手持ちのMCフォノカートリッジSATIN M-14です レコード再生用カートリッジですね 若者(息子を含む)になにこれ?と疑問を持たれる、持たれたものです....w
ええ、これでレコードを再生して音を出すものなんですね すべてアナログです...."(-""-)"
レコードプレーヤーのトーンアームに取り付けて、アンプで音を出すものですね
昔は(1970年~80年頃は)良い音だな...などと悦に入っていたものです...中古品購入ですが...
端子は横一列です
M-14にはレコード針が3種類(丸針、楕円針、コニック(円錐)針 )あります 針のSATIN文字(緑、橙、白)で区別します 当セットは白だと思います(オレンジにも見えるが)
キャビの貼り合わせ接着剤が年数で黄色くなっています 刻印はM-14無印です
ボディーとレコードのクリアランスがかなり少ないですがこれで正常ですね
フロント側は14という数字をデフォルメしたデザインになっています
(広告ではフォーティーンとか言ってます)
諸元表 Lタイプはコイルの巻き数が少なく軽いので高域まで伸びていますが出力電圧は低くなります
テストレコード再生時のスポット周波数レベル 高域でばらつきます ピークを繋いでみてください
白文字でSATINだと思います 白---コニック針(円錐針)
針先は7分山位ですか、やや摩耗ですね(可成り?) 針はくすんでいますがダイヤ無垢針みたい...
マイナスネジで針ASSYは外れます 装着に神経を使います..
当カートリッジは14/14E/14X、14L/14LE/14LX の6種類あり、夫々3種類の
針から該当するものを選べますが本来の性能は出ないです
当カートリッジはM-14無印なので針は緑文字の筈ですが白文字が付いているのは
後でコニック針に交換したものと思われます この辺りは詳細不明...
針ホルダーの造形を見るとかなり苦心して製造されていた感じが見受けられます
こういうの見ると日本人だなぁと思いますね
アーマチュア(富士山型)を保護する(レコード針を押し下げ防止)為にレコード面とカートリッジのクリアランスが少ないのも解る感じがします
中央部にアーマチュアが見えます この部品は所詮ベリリウム銅ですから弱いし粘りがありません
PC SOUND BLASTER入力(高域補正済み) 左信号
レコード針の構造を見ると苦心していたと思います
SATIN方式と言うか、空芯コイル、ゴムダンパーレス、針交換可能 カッティングマシンの逆構造 これらを謳わないで普通のオルトフォンMCカートリッジ方式で行けば苦労もなかったと思いますね 針交換採用でアーマチュアが見えて触れる部分になってしまい、機械的ダメージも受けやすい という弱点も含んでしまった 針とアーマチュア部分の結合は触れ合っているだけですから其処でも伝達ロスが出ると思いますし、ノイズや他の音を誘発することもあったでしょう ですが色々苦労して作られたカートリッジですが、今でもレコード再生を楽しませて戴くことに感謝したいと思います。
針先を拡大してみると摩耗か、大分減っています この辺りが高域の暴れなんでしょうね 最初聴いた時、やや歪が有ると思ったのですが針が原因なのかも知れません
針を外してクリーニング、チェックして取り付けたら若干よくなった気がしますが、音質的にはsatinの高音の煌びやかさはあまりないようです 低音は出ますが全体的に音が硬い感じですね(歪が有るからか) 手持ちのもの限定ではM-14よりM-11が音は良いようです 余韻とかバランスとかです。
どちらかと言うと低音に寄ったバランスの再生音ですね 高音は出ていますが切れのよいハッとする高音は出ないようです 年数も経っているので初期状態は不明ですが。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
mr_osaminさん
2016/06/13
半分くらいしか理解できませんでしたが(汗
自分としては、目の前のマシーンが設計通り果たして動いているのか?
調整は万全なのか?
などくどくどと考え始めてしまうと泥沼化しそうです。
LPプレイヤーもCDPもワウフラッターや読み取りエラーなど避けられないことがありますが、総じて「回転駆動系機構」のあるものは、原理的にデジタルPCオーディオを越えられないのではないかと考えています。
しかしデジタルであっても時間軸方向のジッターが、似たような状況を産み出しているとも言われます。
が、どちらも自分から見たら「詳細はよくわからない」ことなので、あまり気にしないようにはしています。
けれど人間の耳って高精度なんですよね。
ちょっとした違和感みたいなものを微細に検知する能力があるので。
タコシーさん
2016/06/13
70年頃ってICが製品化されICラジオを宣伝してた頃ですからね
当時のオーディオ開発は高度な測定機器なんて無いころだと思います
聴感と外国製の測定機器で開発してたんではないでしょうか...などと思います
パソコンなんて無い時代ですからね
小さい部品で、すべて顕微鏡観ながら手作業でお仕事をしてたんだと思います
凄い集中力と根気ですよね...それも量産ですし
試行錯誤の繰り返しで大変だったと思います
カートリッジの内部を見るとこれで量産は凄いなと..そして今でも再生できる
でも当時のメーカーはやる気満々でしたね フォトエッチングとか
IC製造法でプリントコイルを作って、カンチレバーに直接くっつける
ビクター MC-1 http://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/mc-1.html
などもありますね
当時はV-FET、ダイレクトドライブなども出てきましたね
現状のオーディオ市場は寂しいですね 高いけど新しい技術が開発されない
枯れた技術なのに数が出ないので高額な商品...なんだかなぁです
回転系は完全に同期は取れないですよね 1周内につじつま合わせをしている
クリスタルロックでも同じでしょう ビデオでもスピードサーボ、位相サーボが
有りますが立ち上がりでフラッターが若干あってもサーボの誤差内ですね
垂直同期内で合致するようになっています
オーディオのプレーヤーもBSLモーターとターンテーブルの磁性体塗布からの
FG信号検出でサーボ効かせてますが位相サーボも検出ヘッドは1個くらいですから
誤差は出るでしょうね 耳で判別できるか不明ですが。
オーディオもあまり細かい処に目が逝っちゃうと、身動きが取れなくなるって
故・瀬川冬樹さんが書かれています 趣味なので好き好きで他人がとやかく
言うこともないのですが...http://www.audiosharing.com/people/segawa/technic/technic...
telehira92さん
01/17
1つだけ気になる点があります。
白---コニック針(円錐針)
とありますが円錐針は丸針と同じでコニカル針ですね。
SATINがコニック針と呼ぶ物の詳細はわかりませんがシバタ針と同様のCD-4に対応したラインコンタクト針のようです。
タコシーさん
01/17
書き込みありがとうございます。
CONICは円錐で、丸針(spherical)とは違いますね
CONIC針はX針と表記もされています
私のM-14は針の文字が「白」色なので記事を書いたと思います
M-14のボディが3種類あったのか1種類だったのかは不明ですが
針文字が白色は X・CONIC 針です
なので文章にそのように書いたものと思います 7年前なので詳細は忘れました。
詳細はリンク先の下部右をご覧ください 交換針の色分けがあります。
http://www.hi-ho.ne.jp/ita2-yas/cartridge/satin_01.htm
何か不明な点がありましたら書き込んでください よろしくお願いします。
http://ohta.html.xdomain.jp/satin/m111415/m14.html