先日CORSAIR製のキーボードを買って、そこそこ満足して使っていたのですが、仕事の集合前にふらりと立ち寄った店で安売りしていたこの品を見つけ、急に使ってみたくなり購入してきました。
Razer BlackWidow Ultimate 2016のオレンジ軸スイッチ採用版である、BlackWidow Ultimate Stealth 2016というモデルです。Stealthの文字が入っている通り、Razerのキーボードで標準的な存在である緑軸スイッチと比較すると、打鍵時の騒音が抑えられているということだそうです。
1枚目の写真でわかる通り、箱の角が潰れていて、これが処分価格となっていた理由のようです。まあ、中身に影響が出ていなければ気にしませんが。
Razerのキーボードというと、とにかく黒地に緑という印象が強いのですが、電源を切っていると緑色が殆ど無く、地味な印象すら受けます。また、日本語配列ではあるのですが、カナの刻印はありません。本当は刻印があってくれないと、日本語配列の意味は半減してしまうのですが、最近は開発系の仕事は減っているので妥協しました。
付属品は至って簡素です。マニュアル等の印刷物が2枚付いているだけです。
以前短期間だけ使ったLogicoolのG710+もそうだったのですが、派手なイルミネーションを光らせるためにUSBを2系統消費するというものです。個人的にはイルミネーションはどうでも良いので1系統に収めて欲しいところです。
また、4極のミニプラグが出ていますが、これはヘッドセット中継用だそうです。この辺りはオンラインゲームを全くプレイしない私には、全く使わないものとなってしまいます…。
言うほど静かでは無いが、バランスは悪くはない
とりあえず使い始める際に、Razer製のキーボードの特徴としてRazer Synapseというクラウド型のソフトウェアを利用しないと、設定のカスタマイズが出来ないというものがあります。
ゲーミングキーボード等では専用の設定ツールが必要なのは他社も同じですが、何故わざわざクラウドを介さなければいけないのか意味がわかりません。ハードウェアの出来はともかくとして、この設定ツールについては悪印象しか受けませんでした。勝手にファームウェアの更新等も行うのですが、これのトラブルでキーボードがまともに動作しなくなったという事例もあるそうですし、ごく普通のソフトウェアの提供を強く希望したいところです。
それはさておき、打鍵感は個人的には好みの範囲でなかなか打ちやすく感じられます。少なくともLogicool G710+とは違い、常用する事が出来ています。
通常の緑軸と比較して静音性に優れるという触れ込みのオレンジ軸スイッチですが、個人的な感覚で言えばそれほど静かだとは思いません。とはいえ、青軸のように夜中に文字入力をしていて階下の家族からクレームが来るほどでも無く、その意味では「一般的なメカニカルキーボードよりは静か」というのは正しいのでしょう。
イルミネーションは消灯していても良いかとも思ったのですが、少し光らせておいた方が視認性は良いだろうと考え、暗めに常時光らせておくようにしました。Razer Synapseにより発光は細かく設定出来るのですが、発光パターンを変えたりしても得るものは何もありませんので、暗めに常時点灯という設定にしています。この程度だと昼間は光っているのは殆どわからず、夜になるとしっかりと見えるという程度になります。
出来ればCHERRY茶軸採用のメカニカルキーボードを欲しいと思っていたのですが、Razerのオレンジ軸でも個人的には使える範囲内であり、思ったよりは満足度は高いものがあります。
弱点はRazer Synapseの存在であり、これがごく普通の設定ツールであれば不満の無い製品に仕上がっていたであろうと思います。
-
購入金額
7,000円
-
購入日
2017年05月15日
-
購入場所
PC Shop ARK
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。