ノートパソコンは、高性能・多機能化が進んでいるのに筐体は薄く、軽くなっています。
仕事をこなしてくれるのを良いことに負荷をかけると、どうしても発熱量が増えます。
構造上、冷却性能は劣ることが多いので、部屋自体を冷やしつつ、空冷台などを利用してやることが大事だと思います。
一定の温度を越えると、PCの寿命は2次曲線を描く形で短くなると学びましたから。
お店のカウンターは、ステンレス板を貼っているのですが、ノートパソコンやタブレットを置いていおくとずいぶん熱が溜まっていることを感じます。
間に合わせでアイスノンを利用することもありましたが、もちろんタイピング作業には不向きです。
HPの小型ノートPCを愛用している次男用に、安価で入手可能な冷却パッドを買うことになりました。
仰角の可変機能はありません 静音はホント
Amazonの販売ページに
温度の上昇を緩和する冷却効果と、静音性、便利な調節機能を搭載するノートクーラーです。
液圧駆動ファンを採用して、騒音が減るとともに、ファンの使用寿命も延長されます。
16度傾斜調節可能、台座は好みの角度で自由自在に調整できます。
USBポート2口搭載、ノートPCの電源で冷却ファンを駆動します。
と記載されています。
液圧駆動ファンと言う仕組みは、私には判断できませんが、表記の通りの静音設計であることはよく判りました。
動画に作動音を納めましたが、比較対象が無いので雰囲気しか伝わりませんよね。
一般的な薄型ブルーレイレコーダーが発生するファンノイズより少ないと感じてます。
台座は好みの角度で自由自在に調整できるというのは そのまま信じないでください。
筐体奥底面に収納されている脚は角度も長さも調整できません。
使用者が仰角を変更するためには、筐体底面手前に、任意で適当な大きさの消しゴムや文庫本を挟む必要があります。
MUSONは、Bluetooth接続仕様のスポーツイヤホンでシェアを伸ばしているサウンドピーツ社の別ブランド。
両社は中国は深センを本拠としています。 日本の販路拡大に積極的で、外箱も取説も日本語で書かれているものが使われるようになりました。
が、未だその日本語が少し怪しい部分が残ります。
上記の様に宣伝文句と実際の仕様に差があるのは、そのためだと思われるので、
気づいたことを書き添えました。
見た目は派手だが 基本性能を確保した普通の冷却パッドでした
製品のサイズ:は約408x287x29mmです。 SF映画に出てきそうな外観ですが、基本的な構造や機能は普通の冷却パッドとなんら変わらないようです。
同じデザインの製品が他社からも発売されているようなので、OEM供給しているメーカーさんがあるんでしょう。
斜め横から撮影した画像です。 筐体奥・底面両横に収納式の脚があります。
脚を出した状態。 ノートPCが手前にズレ落ちないように上面両脇に2つの滑り止め用角が
備わります。 それを出している状態を撮影しています。
筐体奥側側面に2つのダイヤル式スイッチが備わります。
製品の上側にある2つのファンと、下側にある2つのファンを独立してオン・オフする為のスイッチ。
ダイヤルで速度を可変することができますが、それは停止から最高回転まで自由にコントロールできるものではなく、あまり速度は変わりません。
仕様書によると、「ファンスビート: 1200±10%rpm」とありますが、確かにその程度でしょう。
右側の2つのスロットはUSB端子。 どちら側からでも電源を供給できますし、もう一方は給電端子として機能します。
ノートPCからこの端子に給電することができますが、長時間使用するときには(そもそも冷却パッドが必要な稼働時間なら)PC側のバッテリーが気になります。
ここは安価になったAC〜USB電源アダプターを利用するのが良いと考えます。 以前はこの種の製品に必須だったAC〜DC電源アダプタージャックが装備されなくなったのは、USB電源アダプターの普及があるからだと思ってます。
筐体裏面には付属のUSBケーブルを収納する為の窪みがありました。
ケーブル自体は筐体のそれより高級感が漂う良さそうなものでした。
脚を出して仰角を付けている状態を奥側から撮影してます。
脚を出さないとエアフローが悪化しますし、基本はこの状態で使うことになるはずです。
製品とデスクトップの間に濡れタオルやアイスノンを設置してやれば、多少なりとも冷却効果が上がるはずです。
ファンの作動中は必ず青色LEDが点灯します。 LEDの単独オン・オフは不可能です。
HP Pavilion X2 10.1inchから給電して作動させている様子です。
10.1inchの小型タブレットPCでも、下で光るLEDはほとんど気になりません。
懐かしの貝殻MacBookを持ちだしてみました。 重い筐体ですが、なんなく固定できます。
デザインと価格が気に入れば 良い製品
概ね2千円台で入手可能な空冷式ノートパソコン用冷却パッド。
ヨドバシカメラで眺めると、この製品のようなSFっぽいデザインの商品が主流のようです。
電子機器は実使用時の排熱が悪化して素子周辺の温度が上がり過ぎると、2次曲線を描く形で製品寿命が縮まると学びました。
仮にこの製品が2千円だとして、愛用のタブレットが4万円だとすると、タブレットを守る為の経費は製品価格の5%。
ノートPCが10万円なら、僅か2%の出費で製品の寿命を伸ばすことが可能だと言えるかもしれません。
夏だから
という理由だけでなく、
愛用ノートPCの寿命を伸ばすため、動作状態を良好に保つために、2千円の出費で効果があるとしたら、この製品にかぎらず 空冷冷却パッドは存在意義があると云えますね。
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購入金額
2,480円
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購入日
2016年07月頃
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購入場所
Amazon
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