量販店で処分品となっていて、パッケージに「Read Speed 120MB/s」という表記があったことで興味がわき、買ってみることにしました。公称で120MB/sを明示するということは、そこそこは速度性能が売りとなっているということでしょうから。
他社製品と一線を画していると思うのは、この大判の取扱説明書（兼保証書）が入っているということでしょうか。小さい紙で入っているという製品は見たことがありますが、ここまでの大判で説明書を用意しているようなUSBメモリーは初めてです。
保証書もこの紙の端にかなり大きなスペースを取って印刷されています。但し、サイズは大きくても保証期間はごく一般的な1年間です。
読み込みは許容範囲だが、書き込みはひどい
それではベンチマークテストの結果です。
測定環境はいつも通りで、ASUS P6X58D-EのUSB3.0端子を利用しています。
▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まずは読み出しの方ですが、公称値の120MB/sには達していないものの、シーケンシャルでは安定して100MB/sを超えていて、ランダム4Kでも10MB/sは超えてくるなど、まずまず優秀な値でした。とはいえ、120MB/sの公称値ですから、せめて110MB/s台は見たかったところではありますが…。
一方で書き込みの方ですが、一言で言ってひどい結果です。シーケンシャルの20MB/s前後という値もとても高速モデルと呼べるものではありませんし、ランダム4Kに至っては最近の製品でここまで遅いものはまず見かけることは無いというほどひどいものです。以下に最近の他社製USB3.0対応品のレビューをいくつか貼っておきますが、ここまで遅いものはさすがにないでしょう。
確かに今まで使った東芝製フラッシュメモリー製品も書き込みが遅いものが多かったのは事実ですが、それにしてもここまでの遅さだとは思いませんでした。
仕事先で毎回データの受け渡しに使っているUSBメモリーの入れ替え用に使おうと思っていたのですが、ここまで遅いようではさすがに使えません。
読み出しだけなら比較的良好な速度ですから、音楽や映像データを持ち歩いて読み出すためには悪くは無いかも知れません。とにかく頻繁に書き込みを行う用途では絶対にお薦めできない性能です。
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購入金額
1,620円
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購入日
2016年10月28日
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購入場所
コジマ
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