと、ちょっと順番が前後するのですが、上記画像からOPイベントが始まります。
舞台は、イルヴァと呼ばれる世界。
幾つもの文明の滅亡と創始を繰り返した11番目の時代、シエラ・テール。
プレイヤーの作るキャラは、OPで難破し遭難した先のノースティリスで冒険を始める事となります。
はい、ではキャラメイクに入ります。
Elonaでは、11種類の種族からキャラを作る事が出来ます。
・イェルス、エウダーナ、ジューアは、ノースティリスとその周辺の国家に所属する人種ですね。
・妖精、丘の民、エレアは、それぞれ、ホビット、ドワーフ、エルフをイメージしたイルヴァの種族です。能力傾向なども、おおよそ、その元となる種族と同じ、かな。
・かたつむり。イルヴァでは、ほぼ全ての生物に知性と言語能力が宿る可能性があります。
読んで字の如くな、この種族も例外ではなく、プレイヤーキャラクターとして選択する事が出来ます。すべてにおいて貧弱で、衛兵や清掃員に塩を掛けられると即死する大人気種族です。
・リッチ。高度な魔術を極めた生ける屍。
・ゴブリン。子鬼、悪鬼と呼ばれるモンスター。温和な性格を持っているものもいるらしく、場合によっては交渉の余地もある存在のようですね。
・ゴーレム。人形などに魔力で生命を吹き込まれた人造生命体ですね。
・カオスシェイプ。人間の姿を摸しているけれども、本性は不定形な怪物。成長につれて、腕や首などが増え、腕は最大13本にもなる異形。
混沌としてきましたねぇ。
しかし、まあ、究極まで極めるならば、時間の掛かり具合は年単位で開きますが、どの種族でも高みに登れる可能性があるので、イメージで決めても、問題ない………ハズ。
また、コンフィグを書き替える事で、デバッグモード種族として、初期種族と合わせて76種類から選ぶ事が出来ます。
バランスを崩壊させる、「神」「神の化身」なんてものから、かたつむりにこそ最弱を譲りますが四天王クラスの「うさぎ」「ねずみ」なども選ぶ事が出来ます。
さて、脱線はこれ位にして、キャラメイクの実際を。
種族は、エウダーナという魔法文明を受け継ぐ国家の住人を選びました。
次に選択するのは職業です。
戦士、遺跡荒らし、魔法使い、魔法戦士、神官などは、ゲームではおなじみの職業ですね。
狩人、農民、観光客、ピアニストは、非戦闘系職ですが、観光客以外は結構有益だったりします。
クレイモアは、某ジャンプコミックの半人半妖な戦士ですね、職業というべきなのかなあ。
それぞれの職業に応じて、能力ボーナスや獲得技能が得られます。
バランスを考えられているので、能力ボーナスも獲得技能もほぼ無い観光客と、戦闘特化が著しいクレイモア以外は立ち回りの有利不利は半ばしている、という感じでしょうか。
ネット上に上がっているプレイ動画などでの人気職業は、やはり、縛りプレイに最適な観光客。
次いで、重いものをより多く持ち歩く為の技能「重量挙げ」を最初から獲得しているピアニストのようです。
能力値の決定。
二つまでの能力を固定して、リロールで好きな値(大抵は最高値)を狙えます。
この時の振れ幅や、最大値は、種族職業の能力ボーナスが掛かってきますね。
ちなみに、かたつむりの観光客となると、上記のような能力値になります。
最弱の名は伊達ではありません。
能力は、初期値に応じて潜在値が設定されており、それが成長限界に近い扱いとなっています。
しかし、労力を掛ければ、潜在値は増大させる事は可能なので、やり込んでしまえば、能力値の多寡など、ちょっとしたハンデでしかない、という人もいらっしゃるようです。
普通にプレイすると、序盤のカタツムリ観光客は、このゲーム最弱のモンスター相手でも即死級の打撃を喰らう位に弱いので、お勧めはしませんが。
本題に戻りまして。
能力の次は、フィート(特徴、特性)の獲得です。
いわゆる主人公補正的なものでしょうか。
フィートによっては、同じものを選ぶとレベルが高くなるものがあります。
次に選ぶのが、異名。
ランダムでフレーズを組み合わせて作られるので、割と珍妙なものが多いですね。
自分のキャラは格好良いものが良いので、頑張って選ぶ方が好きなんですが、ランダムで作られるNPC達の異名とのギャップで、逆に浮いてしまったりしますw
キャラクターの歩行グラフィックとキャラクターシートです。
歩行グラフィックでは、幾つかの要素を組み合わせて好きな外見に出来ます。
追加グラフィックなどを入れれば、更にカスタマイズも可能。
肖像は、キャラクターシートを開いた時にしか見られないので、空欄にして脳内補完でも良し。
年齢、身長体重は、種族ごとの範囲値内でランダムとなりますので、好きな数字を選べます。
後々、ゲーム内でコントロールする事が可能なので厳密では無くても良いでしょう。
ぶっちゃけ、スゴイ勢いで体重増えたり、身長が伸縮したりするので気にしたら負け、かもw
初期装備は、身長体重リロール時に、同じようにリロールされています。
確認出来るのはダメージ算出式だけなので、好きな装備を狙い撃ちは出来ませんが。
ここまで決定して、冒頭のOPに突入する事になります。
※NPC含む肖像は、フリーの追加グラフィックに挿し替えてあります。
緑髪のエレアが嫌いになっても、Elonaの事は嫌いにならないでくださいw
OPで難破した船に乗っていた主人公は、エレアの二人組に助けられて目を覚まします。
ここで、「チュートリアルを開始する」を選ぶと基本動作を教えて貰えます。
実際に体験してもらった方が分かり易いので、特徴的なものだけを紹介します。
ええと、少しだけグロテスクな表現がありますので、閲覧注意です。
気になる場合は、ここで読むのを辞めることをお勧めします。
この位空ければ大丈夫かな?
有名なElonaの最初の試練w
食料と称して、足元に置かれたのは、「食べる」コマンドの一番上に表示されたアレです。
素直に食べると、拒否反応が出て混乱朦朧恐怖を引き起こす狂気状態になります。(場合によっては、アレを大好きになる特徴が付く場合もあります)
狂気に陥る位ならば、律儀に腹いっぱい食べなくてもいいのになあ、と思ってしまったら負けかなあ(苦笑)
で、食べた結果を伝えると、この台詞。
緑髪のエレアが嫌いになる人が続出です。
止め時が見つからない、というやり込み派にとっての天国(地獄ともいう)
本来のストーリーとしては、ノースティリス地方の王都パルミアで王に認められて、とあるダンジョンを最下層まで探索し、その主を打倒すれば第一部終了となります。
但し、それを達成する為に鍛えている内に、それの達成がどうでも良くなってしまう事案が多発するゲームですw
ヴァリアント版を含めた楽しみ方になりますが、以下のような楽しみ方があります。
主人公は自分の家や倉庫を建てることが出来ます。
これは、持てるアイテムの総重量が能力によって決まっている為、何処かにストックして置かないとペナルティで遅くなったり、身動き取れなくなってしまうからです。
この状態で敵と戦闘すると、速度低下分だけ、相手に行動回数を与えてしまいますので、切実です。
・序盤、キャラを強化する為に装備やアイテム拾いまくろう!
↓
・装備やアイテム持ちすぎて動けなくなってきたヤバい。
↓
・あ、先にアイテムを置く倉庫か家を買おう。
↓
・お金を効率良く稼ぐには交渉技能を鍛えて売買を有利にしよう。
↓
・いや、それよりも建てた家にNPCを雇って店を開こう、拾ったアイテムが高く売れるし!
(通常、アイテムを店に売却すると店売りの価格の5%程度しか値段が付かないが、自分で店を開くと、販売価格で売れる為)
↓
・自宅の店の在庫無くなったー。アイテムを調達しに行かなければ!
↓
・良し、大金稼げるようになったぜ! この調子でどんどん貯めていこう! 商売最高!
↓
・あれ? 何の為にお金貯めてたっけ?<イマココ
という展開や。
武器や防具などの装備品は、材質によって、同じ種類のものでも強さや、装備効果が違ってきたり。
また、高品質品や、奇跡品など、特殊な能力付きの物があったり。
その最高峰である神の賜物「アーティファクト」が存在したりします。
ダンジョンの奥深くでは良い物が入手できる確率が高く、更には攻略成功すると出てくる報酬箱の中身は階層が深ければ深い程に良い物が入っています。
偶に入手出来るもので、装備の材質を変化させる巻き物というものもあり、それを使うとランダムで変化したりします。
そうなると、材質を変化させる事が出来る巻き物を集めて、有利な装備にしたり、或いは、特殊能力の良いものを探してダンジョンを彷徨ったり、と、追求しだすと、こちらも止まりませんw
・ダンジョンを攻略しまくって装備を最強にするぜ!
↓
・ダンジョン攻略で名声ゲットだぜ。
↓
・スゴイナー。有名人だなー。そんな貴方には高額納税者の義務をプレゼント!
↓
・装備売っても払えないYO
↓
・こうなったら自分で店を開くしかない!
↓
・家を建てて、NPC雇うぜ!
↓
・店の在庫が無くなったから、ダンジョンに探しにいくよー。
↓
・あれ? どこかで見た展開だなあw
とか。
更には、農民やピアニストであると、栽培技能や、演奏技能によって、お金を稼いだり、能力を強化する作物などを収穫できるようになったりするので、冒険をそっちのけで、畑を整備したり、演奏会に参加し続けたりする日々に追われる事も、しばしば。
・作物植えたよー。
↓
・目を離すと、時間経ちすぎて枯れちゃうYO!
↓
・ダンジョンとか潜っていられないなあ。
↓
・家と畑を往復する毎日です。
というような展開にもなっていくわけですw
そして、L2さんのように、ラストエリクサーを使えない体質の人は、気になるアイテムは使えないので、どんどん貯まっていきまして、倉庫がいくつあっても足りません。
お金稼がないと、倉庫の運営費で破産しますw
その他にも、生きている武器や、ペット(仲間)の育成など、やれることが多すぎて困ります。
本当に時間が足りないと思うゲームです。
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購入金額
0円
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購入日
2011年頃
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購入場所
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