レビューメディア「ジグソー」

とっぱいは10杯の意味 美味しい麦焼酎です

大分県は国東半島出身の友人が帰省の度に買ってきてくれる地元で愛されている麦焼酎です。

大分には他にも全国区の有名焼酎がありますが、広い販路を持たない「とっぱい」こそ

本当に愛されている銘品ですよ。

更新: 2016/06/01

とっぱいとは?

製造販売元南酒造HPより転載

 

――昔、ある親孝行の百姓の若者がいました。日照りで凶作の年、年老いた母親に食べさせてあげたい一心で、つい他人の家に米を盗みに入り、つかまってしまいます。事情を話し、許しを乞う若者に、家の主人は、酒を一升枡で10杯呑めば許してやろう、と言います。若者は酒を呑み始めますが、9杯目で限界が来てしまいました。困った若者の前に神様が現れ、「孝行息子のために、10杯目は私が呑んであげよう」と、10杯目の酒を呑み干しました。

こうして若者は許され、酒のうまさに感心した神様は皆に褒美をあげました。以来この神様は「とっぱい(十杯)様」と呼ばれて地元の人々に親しまれました――


これは、南酒造の地元安岐に伝わる昔話です。「とっぱい」はこの神様にちなんで命名されました。熟達した職人が、1本1本丁寧に造る「とっぱい」は大量生産ができません。正直、今ならもっと高い値段でも売れるでしょう。

しかし、商売がきびしい時期にも支持していただいた多くの人々のために、これからも高くはしたくない、と南勝之は言います。この心意気は、まさに「とっぱい様」に通じる温かさと言えます。

更新: 2016/06/01
美味しさ

できればストレートで味わって欲しい

麦と麦麹だけで仕込まれる「とっぱい」

これは20度ですが、25度の製品も用意されています。

まずストレートで味わって欲しいです。

貯蔵時にウイスキー樽やチップで色付、味付けをしていないとっぱいは、無色透明です。

しかし その味わいは素晴らしく、甲類や混和焼酎のそれとは一線を画する風味が楽しめます。

香りこそ特徴的ではありませんが、得も言われぬ「甘み」「滋味」が滲み出る味わいとでも云いましょうか、本当に美味しい乙類焼酎なんです。

別府温泉に出掛けた時に、地元の大型スーパーでお土産の品定めをしていた時には、たくさんのとっぱいを見かけました。 愛されています。 確認してきました。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2016年05月頃

  • 購入場所

    おみやげ

12人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • 北のラブリエさん

    2016/06/01

    はあ、これはまたうまそうな・・・
    馬刺しとかさつま揚げみたいのが欲しくなりそう。
  • フェレンギさん

    2016/06/01

    北のラブリエさんに、馬刺しとかさつま揚げとかを思い起こさせるとは、とっぱいの力 恐るべしでした。
    機会があれば、ぜひお試しくださいね。
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