タイトルに付けた一文。
見出しにしようか、どうしようか、と悩みました。
このCDを購入したのは、伊藤賢治さんのファンであるから、というよりは、ロマサガのファンであるから、という気持ちが強い為。
バトル曲のアレンジという事で、望むのは、やっぱり劇中に盛り上がったあの名曲の昇華なんですよね。
そうなると、少し、気になるのは伊藤賢治さんが考える曲の切り口と、ロマサガファンである私が望む切り口の違いなのかなあ。
と、タイトルの一文に辿り着く感じです。
名曲に新たに命を吹き込むアレンジは素晴らしい! けれども。
収録曲は10曲。
・バトル1メドレー
・バトル2
・術戦車バトル
・玄城バトル
・四魔貴族バトルメドレー
・Beleving My Justice
・ラストバトル from Romancing Sa・Ga 2
・ラストバトル from Romancing Sa・Ga 3
・決戦! サルーイン
・七英雄バトル
バトルアレンジという事で、もちろんバトル曲が並びます。
ラインナップを見た時に、ちょっと残念かなー。って思ったのは、バトル1と四魔貴族バトルがメドレーになっていた事。
単独作品として、作られていたら良かったかなと素直に感じてしまいました。
四魔貴族バトルの方は、1、2の二曲だけなのでそれぞれサビまでしっかりと演奏されてから繋がるので、杞憂でした。
でも、バトル1は、三作品のそれが連なるので、一曲一曲は短くなって物足りないなあ、という感じ。
ラストバトルの三作品のアレンジはそれぞれ素晴らしいですねぇ。
涙が出てきます。
そして、賛否両論が集中するのが、最後の七英雄バトル。
ジャズなアレンジなんですが。
このCDのラインナップの流れからは、初回視聴時に受け入れられる人は少なかったんじゃなかったかなあ。
アレンジ曲としての完成度が、というお話ではありません、良い曲だと思います。
でも、でもですよ。
「ファン待望のバトル曲アレンジアルバム」的なコンセプトで作られた中に入っている曲ではないかなあ。
伊藤賢治さんは、激しいバトル曲で注目されていましたが、「Windy Tale」「La Romance」などのアレンジアルバムを聴くにつけ、本来はこのCD収録の七英雄バトルのような曲が作りたいのかもしれませんね。
ただ、ロマサガのバトル曲を聴きたい人に向けて贈る曲では無かったかなあ。
作りたい曲と聞きたい曲のギャップを埋めるのは難しいのだな、と思った一枚です。
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購入金額
3,086円
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購入日
不明
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購入場所
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