International Component Companyは真空管商社で、他社で作った製品を自社ブランドとして販売しています。

昔はアメリカやヨーロッパのOEMが中心で、後にロシアや日本、そして中国といったメーカーの真空管に自社ブランドのロゴを入れて販売しています。

このため作りを見てみないと、どこが製造した管かわかりません。

さて、今回の6V6GはUSAと書かれてはいますが、これはICCがアメリカということであって、アメリカ産とは限りません。
とはいえ、全身カーボンスートされて、マイカの上にあるフィンはU字となるとなんとなくMarconi製っぽい気もしますが、たぶん違うと思います。

Marconiと違うだろうと思うのは、ステムから延びた電極の作りが全く異なるため。
見ての通り結構複雑な曲がり方をしています。
Marconiのものはもっと整然としているので、たぶん違うんじゃないかなぁ、と。

見づらいですが、トップにはU字のフィンが取り付けられています。

音はちょっと固めだけど思ったより芯は太いです。
なんとなくロックとかに良さそうな気がするサウンドです。