オーディオ用電解コンデンサー 1000μF 50V 85℃ ニチコン MUSE-KZ
プリアンプのR-CHにノイズ(MC,MMで)が乗ってきたのでデカップリングコンデンサーを交換してみました ノイズは常時50HZ近辺でリップルフィルターが効果無いようなノイズでしたので手始めに
コンデンサーを総て交換してみました ノイズの症状は此処2週間前くらいからです このアンプは1978年製造でシャーシーに日付捺印があります 何が起きても仕方ないですね
右チャンネルノイズがあります 中古品購入後半年使いましたが最近ノイズが出るようになりました
拡大しているので大きく見えますが50HZ位の低いレベルの低周波です 修理後は静寂が戻りました
電源部にかなり修理した古い形跡がありました このノイズで修理したのかな? 中古品は実際内部を見ないと判らないことがありますね コンデンサーの交換跡は無かったのですが。↓底面側から
縦中央部、手前が±8V、奥が±30V REG , 右側トランス近辺は1次整流電源
コンデンサー類交換前...
コンデンサーの詳細データ..
“NICHICON MUSE”シリーズの最高グレード品です。
質感・量感に余裕を持たせた本格派シリーズで高級オーディオ機器に最適です。
◆シリーズ名:KZ
◆特徴:オーディオ用高級品
◆静電容量:1000μF
◆耐圧:50V
◆静電容量許容差:±20%(120Hz、20℃)
◆損失角の正接(tanδ):0.08max
◆使用温度範囲:-40~+85℃
◆本体直径:18mm
◆本体高さ:40mm
◆保証時間:1000時間/85℃
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05075/
黄色矢印が交換終わった2個です ±30V出力段(画像:今回作業完了後)
液漏れはしていませんでしたが、今のところ動作は良好、ノイズは出ていません。
ニチコンコンデンサーの種別一覧
http://www.nichicon.co.jp/products/alm_mini/daia_f.htm
使われていたコンデンサーは総て日本ケミコン製でした 通称ニッケミ ニチコンと日本ケミコンは会社が違います 数点交換が出来ていないのもありますよ
追記 2018-3-2(FRI)
その後、コンデンサー容量チェッカーツールを購入、測定してみました 交換したのは殆ど電源系のコンデンサーです SIGNAL系はタンタルコンデンサーを使っているので交換はしていません。
結果は殆ど劣化はして無かったというオチです...当時のコンデンサーは立派です。その後のコンデンサーは小型化、高性能化で高誘電率液を利用したためパンクするのが多くなりました。
私はコンデンサーで音が変わるかどうかは気にしたこともないんですよね 今回は古い機材なので
コンデンサーの劣化を心配して交換したわけで、音質どうかではありません。
一説ではスピーカー、カートリッジ、プレーヤー、アンプの順で音が変わるらしいです スピーカーは殆ど使っていないのでカートリッジな訳です。
日本品質と低価格
1000μF 50V 85℃ ニチコン MUSE-KZ : 1個170円で、今回交換分で一番の高価格 ですが意外に安いのかも 製造国は不明ですが日本の会社の製品なので安心して使いました...
秋月電子..値段も程ほどで趣味にマッチしたお店です...
21個総てのコンデンサー交換が終わった後の音質チェックでは低音が歯切れ良く豊かに?出るようになりました(気の所為か?)でもテスターの簡易チェックでは外したコンデンサーの容量抜け、液漏れは無かったのですが不思議...まあ40年前のアンプで容量が抜けていても不思議じゃない訳で。信号系はタンタルコンデンサーなので抜けないとは思うけどショートが怖い...コンデンサー価格は2個分です 半田付けが怪しい部品の再半田もしておきました 暫くはチェックしながらのヒヤリングです。
2018-4-23 更新 コンデンサーメーカー ニチコン、日本ケミコンに関して。
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購入金額
340円
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購入日
2016年11月頃
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購入場所
秋月電子通商
いぐなっちさん
2016/11/16
治ってよかったですね。
タコシーさん
2016/11/16
右手で半田ごて、左手でコンデンサー....ごにょごにょやって剥がします
その後、ハンダ吸い取り線で半田を吸い取り....
このプリント基板はスルーホールではないのでコンデンサー取り外しは難しくないです
コンデンサーはボンドで固定もされていないので簡単に外れます というか振動で
良くハンダ抜けにならなかったものです